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12件
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話
著者 いしいさや(著)
さやちゃんが幼いころ、母が新興宗教へ入信。信者たちが目指すのは、神の教えの通りに規律正しく行動し、崩壊後の世界で復活し、楽園で永遠に暮らすこと。さやちゃんは二世信者として母親や周りの信者から厳しく監視され、学校でも浮いた存在に。交際禁止、漫画禁止、国歌禁止、輸血禁止etc...禁止だらけの生活で感じたことを、ありのままにつづる、衝撃の告白漫画。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話
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よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジン)
2018/07/31 06:00
ほとんど同じ体験をした者です。
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リンドウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに、エホバの証人問題関連の本を読みました。
作者の体験と重なるところが多く、胸に突き刺さりました。
「エホバの証人の子」として育てられた幼少期はもちろんのこと、そこから抜け出すために婚前交渉をしたことや、タバコを吸ったこと。
それから、「あとがき」にあった、体験を漫画にするために苦戦したこと(「描いていてつらい気持ちになったり体調を崩したりしたこともありましたが、」と書かれ、【このシーン描きたくないよー ぐえ~~~】【ぼけーーー ぬけがら状態】というコマがあります)、これは18年前に、僕が学士論文「エホバの証人の子供たちにおける価値観とアイデンティティの形成」を執筆していたときに似た状況なのかもしれません。※文字通り血反吐を吐いたり、極度の鬱状態になったりしました。
とにかく、辛い経験を漫画という方法で表現して下さった、いしいさや先生に拍手を贈りたいと思います。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジン)
2018/08/27 12:49
厄介な宗教と思いました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
例の「よく宗教勧誘に来る人」の宗教の教えが、いかに現代社会で生きていくのに窮屈なものなのか、と伝わる内容でした。
ここまであらゆること、ものが禁止ではツラいなと思いました。でも、信者は窮屈に思わないのでしょうね。よく続けられると思いましたが、それがこの宗教なのでしょう。
この宗教に疑問を感じ、新たな人生を歩もうとしている作者の女性には、しがらみなく生きてほしいです。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジン)
2018/05/02 13:17
驚きの連続
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで,勧誘に来る人の立場になって考えたことはありませんでした。
争いは禁止として剣道や運動会の応援,クラス委員の選挙まで禁止するが,子供をムチで打ったり,動物を車でハネて平然としていることに驚きました。
キリスト教を自称しているのに,クリスマスも禁止。
聖書を柔軟に解釈せず,直接あてはめることにより,輸血拒否などが生じていることがわかりました。
とても勉強になりました。