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4件
まほろまてぃっく
かつて、戦士がいた……。外宇宙からやってきた謎の侵略者に立ち向かう、地球最強のアンドロイド。その名はまほろ。数々の武勲を立て、残り稼働時間をすり減らした彼女は、その代償としてある日任務を解かれる。「残り1年の命、自分の好きなように生きてみてはどうかな?」◆そしてまほろが選んだ残りの命の使いみちとは……。◆一人暮らしの中学生・優のもとへアンドロイドでメイドのまほろさんがやってきた。メイドブームの火付け役がついに登場!
まほろまてぃっく (8)
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まほろまてぃっく 8 (Gum comics)
2004/12/03 16:17
“心”を持ったロボットは、幸せになれるのでしょうか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンドロイドとは、人間的外見のロボットのこと。SF小説『私はロボット』では、プログラムに忠実であるがゆえに人間に対して反乱を起こした。では、“心”を持たせたらどうなるのか。マンガ『人造人間キカイダー』では、“良心回路”という心に似た機能を組み込まれたため苦悩する主人公が描かれている。ロボットに“心”を持たせたがる人間は、何を望んでいるのだろうか。
戦闘用として開発されながら、活動停止までの余生を人間らしく生きようと決意したアンドロイド・まほろ。メイドとして開発者の息子と共に暮らしながら、生きる喜びや悲しみを知っていく。だが平穏なまま過ごせるはずもなく、否応なく戦闘へ巻き込まれていくことになる。その時、彼女は思う。なぜ、心を持たせたのか、と。
最終巻である本書は、今までになく内容が濃い。過去のいきさつから現代につながり、更に未来へと物語が進んでいく。パートによっては展開を急ぎすぎた感はあるものの、何を目的としてまほろが戦ってきたのか、なぜ人間は戦い続けることになったのかが、全て描かれている。ラストは強引というかご都合主義というか、無理矢理のように思えなくもない。しかしこれまでこの物語を読んできて、しかもファンであるならば、「これもアリだよね」となるはずだ。感動的なラストへの演出であると納得しようではないか。
ただ、“心”の扱いについては不満が残る。この問題はSFが引きずり続けている難問なので、そう簡単に答えが出せないことは分かる。だが、少々単純すぎたように思う。哲学的見解などは必要ないものの、もう一歩踏み込んだ考えが欲しかった。惜しい。
まほろまてぃっく 6 (Gum comics)
2003/09/18 22:36
ディテイルに注目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TDM - この投稿者のレビュー一覧を見る
おおむねアニメと同じ展開をしているコミック版であるが、細かな心理描写やキャラクターたちの描写がコミック版の方が丁寧に描かれている。そしてそれが、同じ展開でありながらアニメ版よりも物語に深みを出している。物語はいよいよクライマックスに入り、先の展開から目が離せない。
まほろまてぃっく 5 (Gum comics)
2002/05/28 20:06
急展開?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ化で人気爆発したメイドさん漫画も、急展開のきざし。新キャラクターの登場で、お話は、いよいよ佳境に入りつつある。でもシリアスな展開より、ほのぼとした部分のほうが、やはりいい味を出している。