- みんなの評価
78件
はだける怪物シリーズ
著者 おげれつたなか
今日も殴られた。
恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、
ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。
そんな錆びた俺の前に、
中学の同級生、真山が現れて、
そしたら急に俺は気になった。
自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、
あの雨の日と――。
甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。
おげれつたなかが描く、
イタイの覚悟の本気の恋の物語。
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恋愛ルビの正しいふりかた （ディアプラスコミックス）
2015/08/22 02:39
おもしろい
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に出た「錆びた夜でも恋は囁く」に出てきたキャラのスピンオフ作品です。
キャラがどの作品もつながっているのも面白いです。
2019/12/30 22:16
薊
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：著作権NG - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、この話は弓の話、錆びた夜でも恋は囁くに出てきた、かんちゃんという弓のDVを振るっている元彼（錆びた夜でも中盤最後までは今彼）の話であります。そこから恋愛ルビの正しいふりかた、という作品のBパート目のほどける怪物というかんちゃんの転職先の後輩である周那との新しい恋に変わります。つまりそのかんちゃんと周那との新カプです。そして次に本作はだける怪物上巻小冊子付きになります。出版順ではこの順番ですが、かんちゃんの時系列的には薊（別説明）、錆びた夜、ほどける、はだける上巻となります。
そしてここからが本題。ここまで長期に渡りかんちゃんの話を描いてこられたのにはかんちゃんというキャラクターが何故こんなにやさぐれているのか不器用なのかという本筋を描くにはあまりにも重すぎるからです。じっくり見つめて貰いたいというおげれつ先生の意図とも取れます。なので私個人としては出版順に全部を読んで貰いたいです。そして絶対にこの本は小冊子付き特装版を買って読んでください。
最後にこの巻では完結してませんが是非下巻も買ってください。
2017/08/08 23:45
イタくて切ないけどあったかい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ささやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に、弓くんの相手のかんちゃんの話を読んでいて、この痛みの根っこにあるものを知りたいと思い、購入しました。流血はあるし、切ないし、どう回収して行ったら良いのか、どこへ向かっていけば良いのか、登場人物それぞれに寄り添う読み手のこちらまでシクシクいたみます。読み応えのある作品です。
