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72件
CLAYMORE
著者 八木教広(著者)
古より人が「妖魔」に喰われる存在であったこの世界。人は長く妖魔に対抗する手段を持てずにいた…。だが背に大剣を背負い、妖魔と戦い続ける一人の戦士が現れ…。「クレイモア」と呼ばれる少女の戦いが始まる!!
CLAYMORE 27
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CLAYMORE 7 闘う資格
2004/11/08 23:40
硬派なヒロイックファンタジー好きには、猫に鰹節です。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ臭いがするのだ。異形のモノを倒すため自らも半異形へと変化させ、完全な異形のモノへの変貌に常に恐怖を抱きつつ、それでも闘い続けなければならない宿命を背負った少女達。彼女達の闘う姿が、『ベルセルク』を彷彿とさせるのだ。
絵柄は全然違うし、設定そのものが違うというのに、読んでいると『ベルセルク』と同様の感触が得られる。どこか中世を思わせる世界が似ていることもあるのだろうが、悲しいまでに愚直な主人公の生き様が似ているというのが、一番の理由だろう。自分を納得させるために、大切な人の仇を討つために、己の肉体がボロボロになるのも構わず闘い続ける。成長途中で不完全でありながらも常人と比べ圧倒的な力を持つ、という主人公の設定も同じで、これがまた読者の心を惹き付けるのだ。
この7巻で、主人公・クレアは自らが闘う理由を確かなものにする。気持ちが不安定なままだったのが、ある人物とのやりとりをきっかけに吹っ切れるのだ。実社会でも、誰かの一言で気持ちが決まることがある。そういった時は、自分の気持ちを分かってもらえているようで、嬉しいものだ。クレアはこれまでの闘い方を認めてもらったようで、嬉しかったに違いない。
作者の前作はシュールなギャグ作品で、この『CLAYMORE(クレイモア)』が同一人物の手によるものだとはとても思えない。だが、この作品の方が、作者の本領なのではないだろうか。前作が受け入れられなかったからといって、同じ作者だからといって、手に取らないのはもったいない。繰り返すが、『ベルセルク』と同じ臭いがする作品である。ヒロイックファンタジーである。もちろん、オススメである。
2015/09/24 21:10
素晴らしい作品に感謝
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最強の化け物の強さの源は、あまりに大きな憎しみだった。そして
それを終わらせてあげられるのは、やっぱりあの人しかいませんでした。
感動と興奮の連続でした。素晴らしい作品に感謝!
CLAYMORE 27 (ジャンプ・コミックス)
2015/02/17 01:06
不思議なマンガ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マチカネイワシミズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本は一度読めばしばらくは手に取らない。
しかし、本作は不思議と購入後に何度も読み返してしまいました。
ひとつひとつのセリフが光るとかテンポが良いとか、伏線回収が見事とか、キャラが寡黙でありながら熱いなど好きなところが多いのですが、どうしてここまで引きこまれたのかわかりません。
わからないから魅力的なのかもしれません。
なので未読の方々に勧めることはないけれど、手に取れば不思議な魅力を持った作品だと感じると思います。