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読人不知さんのレビュー一覧

投稿者:読人不知

65 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

猫飼いの幸せが詰まった一冊

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ツイッターで連載を追っている猫四コマ。
 にゃっとしてニヤっとする猫飼いあるあるが詰まった幸せな一冊。
 どこが好きって全体ですよ。

 モチャの仕草や表情のひとつひとつが、在りし日のウチのコに重なって懐かしい気持ちになりました。

 四コマの一本一本が実話かと思うくらいリアルで、どこからウチのコを見てたんだろうと思うコマもありましたが、この漫画はフィクションです。
 オスの三毛猫モチャはどこにも居ませんが、毛皮の色は違っても、猫好きのみんなの心に住む大切なあのコの化身かもしれません。

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紙の本

最後のひとかけらの瓦礫が片付くその日まで

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あの時、何が起こったのか。
 本書は、政府の調査結果や東電の発表とは違った角度から、福島第一原発事故の経緯を読み解くカギになる。

 実名でインタビューに応じた人々の証言を元に、あの時、現場で何が起きたのかを語るドキュメンタリー。
 現場の尽力、福島や他の地域の人々が何を為し、何を成し遂げたのか大変よくわかった。
 人・地域・仕事・責任……そんなキーワードで繋がれたヒューマンドラマでもあるが、フィクションではなく、現実に起きた出来事で、まだ何も終わっていない。

 現場の社員や協力(下請け)企業、東電とは無関係の建設会社までもが、命懸けで未曽有の事象と戦った。
 あの時、一旦は現場を離脱して戻った協力企業関係者がショベルカーで獅子奮迅の活躍をしなければ、高濃度に汚染されたと知りながら手作業で瓦礫を撤去し道を作った現場職員が居なければ、二号機に留まり手動で冷却装置を作動し続ける地元の東電社員が居なければ、二号機も爆発していたと知り、納得と同時に背筋が凍った。
 同時に、協力企業の社員が普通の靴で地下に突入し、高濃度汚染水でベータ線熱傷を負ったことや、三重の建設会社がポンプ車の提供を申し出てから長時間待機させられたこと、ポンプ車の現場到着後の東電対応など、「東電にあらずば人にあらず」などと揶揄された残念な経緯も浮き彫りに。

 当時の政府と東電本店の詳細な対応を知り、虚偽報告をしてでも冷却を続行させた吉田所長の胃の痛みが自分にも伝わった。

 新聞で読んだが、通しで読むと更に状況がわかりやすくなった。
 連載時にあった多数の図はかなり減らされたが、その分テキストが増え、読み応えが増した。

 まだ、事故の終息作業は続く。
 最後のひとかけらの瓦礫が片付くその日まで、ずっと読み継がれて欲しい一冊。

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紙の本

紙の本四畳半神話大系

2019/11/04 01:14

幾度繰り返そうとも変わらない芯がある

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人生は選択の連続です。
 人は誰しも「あの時、あちらを選んでおけばよかった」と後悔と共に選択の誤りを振り返る瞬間があります。

 本書には、「あの時、あちらを選んだ」分岐ルートが幾つも登場します。
 どのサークルを選んでも、関わるメンツはどのルートでも同じ。
 関わり方の程度や種類、立ち位置が変わっても、主人公の「私」の性格や行動原理が変わらない為、なんともアレな展開は避けようもなく。

 実は「私」の目を通して見た小津君こそが主人公なのではないかと錯覚する程、小津君の活躍と関与、影響力は大きく、これこそが運命の出会いと強力な縁(えにし)であって、分岐ルートに見える選択肢の数々は、ほんの些末事に過ぎなかったのだと掌の上で転がされた気分になります。
 全体を通しで読んで、再読すると、人の縁の奇妙な力に思いを馳せたくなる多重構成です。

 読めば読む程、主人公のアレな性格が浮き彫りになり、悪縁奇縁に絡めとられた周辺人物たちの幸せを祈らずにはいられません。

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紙の本

ニコニコ学会を紙の本にしたようなノリ→基礎研究の視点が身近に

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

軽妙な語り口で紹介される鳥類学者のお仕事の日々。

 お勉強だけでなく、漫画なども適度に楽しみつつ学者になった人なのだなぁとわかるネタのちりばめ方で、面白く読めました。
 その面白さに目を奪われそうですが、鳥類や基礎研究が置かれる厳しい状況、山積みの課題もまざまざと突き付けられ、考えさせられます。

 どんな課題があるのか。
 本書を読むことが、無関心からの脱却の第一歩になる筈です。
 一般人の自分にできることは限られますが、取敢えず、無理のない範囲で町内の清掃をしようと思いました。「できることから、少しずつ」をみんながやれば、大きな力になるでしょう。
 まずは、他人事ではなく、身近な鳥に自分のこととして目を向けるだけでもいいと思います。「自分が住む場所は、この鳥が住める環境なんだ」という自覚。

 鳥類学者のお仕事と言われても、うまく想像できませんでしたが、予想以上にハードでした。
 無人島の調査でハエが口に入る……何となく宮沢賢治の「よだかの星」を思い出しました。メンタル面でもハードモードなフィールドワーク。

 鳥だけではなく、鳥を取り巻く環境全体をひっくるめて、場所だけでなく、人間の経済活動、社会活動も鳥が生きてゆくための生態系に少なからず影響があると再確認。見えないところの繋がりを見せてくれる一冊でもあります。

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紙の本

紙の本官僚たちの夏 改版

2018/12/08 23:27

温故知新で今を考える材料に

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和三十年代の金融業界を巡る経済小説。
 霞が関の官僚、政治家、銀行員、記者などが情報戦で駆け引きの攻防を繰り広げる群像劇です。

 最近、ブラック企業が何かと取沙汰されています。
 この作品を読むと、ブラック企業の経営陣や管理職は、昭和三十年代のノリのまま思考停止しているのがわかります。

 家庭を顧みず、休日はなく、深夜まで働いた後、更に政治家宅で打ち合わせ……それが、勤め人の「勤勉で仕事熱心で正しい姿」とされていた時代です。
 それに付き合わされて、深夜から早朝にかけて宅飲みの酒肴を用意させられる議員の妻もいい迷惑です。
 これに文句を言わないのが「良き妻」とされた時代でもあります。
 仕事最優先で家族は顧みられず、尊重もされず、仕事に巻き込まれて非常識な時間に迷惑を掛けられても、文句を言うことさえ許されません。

 仕事を失えば存在意義を失うところまで「自分=仕事化」していた世代の悪しき側面が如実に描き出されています。
 因みに、作品が描かれた時代には、これらが美徳とされていました。
 時代や世相が変われば、同じ作品でも美徳が底なしの悪徳に変わる好例です。

 作中で唯一人、官僚の片山氏が、定時で仕事を終えて余暇を楽しんで仕事の能率を上げると提唱し、自ら実践していますが、作中では浮いています。
 官僚の片山氏は「不真面目な奴」のレッテルを貼られ、出世コースから外され、他の登場人物からは冷ややかな目で見られています。
 現代の価値観からすれば、片山氏はとても有能な人物ですが、この時代はそうではありませんでした。

 現在、働いている方は、片山氏以外の登場人物の台詞に注目してください。
 上司や経営陣から、ひとつでも言われたことがあれば、その会社は要注意です。
 人事部に一人でも、風越氏のような人物がいれば、社内の風通しが悪くなり、不正や腐敗の温床を醸成しかねません。
 発言者が同僚ならば、会社のブラック化を推進し、同調圧力でまともな人材を圧し潰す「ブラック人材」です。

 作中の時代から高度成長期にかけてモーレツ社員だった人たちは、仕事以外の全てを擲って突っ走り続けました。
 現実の社会で、未だに会社に籍を置くこの世代の人々は、若い世代から「老害」と呼ばれがちです。
 退職後は往々にして、家庭内で「濡れ落ち葉」や「粗大ゴミ」と化し、家庭の収入源でなくなった途端、熟年離婚を申し渡されることも珍しくありません。
 「終身雇用」が定年退職までの幻想だったと気付かず、自らを「単なる収入源」以外に価値のない存在にしてしまった人々です。

 作中の時代にはまだ、頑張れば頑張った分、見返りがありました。
 しかし、その社会の未来にある「現在のリアル」は、皆さんがご承知の通りの有様です。

 古きを温ね新しきを知る。
 本書は、悪い意味での「昭和のニオイ」を感じ取るガイドブックになることでしょう。
 これから就職活動に臨む学生さんや、転職をお考えのブラック企業勤めの皆さんに読んでいただきたい一冊です。

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電子書籍

電子書籍亡国のイージス(上)

2017/10/11 00:24

年齢も生い立ちも全く異なる人々がひとつの艦で巡り合う

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

生い立ちも立場も異なる人々が、乗艦するに至る理由が淡々と綴られる比較的長い序章。
 この厚みが、上下巻を通じて物語の土台を成して、イージス艦に乗っているのは「自衛官」という「職業」ではなく「人間」だと、折に触れて再認識させてくれます。
 ひとりひとりにこれまで歩んできた人生があり、背負うものがあります。それはひとりでは抱えきれない重荷かもしれません。

 硬直化した組織と日本と言うシステム。その中で翻弄されるイージス艦の乗組員たち。
 誰が敵で誰が味方なのか。誰の言葉が真実で、どこまでが謀略なのか。「あれ」の行方は――謎が謎を呼び、ミステリ的な側面にどんどん引き込まれます。

 丁寧な説明があるので、自衛隊の組織の予備知識がなく、護衛艦の見学をしたことがなくても、状況と館内の様子をすんなり想像できて読みやすかったです。

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紙の本

紙の本絵本・遠野物語 新装版

2017/10/11 00:23

遠野の風の色が見えるような絵本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

挿絵の独特の色遣いが、遠野の郷に吹く静かな風のようです。

 有名な河童や雪女など、一度は聞いたことのある名前の妖怪も、日本各地でその土地ごとに別の話が伝わっていて、ここで語られるお話は今まで知らなかった一面を見せてくれます。
 冒頭に地図が掲載され、本文中にも具体的な地名がたくさん出てくるので、遠野を訪れた際の妖怪ガイドブックとしても参考になると思います。

 秋の夜長に一夜一話ずつじっくり読みたくなる絵本です。

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紙の本

紙の本世界の猫の民話

2017/10/11 00:21

猫の民話がぎっしり詰まった玉手箱

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人の身近にいる普通の猫から、人間並みに喋って大活躍する猫、動物同士で駆け引きする猫……
 人を助けてくれる猫も居れば、まんまと人を出し抜いく猫もいて、猫の目のようにくるくる変わる姿も憎めません。

 遠く離れた土地に類話があったり、猫飼いあるあるがあったりと、世界各地の人々が猫に注ぐ眼差しがわかって、猫好きとしては嬉しい詰め合わせ。

 民話に描かれた猫の姿が色々見られるお得な一冊です。

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紙の本

北欧民話の知恵と力

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同じ名を持つ三匹の山羊が、魔物が待ち受ける橋を渡る為、知恵と力を使う物語。
 小さい山羊のがらがらどんは、知恵を使って魔物のトロールを出し抜き、中くらいの山羊のがらがらどんも言い逃れしつつ素早く駆け抜け、大きい山羊のがらがらどんは……

 目的を成し遂げる為に必要なのは、肉体的な強さだけではない……弱い者にも「知恵」など「力」とは別の強さがあることに気付かせてくれます。
 知恵や素早さをきちんと使う為には、魔物の恐ろしさに怯んで引き返さない「勇気」も必要です。

 お話としても面白いですが、問題を解決するのに方法はひとつではない、と言う柔軟な考え方のヒントを与えてくれます。また、物事の価値を画一的に判断せず、幾つもの視点からひとりひとりの長所を見出す目も、同時に養ってくれます。

 大きくなってからも、何度でも読み返したいお話です。

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紙の本

甘いお菓子の道は険しく厳しく命懸け

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ユーラシア大陸を自転車で横断して収集した郷土菓子の本です。
 訪問先のお家に泊めてもらったり、お菓子のレシピを教えてもらったり、著者が日本の料理を作ったりと、現地の人たちと交流する旅行記としても読みごたえがあります。
 途中、病気になったり盗難に遭ったりと、かなり酷い目にも遭ったようで、生きて帰国できてよかったと思いました。甘いお菓子を訪ねる旅路は険しく厳しく命懸けの大冒険でした。

 一部のお菓子は、日本でも入手できる素材でアレンジしたレシピも載っていて、読者が実際に作れるようになっています。

 トルコのお菓子バクラヴァのレシピを見て、トルコ料理店のコース料理に出たデザートが、どんなお菓子だったかわかりました。

 今まで味わったことのない系統の味で、日本の食べ物で似た味がないので説明が難しいんですが、とてもおいしかったお菓子です。
 お店の人に聞いてみましたが、トルコ語の名称をちゃんと聞き取れなくて気になっていました。
 こんなに手間暇掛かるお菓子(生地を半日寝かせるなどで丸一日掛かる感じです)だったとは思いませんでした。不器用な自分には、作れませんが、どんなものかわかっただけでも大きな収穫です。

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紙の本

ナツメヤシの味を確かめたくなる本

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多数の図版が収録され、当時の暮らしを想像しやすく、古代にチグリス・ユーフラテス河畔や、ナイル河畔に暮らした人々の息遣いが感じられる。

 これを読んで、ナツメヤシの味を確かめたくなり、輸入食品店でデーツを買って食べてみた。
 干し柿を濃くしたような味で、なるほど、これの為なら降水量が少ない土地でも、知恵を絞って工夫して、農作業を頑張れるだろうなぁと思った。

 当時の社会の様子が粘土板などから読み解かれ、古代バビロニアでは、奴隷や女性の社会的地位が意外に高く、想像以上に自由だったこともわかった。
 各地にみられる神話や伝説の類似や、伝播の痕跡も非常に興味深い。

 現代社会よりも合理的な面もあり、シュメール人の特異性には、目を見張るものがある。
 技術面でもかなり高度で、例えば、農業は中世の欧州より生産性が高く、現代にまで受け継がれた技術もあった。

 生産活動とそれを支える社会の仕組み、人々を幸せにする方法は、決して単一ではなく、その土地に合うものがそれぞれ必要なのではないか、と思った。
 グローバル化が進み、価値観の統一が進みつつある今こそ、多様な視点で世界を俯瞰できるように、異なる価値観を尊重できるように、なるべく若い人に読んでもらいたい一冊。

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紙の本

二方向から「身体」を再認識する対談集

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武術研究家の甲野氏と「バカの壁」などの著書で知られる解剖学者の養老氏の対談集。
 ふたつの観点から、身体感覚を読み解く。
 専門的な話題が多いが、対談集なのですらすら気軽に読み進められる。

 明治維新後、西洋式の鍛錬や洋服の導入などにより、日本古来の体捌きが廃れて久しい。
 服装による動作の制限など、何気ない変化が身体の動きを変え、心身をも変えてゆくなど、ハッとさせられる気付きが多い。

 稽古で組み上げられた型を敢えて崩し、再構築した体術。
 スポーツの世界では、単一基準での評価に特化した強力な動作が評価される場面が多いが、日々の生活など実際の必要に迫られる場面では、そんな単一の力が求められることは、ほぼない。「単線の物差し」では測れない成果の綾について、考えさせられた。

 例えば、足の遅い人でも人混みに紛れ、他人との衝突を回避して移動できれば、追跡者の速度を落とし、自分の姿を隠して逃げ切ることができる。この状況では、百メートルを九秒で走る脚力は必要ない。生きる為には、総合力が必要だとの想いを得た。

 宮本武蔵など剣豪の逸話や現代でスポーツ化した武術からも身体性の変遷を読み解き、腰を痛めない介護の動作など、現代の生活を楽にするヒントも与えてくれる温故知新の書。

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紙の本

鴻池剛とアルフの馴初めが明らかに!

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WEB版では突如現れた詳細不明の「こねこ」アルフレッド。
 鴻池氏とアルフの出会いが、本書で明らかにされます。

 先住ぽんたの元・飼い主である友人氏の有能ぶりと名前へのこだわりに思わずニヤリ。
 困惑しつつも、二匹を大切にして暮らす鴻池氏に「幸いあれ!」と祈らずにはいられません。

 それから、以前、何故かぽんたが太って、ダイエットさせても痩せなかった理由も明らかに。引っ越せてよかったです。

 独特のテンポに中毒性のある猫漫画です。

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紙の本

己を知り、クリーチャーと化す武士絵師

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一般来場者として参加したエロ同人誌即売会で、師匠の師匠である橋本先生と出会った逢坂くん。

 己をみつけて開眼した逢坂くん。触手レイヤーさんのSAN値がどんどん削れてお気の毒。トラウマにならなければいいのだが。

 イタリアンレストランで、ペペロンチーノを小物扱いする逢坂くん。
 そいつをナメて掛かると辛い目に遭うとも知らない辺り、まだまだ甘い(トウガラシ的な意味で)。
 逢坂くん、いらんとこばっか見てるけど、その全てを漫画の肥やしにできる辺りが天晴れなり。靴下で気付いたが、逢坂くんは常時、白足袋着用なのな。
 似顔絵の眼鼻はみんな同じでも、眉毛と髪型の描き分けだけで、意外とちゃんとキャラがわかる。浮世絵や春画の顔を考えると、これはこれでアリなのかもと思った。
 単行本の穴埋め。ゴルゴンゾーラ妄想をそのまんま載せた方がよかったんじゃないかと。

 透視図法の焦点とグリッド線。
 現代の知識と技術を授けられ、斜め上の解釈をしつつも、ちゃんと前に進む逢坂くんの日進月歩。

 橋本先生との熱き腕相撲。一枚絵と腕相撲から色々読みとれる橋本師匠の慧眼が凄い。
 一本筋の通った熱いキャラだと思ったが、腿に刻んだ座右の銘はそれでよかったのか。

 自身の全てを表す最高の姿(意味深)で初めてのネームに取り組む逢坂くん。
 台割切らないでいきなりネームは難易度高いような気が……

 肥大化した不安に打ち勝ち、渾身の力で描いたネームで、編集者の丹内さんと果たし合い。
 巻を重ねるごとにパワーアップする逢坂くんと、丹内さんの試練。丹内さんを応援せずにはいられない。

 宮上先生の吉報を受け、またまた発動したタイムスリップ。今度は宮上先生の意識も道連れ……!?

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紙の本

この乱痴気野郎が!って罵られる全裸絵師

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令和の時代から突如、江戸時代に逆戻りした逢坂くん。
 現代でもらった服は令和時代に取り残され、白足袋一丁でお城の庭に登場。そりゃ牢屋にぶち込まれますゎ。

 牢内でファンの日下部さんと再会。二人の遣り取りで、ふと、月刊ファンロードの新婚さんコーナーを思い出した。意味が分かる貴様はローディスト。
 知らない人は、脳内でコマを塗りつぶして欲しい。台詞だけ見ると完全にBL。

 春画を禁じた大名の鴬谷公が本格的に登場。
 一方的な敵キャラではなく、鴬谷公の幼少期から続く苦悩が描かれ、極端な行動の理由が物語に奥行きを与える。
 冷静に考えると、あれで覗き趣味に目覚めるってかなりアレな……

 殿をより深く理解する為、覗きを実行して、色々な意味で新たな扉が開いた逢坂くん。
 逢坂くんの企てに協力した家臣たちの動きが、武士じゃなくて忍者。この城中の者たちも癖者揃いと見た。

 いいところで、再び令和時代へ。
 ボディソープだけでなく、アヒルちゃんまで使いこなす順応性の高さ。

 修羅場明け、担当編集者の丹内さんをとっ捕まえて遊園地へGO!
 想いを寄せる女人と二人きりになったドキドキよりも、漫画の極意に近付くことの方が大事な辺りが流石。丹内さん、ガンバレー。

 初めての遊園地、初めてのコンビニ、そして、初めてのエロ同人誌即売会。
 様々な経験を通して、春画師から漫画師へと脱皮し、目覚ましい速度で成長してゆく逢坂くん。
 師匠の師匠である橋本先生から与えられた課題をこなせるのか。

 タイムスリップの発動条件がうっすらわかるが、果たしてこれから……

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