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356件
鬼灯の冷徹
著者 江口夏実(著)
あの世には天国と地獄がある。地獄は八大地獄と八寒地獄の二つに分かれ、さらに二百七十二の細かい部署に分かれている。そんな広大な地獄で、膨大な仕事をサラリとこなす鬼神。それが閻魔大王第一補佐官・鬼灯(ほおずき)である! ――人にとっての地獄。それは鬼にとっての日常なのです。ドSな補佐官・鬼灯に、上司の閻魔大王は涙、涙……そんな日常です。冷徹でドSな鬼灯とその他大勢のわりかし楽しげ地獄DAYS!
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鬼灯の冷徹(31)
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鬼灯の冷徹 1 (モーニングKC)
2011/12/20 13:17
ひさびさの大ヒット&マイブーム!年内に出会えてよかった(笑)
24人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
半年に一度の「地獄の釜開き」まであと1ヶ月ちょい。( 1月16日と7月16日は地獄の釜の蓋が開いて閻魔大王様も鬼たちもお休みになるという)
閻魔大王第一補佐官の鬼灯(ほおずき)もやっと骨休みが出来るんだね~とおもわずにんまりしてしまう・・・そのくらい地獄は年がら年中大忙しで、出来ない上司(閻魔大王)をもつ出来る部下(鬼灯)はあっちにこっちに引っ張りだこ。苦労が絶えない彼の日常をコミカルに、ブラックユーモアたっぷりに描いた作品がモーニング(この場合morningじゃなくてmourning=喪服(笑))掲載の「鬼の冷徹」だ。
そう、これは現世でいうサラリーマン&会社の苦労をそのまま地獄という大きな組織に置き換えたような何ともリアルな苦労話あれやこれやである。
地獄だ極楽だ、天国だという異世界を舞台にした作品はたいていファンタジックなお話で現世離れした展開になりがちだけれど、これは違う。
主人公はあくまで冷静、展開するストーリーはあくまでリアル。時には仕事疲れのお父様方、身につまされるくだりがあるのではなかろうか?と思ってしまう。
しかも現世ではあり得ない地獄の事情さえ、説明がみょうにリアリティをもっているから説得力もある。
人口急上昇して亡者ラッシュに地獄が人材不足で悩む、という第1話からして何と世知辛い!
そのくせ昔話や伝説上のお話、歴史上の有名人たちがとんでも設定で登場し、現世であれば同じ時代でしか顔合わせし得ない彼らが地獄という永遠のたまり場で一堂に期しているのだ。
古今東西死んだ物であればあらゆる人物&登場人物が思いがけない設定でお目見えする。
こんな自由で面白い設定はなかなかない!
たとえば第一話、過去の栄光にすがる堕落三昧の桃太郎と彼に飽きれて求職中のお供たちなどは鬼灯に一括されて地獄で職を貰って適所適材、万々歳。(中でも犬はレギュラー化)
地獄の沙汰も金次第。
しかし見事な采配と冷酷無比・・・いやいや、冷徹かつ的確な采配をみせる第一補佐官エリートの鬼灯ははした金ではなびかないだろう。(って、大金でなびかれても困るけれども)
後書きにあるように、どうやら作者は民俗学的にも異界をお勉強してあるということがちらほらでてくる地獄の説明にみてとれる。 もちろん諸説あるのでこの作品の説明が「定説」とはいえ無いけれど、あたらずといえども遠からず。ここは作者の解釈に素直に鬼灯たちの日常を楽しめば良い。
今後どんな有名人がでてくるのか、どんな昔話が、歴史が、いやいや現世の事情が地獄で話題になっていくのか、楽しみでならない。
鬼灯の冷徹 6 (モーニングKC)
2012/09/04 06:43
巻を経るに従って
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻を経るに従って面白くなる「鬼灯の冷徹」シリーズも遂に六巻です!
最初の頃よりギャグのテンポが良くなり絵もこなれてきた感じがします。 今回の見所は鬼灯のダメホスト達へのドS指導や鬼灯の過去のイタズラなどです。子供鬼灯可愛いです♪
ではのんびり地獄ライフを堪能あれ!
鬼灯の冷徹 3 (モーニングKC)
2012/01/25 23:11
おかしカワイイ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかんオレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に3巻まで出た気がします。あっという間にファンです。
もともとこういう絵柄なのか、それとも不安定なのか、判断しかねるのですが、時折鬼灯がむちゃくちゃ可愛いコマがあって、そこを愛でるように読んでます。
鬼灯は一貫してSとツッコミしかしない、そのぶれなさにもシビレます。
鬼灯と白澤の間に入ったときの桃太郎の両者へのツッコミがまた的確で笑えるんですよね~。
鬼灯の身長設定が185cmて、言われないと分からないというか、言われて尚分からない、と思っていたけど、20話の表紙でちょっと納得しました。
ここ最近新刊を心待ちにしている作品の一つです。