- みんなの評価
9件
キャプテン
著者 ちばあきお (著)
【ページ数が多いビッグボリューム版!】まったく無名の墨谷二中の野球部に、野球の名門・青葉学院から一人の転校生が入部した。谷口タカオ、二年生。だが実は、谷口は青葉では二軍の補欠だったのだ。大きすぎる期待と実力とのギャップに悩む谷口は…!?
キャプテン 15
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2023/02/09 15:32
根性を描いてます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻は谷口最後の試合である青葉との決勝戦と、谷口卒業後に丸井がキャプテンとなる姿が描かれていました。決勝は非常に壮絶な戦いが繰り広げられました。緊張から初回に大量得点を与えた墨谷ですが、イガラシの踏ん張りによって緊迫したゲームが続きます。まだ一年生のイガラシはスタミナ不足に加え、打撃の鋭い青葉に全力投球した続けため、試合終盤ではほぼ気力だけで投げる状態になったり、爪を破りながら踏ん張って出場するなど、限界を極めようとします。根性論は今の時代要らないかもしれませんが、青葉との試合は読者に諦めない心を教えてくる作品になっているように感じました。
2023/02/09 15:31
昭和的野球漫画
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ地区予選決勝、強豪青葉学院との試合が始まりました。谷口の猛特訓によって鍛えられた墨谷ナインは、二軍の青葉と互角の戦いを繰り広げますが、内容的には守備の超ファインプレーの連続で出来すぎな感じも受けました。一軍のエース佐野を引っ張り出しても、特訓でそのスピードに慣れており攻撃の手は緩みませんでしたが、今一つ佐野のすごさがわかりにくかったです。プレイができるのは14人までというのがこの時代のアマチュア野球の不文律らしいですが、今は何名と決められているのか興味が湧いてきました。試合後、野球部人気は高まりますが、それに伴う日常的な異変のエピソードなどはゆったり読めて面白く、野球の試合とのバランスは良かったと思います。青葉との再試合が組まれ、また猛特訓の始まりと、本筋は昭和的野球漫画に沿ったものになっています。
2023/01/29 12:54
真っ当な熱血野球漫画
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
強豪中学の青葉で補欠だった谷口が墨谷二中に転校し野球部に入部するも、チームメイトから青葉のレギュラーと誤解されて、それに相応しい実力をつけようと影で猛練習するところから始まる熱血野球漫画。谷口は三年生になるとキャプテンに指名されますが、最初はおどおどしていたものの、1巻の後半では猛特訓をする鬼と化していて、そのあたりのギャップには少々違和感を覚えました。最初のほうは特に昭和のギャグ漫画家によくありがちなタッチとコマ割りで、淡々と繰り返す手法も多く取り入れられていますが、今読むと流れるような感じがなくやや物足りない感じがします。逆に野球の特訓や一つ一つのプレーは、常識外のことが多く、かなりデフォルメされているなあと思いました。