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7件
ねじ式
著者 つげ義春(作/著)
超現実を描く『ねじ式』など衝撃の名作集!
不安、緊張、そして心地よい無力感を生む、まさしく「夢」の増殖としか呼びようのない衝撃作『ねじ式』の他、『ゲンセンカン主人』『オンドル小屋』等、つげ世界の精髄を結集した必読の一冊。
ねじ式
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ねじ式
2008/10/01 12:15
ねじを巻くように
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:helmet-books - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごすぎた
画風は水木しげるのような感じが
メインであったが、
ふと、昔のウメズかずお
見たいな劇画風なモノもでてきた
それだけでなく、短編短編ごとに
画風がコロコロとかわるもんだから、
僕のほうもコロコロと物語にひき込まれた
表題作の「ねじ式」は
気持ち悪さや、人間のつっぱねた冷たさなんかが
やけに淡々としてて怖かった
寝苦しい夜に、目覚めの悪くさせる嫌な夢をみたきがした
人間の非情な部分
人生の不条理な部分
日常の淡々さ
それを乗り越えて
やっとのことで生きてる遠い目をした人間は
達観した受刑者のようでホラーだった
helmet-books
ねじ式
2022/06/02 15:23
つげよしはるの世界観。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:D - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が震えた。最後にねじ式というタイトルの意味を知り感動した。
ねじ式
2002/03/08 18:45
この不可解さ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだ、この不可解なマンガは! いや、もちろんちゃんと筋の通ったマンガも収録作作の中にはあり、どれも味わい深い、いいマンガです。しかし表題作の「ねじ式」(「ゲンセンカン主人」もね)ときたら!
絵も独特で異様なら、ストーリー展開も異様、そんなだから先はまったく読めません。「スゴイ」「傑作」、いろいろと評判を聞いて読んでみたんですが、私には理解不能でした。きっともう読み返そうって気もおきないだろうな、と思っていたんですが、気になって読み返してみる。でもやっぱり理解不能。それでもやっぱり気になってまた読み返す。わかんない。こんなことを繰り返しているうちに気付きました。これって、わからないなりに、つげ義春にハマッているのでは? きっとこれは、「なるほど」などと納得してはいけないマンガなのでは? わかろうとして何度も読み返しているうち、クセのある絵を何度も見ているうちに、不可解で不条理でわけわかんない世界に首までドップリと浸かってしまっていたのでは? そして、一度つかまったら最後、アリ地獄のようにもがいてももがいても抜け出れなくなってしまいます。恐るべし、つげ義春!