読割 50
電子書籍
ねじ式
著者 つげ義春(作/著)
超現実を描く『ねじ式』など衝撃の名作集!不安、緊張、そして心地よい無力感を生む、まさしく「夢」の増殖としか呼びようのない衝撃作『ねじ式』の他、『ゲンセンカン主人』『オンド...
ねじ式
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ねじ式 (小学館文庫)
商品説明
超現実を描く『ねじ式』など衝撃の名作集!
不安、緊張、そして心地よい無力感を生む、まさしく「夢」の増殖としか呼びようのない衝撃作『ねじ式』の他、『ゲンセンカン主人』『オンドル小屋』等、つげ世界の精髄を結集した必読の一冊。
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紙の本
ねじを巻くように
2008/10/01 12:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:helmet-books - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごすぎた
画風は水木しげるのような感じが
メインであったが、
ふと、昔のウメズかずお
見たいな劇画風なモノもでてきた
それだけでなく、短編短編ごとに
画風がコロコロとかわるもんだから、
僕のほうもコロコロと物語にひき込まれた
表題作の「ねじ式」は
気持ち悪さや、人間のつっぱねた冷たさなんかが
やけに淡々としてて怖かった
寝苦しい夜に、目覚めの悪くさせる嫌な夢をみたきがした
人間の非情な部分
人生の不条理な部分
日常の淡々さ
それを乗り越えて
やっとのことで生きてる遠い目をした人間は
達観した受刑者のようでホラーだった
helmet-books
紙の本
つげよしはるの世界観。
2022/06/02 15:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:D - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が震えた。最後にねじ式というタイトルの意味を知り感動した。
紙の本
この不可解さ
2002/03/08 18:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだ、この不可解なマンガは! いや、もちろんちゃんと筋の通ったマンガも収録作作の中にはあり、どれも味わい深い、いいマンガです。しかし表題作の「ねじ式」(「ゲンセンカン主人」もね)ときたら!
絵も独特で異様なら、ストーリー展開も異様、そんなだから先はまったく読めません。「スゴイ」「傑作」、いろいろと評判を聞いて読んでみたんですが、私には理解不能でした。きっともう読み返そうって気もおきないだろうな、と思っていたんですが、気になって読み返してみる。でもやっぱり理解不能。それでもやっぱり気になってまた読み返す。わかんない。こんなことを繰り返しているうちに気付きました。これって、わからないなりに、つげ義春にハマッているのでは? きっとこれは、「なるほど」などと納得してはいけないマンガなのでは? わかろうとして何度も読み返しているうち、クセのある絵を何度も見ているうちに、不可解で不条理でわけわかんない世界に首までドップリと浸かってしまっていたのでは? そして、一度つかまったら最後、アリ地獄のようにもがいてももがいても抜け出れなくなってしまいます。恐るべし、つげ義春!
紙の本
なんだか癖になる
2021/11/03 04:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの話もほとんど何が起こっているのか、何を言いたいのかわからないものばかりだが、謎の余韻が感じられ何度も読み返してしまった。わからないことを楽しめる人は読むべき。すごい魔力。個人的には『ゲンセンカン主人』がお気に入り。
紙の本
不条理コミックの先駆け
2020/01/06 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
メメクラゲに左腕を噛まれる、オープニングに痺れました。迷い込んでいく不条理な世界を、いつしか心地よく感じてしまいます。
紙の本
なんともいえない魅力
2016/04/21 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JM - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとも表現のできない魅力を感じる本でした。
とりたてて興奮することもないのですが、庶民の暮らしに密着していて、
その中にそこはかとない恐怖があったり。好き嫌いはあるかもしれませんが。
紙の本
ラストの絵が目に焼きつくのがいいマンガだな
2001/09/28 23:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作『ねじ式』他『沼』『チーコ』『初茸がり』『山椒魚』などを含む全15編の作品集。
今回も笑いというよりかは、不思議な余韻に引きずられた。ストーリーだけを拾って小説にしたならば何が何やらわからないものが、絵があるとしっかりと一つの作品になることに感心してしまう。
『ねじ式』は、ホラー、ファンタジー、エロスが混ざり合ったような作品で、「急げ!急げ!」とはやる気持ちがこちらにも伝わってくるし、突然銀河鉄道のようなSLが現れてそれが民家の間をゴッゴゴゴーと走ったりしてしまう。腕に大怪我をした男を手術するのは婦人科の女医さんで、なぜか全裸で悪戦苦闘の末に手術を終えるが、男の腕には大きなネジが取り付けられる。ねじを締めると血液の流れが止まってしまうから締めたらいけないと言う女医さんに、「だったらねじなんて付けなければいいじゃない。」とつっこみを入れてしまいそうになるが、このねじ式が結局はカギだったようだ。男は「そういうわけでこのねじを締めるとぼくの左腕はしびれるようになったのです。」と説明する。どうしても必要なものを手に入れることができたようだ。
つげさんの表現力はすごいと思った。