- みんなの評価
60件
ダーウィン事変
著者 うめざわしゅん(著)
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。
彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。
そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。
「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。
作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!
ダーウィン事変(8)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ダーウィン事変 01 (アフタヌーンKC)
2022/03/17 07:59
発想、地球視点からの考え方
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けろの助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なまら面白い作品です。地球上のほんの一部が、人間なんだな。っと確認させられる作品です。早く続きが読みたい、素晴らしい作品です。
2023/03/10 15:40
人であることと人以外――
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と、人の遺伝子に他の生物の遺伝子が入った生物との差異は、やはり人に混乱と恐怖とをもたらし、強い拒絶を生むのか?
人間が退化し、猿が進化した世界を映画化した「猿の惑星」も衝撃的だったが、この「ダーウィン事変」も衝撃を受けた。
通常は他種の間では交雑が起こらないとされるが、このチャーリーのケースは、現代の遺伝子操作の技術を考えると、有り得るのではと思わせる。
だが、そうして生をうけたものは、利用されもすれば拒絶もされる。
それだけに「普通に」生きることが叶わないチャーリーが、これからどう生きて行くのか、目が離せない。
人の間でも、「普通に生きること」とはどういうことなのかという疑問がある。特殊な事情を抱えれば、それはもっと大きいだろう。
ただのコミックというだけでない、興味深い話です。
ダーウィン事変 02 (アフタヌーンKC)
2022/05/05 14:10
久々の傑作!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず絵がうまい!読みやすい。登場人物1人1人のキャラクター設定がしっかりしている。
思想とは?歴史とは?集団の恐ろしさとは?
問題提起がたくさんあって、すごく面白い漫画です。久々の傑作に出会えました!!