泌尿器科医一本木守! 11
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
泌尿器科医一本木守! 11 (ヤングチャンピオンコミックス)
2006/03/08 22:44
笑えて泣ける、泌尿器科限定医療漫画の最終巻!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
これだけ医療技術が発達している現在だというのに、男性の包茎に関しては賛否両論が尽きない。「陰茎と余った皮との間に垢がたまり、性交時、女性が子宮癌になりやすい」という話があるかと思えば、「自然の状態が一番。切除の必要なし」との声もある。果たして、どちらが正解なのか?
本書の主人公は、腕の良い泌尿器科医でありながら包茎という、ちょっと本末転倒とも思える状況にある。いつか自分自身で切除することを夢見ながらはや数年、長すぎた春に結婚という形で終止符を打ち、男の子の父親となった今、ようやくその夢を叶える時が来たのだ。この父と息子のおちんちん談義は最終話。実践的な性教育にもなっているので、お見逃しなく。
これまで数々の包茎を治療し、数々の性病を治療し、時には癌患者を天国へと見送りながら、泌尿器科医・一本木守は成長し続けてきた。新米医師からは頼もしい先輩として、看護士から、そして患者からは信頼厚い医師として、第一線で泌尿器の治療に情熱を傾け続けてきた。ある時は性器の大小に悩む若者に元気を取り戻させ、ある時は快楽のためのセックスを繰り返し性病感染も繰り返す若者を叱り、またある時は尿漏れに悩む老人を元気づける。泌尿器という普段人目に晒すことのない場所の治療だけに、頼れる兄貴のような一本木医師の功績は大きい。
現在の医療漫画というと、病院組織や医局システムといった大問題を扱ったモノが主流だ。しかし『ブラックジャック』がそうであるように、単純に“医師と患者の物語”であっても素晴らしい作品は作れるのだ。泌尿器科という限定されたジャンルではあるけれど、そこには数々のドラマがある。いや、泌尿器科だからこその物語も多い。診察室のドアを叩いた患者と共に悩み、笑い、泣き、一本木先生に感謝しよう。
泌尿器科医一本木守! 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
2002/03/27 00:27
オトコの切なさ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
「泌尿器科=包茎治療」という概念そのまんまのコメディー。
その道の名医である主人公が、数多くの悩める男性を心身共に治療するのだが、その過程で巻き起こるひと騒動が笑える。いや、笑ってはいけないことなのかも知れないが、悲しくも可笑しくてやはり笑ってしまう。
結構男性の気持ちをしっかり把握しているように思うのだが、作者が女性というのも驚き。
主人公自身の悩みもあり、今後の展開が楽しみだ。