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THE DISTANT DAWN はるかなる朝
著者 星野之宣
大西洋・バミューダ島沖の深海で繰り広げられるSFサスペンス『アルガ』(前後編計62ページ)を単行本初収録!
雑誌掲載時のカラーページを完全再現し、大人の観賞に堪えうる大判A5サイズで刊行!
■収録作品紹介
シベリアのツングース隕石跡に眠る巨大な物体の正体は!?『はるかなる朝』
自動航行の宇宙船。そのメイン・コンピュータが突如暴走する『鋼鉄のクイーン』
完全管理社会の近未来都市から逃れた二人の行く末は!?『荒野への脱出』
その火星移民計画には悪意が潜む!?『葬送船団』
どこからか聞こえてくる不思議な呼び声。深い愛が胸を打つ『遠い呼び声』
世界初の南極点到達を目指した探検隊を怪現象が襲う『ホワイト・アウト』
アマゾンの奥地にあるという、伝説の黄金都市にまつわる物語『水のアマゾネス』
宇宙は多元構造で、ほかにも多数の地球が存在する!?『カルネアデス計画』
未知の海洋生物と人間が死闘を繰り広げる!? 単行本初収録作『アルガ』
充実の314ページ、全9編!
THE DISTANT DAWN はるかなる朝
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はるかなる朝 THE DISTANT DAWN (BIG COMICS SPECIAL)
2012/11/17 23:22
時空を翔ける星野之宣短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
星野之宣の傑作短編集第4弾は、主に1970年代後半に発表された作品が9編収めらている。
アトランティス伝説とシベリアの凍土、隕石から始まり、惑星間飛行ロケットのコンピュータ、未来のサイボーグの話、宇宙への移民の話、アインシュタインの相対性理論を援用した時空を超える話、スコット隊の南極点到達逸話、アマゾネスを題材とした話、パラレルワールド、そして海底の未知の生命体の話と、本当に盛り沢山で、どれも面白く、時に唸らせられる話になっている。
どれも面白いのだが、個人的には巻末に収められた『アルガ』と、スコット隊の話である『ホワイト・アウト』が特に印象的だった。傾向としては全然別のものだけれど、そこには星野ワールドと言っていいものが共通しているように思える。
時代により絵柄が変わってゆくのを楽しむこともできるのが、この手の短編集のもう一つの面白さかもしれない。