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25件
探偵ゼノと7つの殺人密室
記憶のない探偵が挑む殺人密室ミステリー!
あらゆる難事件を解決してきた探偵・ゼノ。
だが彼は自分が「何者」か分からない
記憶をなくした名探偵だった!
ゼノの記憶の鍵を握るのは、
闇の顔を併せ持つ高名な建築家・甲斐七楼!!
甲斐は自らが設計した完全犯罪が可能な
7つの殺人密室を
解き明かすようにゼノに依頼。
報酬はなんとーーーゼノの失った記憶だった!!
稀代のシナリオメイカー・七月鏡一と新進気鋭の漫画家・杉山鉄兵が贈る
記憶を失った名探偵が挑む
“殺人密室”ミステリー、開幕!!
探偵ゼノと7つの殺人密室 8
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2024/09/29 13:45
キャラもトリックも良い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲斐羽美といい、D坂エイラといい、魅力的なキャラですね。鬼首警部もそれなりに頭が切れるし、少ない登場人物たちを実に効率的に活躍させている作品だと思います。水曜日の依頼人の話はとても良くできた短編で、ミステリとして良くまとまった秀作です。また音楽大学の密室殺人も舞台がダイナミックで、トリックもかなり工夫されていて感心しました。また話をつなぐエピソードでも意味のあるミステリ仕立てになっていて、構成もよく考えられているなあと感じました。
2024/09/29 13:43
すごいミステリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは面白い。超個性的な探偵と殺し屋の助手、それだけでも面白い設定なのに、さらに天才犯罪者との宿命の対決。これが興奮しないでいられましょうか。おそらく綾辻氏の「館シリーズ」をベースに、すべて密室状況という高いハードルを取り入れたオリジナルミステリは、完成度はともかく十二分にワクワクする展開です。しかも最初の球場の不可能犯罪といい、墓標館の殺人といい、ダイナミックな仕掛けを用いた見事な密室トリックが用意されていました。しかも墓標館ではリアルタイムに惨劇が進行するカオス展開があり、度肝を抜かれました。すごいミステリだと思います。
2021/11/19 20:20
完結
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
第6の殺人密室、最後の殺人密室はやや駆け足のように感じましたが、ゼノの変化やキノオのこと、そして、バロンのケジメに一連の事件の終わりを感じることが出来ました。まだ空白の記憶や謎が残っているものの、それを含めて纏まり良いラストで、続編があれば読んでみたいと思わせてくれる終わり方でした。