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24件
天地明察
冲方丁の本屋大賞受賞作を完全漫画化!!! 日本独自の暦作りに邁進した男の七転八起の人生譚!! ――幕府の碁打ち、二代目安井算哲(やすい・さんてつ)こと渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が奉納されている神社に出かけ……算術の達人「関(せき)」によって、春海の退屈な日常が打ち破られる……!
天地明察(9)
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2024/07/31 22:44
洗練された展開
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
碁打ちで算術好きな主人公の心情が繊細にかつ大胆に描かれていて真剣さが伝わってきます。漫画全体の雰囲気づくりに大きく貢献しているヒロイン的存在のえんを始め、村瀬や道策など個性の強い脇役などそれぞれの持ち味がとてもよく活かされていると感じます。ストーリー的には関を追うという大きな流れと北極出地へ向けてというテーマが中心となりますが、そこもとても洗練された展開だと思いました。
2024/07/31 22:43
ユニークなテーマ
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常にユニークなテーマの物語です。算術に魅入られた武士が主人公で、なんとも独特な雰囲気があります。線画は弱々しく好き嫌いが分かれそうな画風ですが、小説が原作なだけあってストーリーはしっかりしているので内容的には充実したものになっていると思います。特に春海が関の才能に触れ気持ちを高める場面などとてもうまく描かれていると思います。
2022/02/28 19:40
ほとばしる才
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻から引き続き関孝和の足跡を辿る春海。関孝和への設問を考え抜き遂に完成させた春海だったが・・・!?第2巻では未だ見ぬ関の人格が垣間見える瞬間があり、そのエピソードが不在ながらも彼の存在感をますます引き立てる事に成功している。