電子書籍
不思議な少年
著者 山下和美(著)
あらゆる時代とあらゆる場所を「彼」は訪れる。――終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。19世紀末のロンドンを懸命に生きる身寄りのない少女。生きる目的を知らぬまま戦国乱世を駆け抜けた1人の青年。それはいつの時代も変わらない人間らしい生き方。そこに1人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。『天才柳沢教授の生活』の山下和美が人間の光と闇をきらびやかに描く新シリーズ、堂々のスタート!
不思議な少年(1)
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2019/07/23 01:56
NX-521236号
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫版も出ていますが、コミックス版は連載当時の雰囲気が出ていて好きです。画面も大きいですし。「NX-521236号」の回がお気に入り。
2002/07/15 19:31
不思議な少年のこと。
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投稿者:Jyun - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後の日本、19世紀のイギリス、戦国時代と異なる舞台における3つの人生と、共通して関わる一人の金髪の少年を描いた3つの話が収録されています。これらは全て人間らしさ、人間そのものへの追求がされており、時に人間の欲望、時に憎しみを肯定し、力強く生きる者を賛美した作品になっています。躍動感あふれる構図やコマ割り、センスの良さが更に成熟した作者の技を感じさせます。
電子書籍【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2022年7月7日】不思議な少年(1)
2022/06/30 09:15
よくわからない
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投稿者:やぬし - この投稿者のレビュー一覧を見る
何なんでしょうね。まず、絵が苦手なタッチですね。そして、話が意味わからない。弟がいきなり金髪イケメンになってるし。ババアは怖いし。
電子書籍不思議な少年(1)
2019/05/25 12:51
エミリーとシャーロット
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
「エミリーとシャーロット」が一番良かったなー。
シャーロットが赤毛のアンっぽくて。
エミリーの成り上がりっぷりも嫌いじゃない。
「万作と猶治郎」は「血と土地に縛られた・・」というほどドロドロしてなくてあっさり現代パートに行ってしまったのは残念。
2017/09/24 02:53
不思議な美少年は、
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使か悪魔か。
やはり、マーク・トウェインの「不思議な少年」に出てくるサタンなのでは。
神話上の最古の兄弟「カインとアベル」をモチーフにした兄弟の因縁、
「エミリーとシャーロット」はイギリス文学のブロンテ姉妹を連想させる。
モチーフや引用が浅薄ではなく、作者の知識が感じられるところが読みごたえがあった。
「たぶん、知ったからって何かトクしたりしないんだ…」
そう思いながらも、各エピソードを最後まで読みたくなる作品集。
電子書籍不思議な少年(1)
2017/06/01 20:43
不思議な少年
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通りの不思議な少年のストーリーですね。
不思議な少年…と、言っても少年は半数しかでてこない。
とにかく不思議すぎて、ストーリーもハテナマークいっぱいですwー。
ちょっと理解出来ない~…
電子書籍不思議な少年(1)
2017/05/30 10:58
タイトル通り
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な少年の話でした。時代も国も違うけれどある日突然現れる謎の少年。そしてかかわった人たちがどう大人になっていくのかが描かれます。某作家さんのように丁寧に作られた作品って感じがしました。
2009/09/26 20:58
時と場所を超えて、不思議な少年が出会う色んな人生のドラマに、深々とした物思いへと誘われるシリーズです。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使のようでもあり悪魔かとも思えるひとりの不思議な少年が、時と場所を超えて現れ、欲望や執着心、自尊心、愛と憎悪、生と死にまつわることなど、我々“人間”という存在の本質的な事柄について問いかけてゆく連作短篇集。心の奥底にしんと触れるものがある、非常に味わい深いシリーズですね。二、三日前にふと出会って、たちまち既刊の7冊を一気読み。最新刊の本書も、読みごたえがありました。
中世ヨーロッパの魔女狩りを題材に、人間の醜さ、弱さ、そして気高さを綴った「聖フランツ 1」~「聖フランツ 4」。往年のミュージカル女優の歌と踊り、その魅力の忘られぬ輝きを描いた「マリー・ロンドン」。以上二篇が収められています。
これまでのシリーズ作品で最も長い分量となる、二百頁近い紙数を費やした前者、「聖フランツ」の物語。途中まではもたもたしている感があって、正直、あまり面白くなかったのですが、冒頭へと繋がっていく決死の行動から話が大きく動く後半、「聖フランツ 4」の章からがよかったですね。かなり性急な持って行き方で、それまでの話の流れからするとぎくしゃくした印象も受けましたけれど、音楽で言えば“コーダ”にあたるラスト数頁、とりわけラスト・シーンのインパクトがなかなか凄いんだな。泣き笑いしたくなっちゃうような、複雑な気分に駆られたこのラストは忘れ難いです。
この「聖フランツ」に比べれば、分量という点では遥かに少ない後者「マリー・ロンドン」ですが、これ、ええ話やあ。マリー・ロンドンのイメージが、不思議な少年が話の前面に出てくる前半と後半とでがらりと変わります。いや、マリー・ロンドンだけじゃないな。ある人物のイメージも、話の前・後半で大きく変わるんです。すれ違っているようで、実は深いところでふたりの心は繋がっていたんだなあと。目頭が熱くなりましたねぇ。人と人の出会いを描いて、小粒だけどキラリと光る作品。
2002/07/17 23:16
鮮やかに
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な時代を自由に行き来し人間の本質を探ろうとする不思議な少年のお話、第2巻。圧巻だったのは、死刑を穏やかに迎えようとするキューピー顔のソクラテスと少年との対話。「知らないことを知っている」ソクラテスは、大弁論家でさえも窮地へと容易く追い込んでしまう深い探究心で、永遠の命を囁く少年の誘いを鮮やかに断ってしまう。読んでいてこれほど胸踊り気持ち爽やかになる物語は久々だった(悲しいお話なのに後味スッキリ…というのも不思議)。1巻を読んでいてちょっと少年は邪魔だなぁと感じてしまったのだが、この巻では必要な存在になっていた。
電子書籍不思議な少年(5)
2019/05/26 17:08
死とは
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
「夫・恭平、妻・瑠璃子」
本来なら死んでいるはずの二人。
少年の力で60年生きて人並みの幸せを味わった。
二人一緒に苦しまずに死ねるのなら本望なのでは。
電子書籍不思議な少年(2)
2019/05/25 17:09
ソクラテス
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
ソクラテスの顔のインパクトが凄いw
知らないから怖いのではなく、知らないから恐れることもないというのも真理か。
鉄雄はなんとも切ないなあ。
電子書籍不思議な少年(8)
2017/11/27 05:59
中世から現代へ
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔女狩りをテーマとした宗教色の強いフランツのシリーズと、
伝説のミュージカル女優の人生にあの少年が現れる。
一つの設定で話数が長いのですが、読みごたえもあるし、
ミュージカルシーンは色々な女優たちを彷彿とします。
電子書籍不思議な少年(9)
2017/11/27 05:57
世俗的な話から
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史ロマンへの抜け方が今回も気持ちのいいものでした。
現代・日本で2話、その後の考古学編が個人的には好きです。
モデルは「楼蘭の美女」と言われる有名なミイラが発掘されたところですね。
今も研究が進行中なだけあって、エジプトよりもロマンがあるというか雰囲気のある文明です。
電子書籍不思議な少年(5)
2017/10/28 00:36
もしかしたら人はみな、
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生涯のうちで一度は、不思議な少年に出逢っているのか?
少年から不思議な才能を授けられていた博士が今際のきわに悟る言葉。
今までの巻に比べて、現代に寄り添った話が多い巻です。
電子書籍不思議な少年(2)
2017/10/23 01:06
歴史・哲学メイン
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻に比べるとだいぶ歴史と哲学要素が強くなってきます。
その中では人間的な面が強く出ている表紙絵の「タマラとドミトリ」が一番好きです。
不思議な少年との対比もこの話はコントラストが程よくて。
最初の話は悲しさが勝るし、最後の話は落ちに全てをかけた感じがすごい。
これはこれで力量を感じるのですが、読者として楽しめたかというと前者ほどではなかったように思います。