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邪神伝説シリーズ 完結
著者 矢野健太郎
「まずは、この世界を…」はるかな昔、この世界には『旧支配者』と呼ばれる多くの神々がいた。その多くは地水火風の四大元素の精霊であり、それぞれの最高神に仕えていた。水の神『クトゥルー』、火の神『クトゥグァ』、地の神『ツァトゥグァ』、風の神『ハストゥール』！四大神は互いに相容れず、この世界の覇権をめぐって常に争っていた。そのためお互いの力を封じ合い、この世界から消え去ることとなった。だが神々は死んではいなかった。いつの日か封印を破り再び世界の覇権を握ろうと目論んでいた。これは古代神を復活させようと人の心の闇に漬け込み暗躍する眷属達と復活を阻止しようとする人間達との壮絶な戦いの物語である……。
邪神伝説シリーズ 1 ラミア【前編】
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2022/12/31 21:42
メリハリがある
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投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
渚が主人公の『シンプルケース』という短編が収録。銀のカギを持つ水本彩に接触するために野浦高校に潜入する話。ただの学園漫画から魔術もの、戦闘ものへと変わってゆく感じで、短いですが分かりやすい話でした。前半のギャグをまじえたのんびり要素と後半の不気味さ、ファンタジーさのギャップが良いメリハリを生み出していると思いました。『ポイント・オブ・カース』は渚と霊能者リリスらテレビ番組スタッフ一行が曰く付きの幽霊屋敷に閉じ込められ事件に巻き込まれる話です。まさに恐怖の館的なおどろおどろしい雰囲気でした。よく出来たストーリーでアニメにしても面白そうだなと感じました。
2022/12/31 21:39
悲しい物語
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投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校卒業後、海辺の懐かしい家に帰ってきた深見礁。そこには10年前海で溺れた礁を救った謎の女性の思い出があった、という設定です。人魚伝説をモチーフにした悲しい物語でした。生贄の風習が続いている海辺の町が舞台だったので、筋が一本きっちりしているために一気に読んでしまいました。残虐シーンや過激な戦闘シーンも少なめで、読み手に優しい、しかし悲劇であるという印象深いストーリーでした。
2022/12/31 21:37
パワーのある漫画
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投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
バトンに打ち込む渚の平穏な学園生活から始まるストーリー。しかし序盤からいきなり超展開になり驚きました。かなり残虐で、クライマックスかと思えるほどの激しい戦闘行為が描写されており、この漫画のパワーを感じました。かなり細かいところまで設定されていますが、要約すれば太古の地球で争っていた四大神のしもべたちの子孫が今また争い始めたということで、そういう意味では理解しやすい設定でした。実はクトゥルー神話が下敷きだということで、馴染みのある人にはとても面白かろうと思いますが、クトゥルー神話を知らない人には風の神の復活に絡む壮大な物語という印象しか残らないような気がします。
2022/12/31 21:31
コメディチックなＳＦファンタジー
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投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生順の体に魔導師ラミアの魂が宿る設定です。女友達沙樹と順のやりとりはコメディチックですが、順が不思議な力を使えるようになったところからＳＦファンタジー要素が主体になります。話の展開が早く、しかも次元の移動や死体の蘇生、富士山爆発など超展開な上に、オリジナルな用語が盛りだくさんで、ちょっと詰め込みすぎだと感じました。それなりに考えられたストーリーですが、敵との戦いの派手さや乗り移りなどのオカルト要素が記憶に残るだけで、もう一つ物語に入りきれませんでした。ただコメディ要素が多く、なんでもありの展開ですので、そういう雰囲気が好きな人にはとても面白い漫画なのではないかと思います。
