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最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より
著者 ベンサム(原作) , 近藤たかし(漫画・漫画原作)
最大多数の最大幸福を追求する“功利主義”。法学に計量の概念をもたらしたこの革命的な思想をミステリー仕立てで漫画化!舞台は19世紀のロンドン。急激な産業化で起こる労働問題や、差別され、苦しむ売春婦の依頼など、コンサルタント業を営む主人公ラシュビーのもとに持ち込まれる問題は様々だ。ラシュビーは功利主義というよく切れる道具を使って、快刀乱麻にこれらを解決していく。
最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より
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最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より
2020/03/16 11:39
ベンサムの説いた功利主義を興味深いマンガ・ストーリーで理解できる一冊です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、イギリスの哲学者であり、経済学者でもあり、また法学者でもあったベンサムの説いた「功利主義」の理念を分かり易くマンガで解説した一冊です。ベンサムの功利主義は、19世紀前半にインドにおけるイギリス東インド会社の勢力圏で用いられた行政法体系に相当な影響を与えたことで知られ、また「最大多数の最大幸福」という言葉でも有名です。同書では、19世紀のロンドンを舞台にして、急激な産業化で起こる労働問題や差別され苦しむ売春婦の依頼などを、主人公でコンサルタント業を営むラシュビーが次々に解決していくというストーリー仕立てで、功利主義という理念とその意味を理解できるようにしています。