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2件
インサイドラテックス
著者 西のえこ
【汚れた俺に、さわらないで。】
恋人と親密になりたい大学生×トラウマ持ちの歯医者。ゴム手袋越しでしか触れ合えない2人のセンシティブ・ラブ。
“それでも手を伸ばした俺は、なんて強欲なんだろう――。 ”
大学生・長田 守生(ながた しゅう)と歯医者である倉科 郁也(くらしな ふみや)は付き合って2ヶ月の恋人同士。
しかし守生は郁也からどことなく壁を感じ、未だ手すら繋げていない事を悩んでいた。
ある日家に誘い関係の進展を試みるが、手を振り払われてしまう。
愕然とする守生に、郁也は「人に直接触れる事が怖い」と語るが…。
インサイドラテックス
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2022/11/23 18:07
ぉぉぉぉ〜これは、好きだ!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なや - この投稿者のレビュー一覧を見る
西のえこ先生の描くストーリーが大好きで、あらすじも良かったので購入。
1冊のボリュームもあり、表題作と短編2つ〜わたし的に、大満足の作品でした。
「インサイドラテックス」
これ、2度読みしました。
受けの郁也は、接触障害からの強迫観念かなと。
この2つに縛られて心身ともに、ガッチガチに動けなくなっていたけど、ゴム手袋をする事により一般社会生活を送れるようになったんだね。
郁也の勤務先である歯医者で出会った、攻めの守生と、恋に落ちる訳だが・・・
守生が郁也に、渾身的に尽くします。
何が出来るか分からないけど、とにかく気持ちをぶつけて行く守生に、心打たれた郁也が解放されて、ラスト素手で手を握りしめるシーンが素敵でしてた。
途中、郁也と入間のとの出会いから、2人の接触障害と強迫観念の事が鮮明に分かりました。お互い傷を舐めあっていたけど、所詮続かないのがこの病気だったか。
気持ちは触れたいし受け入れたいのに、「脳が不安を囁く」これ、印象的でした。
守生が最後まで、郁也の事を諦めなかった。
ここは、愛でしたね。ただただ、好きって、いう理由だけだった。
後半に、「とりあえず、ゆっくり歩いて行きましょうか」と、守生の言葉。
ここは、ラブのみ〜お幸せに!
「隣りの男」
これは、続きが読みたかったなぁ〜。
傍観者のおっさん。ナギとシーナカップル。
「ライトハウスナイト」
灯さん、道高くん見つけて良かったね。
ハッピーエンド!
西先生、次回作も楽しみにしています。
2021/11/28 23:17
想像以上に重い内容でして
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
潔癖症な受けっていうのはそこまで珍しくない設定ですが、本作ではかなり深刻な精神病として受けが悩んでいるため、手軽にBL楽しみたいなという人には重すぎるかもしれません
次の短編がこれまた暗い暗い内容で、正直しんどかったです
トラウマ持ちとかdvネタが設定として苦手な場合はあまりおすすめできません…逆にそういう内容も好きな場合は楽しめるかなと