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2件
夢印 豪華版 デジタル Ver.
著者 浦沢直樹(著)
浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!!
※この作品は2018年に刊行されたカラー完全再現の『夢印 豪華版』(BOX入り)を、全2巻に分冊したデジタル特別版です。
ある一つの家族。
ある一枚の絵。
ある一人の謎の男。
多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。
看板には“仏研”と書かれている……
館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。
その男は初対面の親子に告げた。
「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”?
世界騒然、浦沢直樹・待望の新作!
雑誌掲載時のカラーページを完全再現! 豪華版のためだけに描き下ろされたカラー口絵も収録!
夢印 豪華版 デジタル Ver. 2
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夢印 2巻セット
2020/09/15 23:38
豪華版には豪華版の楽しみ方があるようだ
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
浦沢直樹の新刊となると内容をよく確かめずに購入してしまう。なので、この『夢印』もその例に漏れずhontoからの新刊メールが来て予約をしてしまった時には内容はさっぱりわからなかった。その時の情報で小学館から刊行されるとあったので、きっと新しい雑誌連載作品が単行本化されるのだろうといった程度にしか考えていなかった。
で、実際手元に来てみると、「世界騒然。浦沢直樹×ルーヴル 共同プロジェクト」とあって、1冊で完結する話らしいということがわかった。何でもルーヴル美術館が浦沢直樹に漫画執筆を依頼したらしい。
しかも、このところの浦沢直樹本と同じく豪華版も出てるではないか。通常版も買ったんだけどなあと思いながら、豪華版も買ってしまうのがファンの哀しさと言っておこうか。
で、内容は通常版と同じ。カラーページが多いのと、本のサイズが雑誌サイズになっているので、絵を楽しむのにはやはり豪華版ということになるかなあ。
ストーリーは、ルーヴル美術館に対して気を遣っているというか、美術館のことを念頭に置いて描かれているのはこの企画ならではということだろう。
そこに、日本の漫画、フランス、なんていうワードを組み合わせると、例のキャラクターが登場するというのは、昭和30年代生まれ世代には必然といえる。そこに、しがない男だったり、可愛い女の子だったり、妙なおばさんだったりと、浦沢マンガにいつも出て来そうなキャラクターが揃い、テンポ良く話が展開していくし、最後はなんだか突き抜けた感があって良かった。浦沢直樹久々の中編もので、十分面白いじゃない。
ただ、これはどんなマンガと位置づければ良いのかは少し考えてしまった。まあ、ある種のファンタジーということになるのかもしれない。
豪華版は2巻分冊になっているのだけれど、これもルーブル美術館と何か関係があるのか。
【期間限定 試し読み増量版 閲覧期限2022年6月13日】夢印 豪華版 デジタル Ver. 1
2022/06/26 14:30
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは読んでみたくなりますね…という感じのルーヴル×あの人のお話。最初っから少女をめぐる状況がキツかったり皮肉というかブラックな感じもあり、どうなるのかまるで分からないけど興味ひかれる。いまだにおフランスと言う人がいるくらいあの人の影響って大きいので、目の付け所がさすがだなと思った。