甘く奏でて【デジタル特装版】

物語や描写方法で確実に勃起する内容だけど、同時に、文芸作品であるっていう芸術性、っていうのが感じられて、そういう魅力も含めて重厚に楽しめる計10作品

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この成年コミック単行本「甘く奏でて」
の収録内容は…


※目次はカラーカバーの折込部分に。
「家出」（20p）／勃起度、p7以降で激しく勃起

「取材協力」（24p）／勃起度、p8以降で普通に勃起、p17以降で更に勃起

「保健室依存症」（20p）／勃起度、p5以降で激しく勃起

「契約」（20p）／勃起度、p11以降で普通に勃起

「薄い本みたいに」（22p）／勃起度、p12以降で普通に勃起、p16以降で更に勃起

「初稽古」（20p）／勃起度、p15以降で軽く勃起

「お買い上げ!奴隷少年」（18p）／勃起度、p12以降で激しく勃起

「異種族間交配」（22p）／勃起度、p12以降で普通に勃起

「彼女が僕にふれる夜」（22p）／勃起度、p8以降で普通に勃起

書き下ろし小説「夏跡」（3p）／勃起度、p2以降で普通に勃起

奥付


…という内容で、
カラーカバーを取り外した本体表紙前面後面部分には、
夫々、「描き下ろし小説の人物紹介とあとがき」
と、描き下ろし小説のオマケイラスト「※発情期のすがた」
が掲載される、という仕様…
で、全部を読み終えての第一印象としては、やっぱ、この作者は凄いんだな、と…
今回コレを購入したのは、
偶然の縁で購入した前の単行本「その指先でころがして」(発売日：2016/12/23)が、
文学系または官能小説系雰囲気が漂う、M男向け＆女性向け、なファンタジー系官能小説風成年コミック…読者を性的倒錯の世界に惹き込む魔力がある作品集…
…という感じで、
勃起するエッチさが十分にありつつ、同時に笑えて、
という高度に洗練された娯楽性、みたいな部分もあったりで、
予想以上に面白くて刺激的で、掘り出しモノな作品集だったな、
と、ある意味感動すら覚えたような、そんな成年コミックだったので大満足…
って感じだったんで、
その作者の新しい単行本が発売になるってことで即購入したんだけど、
ちょっと届いてから読む時間が直ぐには取れずに遅くなっちゃったけど、実際に読んでみたら、
その、読む前には、前の単行本と全く同じパターンの内容だったら、
もうそれほど満足は出来ないんじゃないか、という一抹の不安もあったんだけど…
そんなのはもう全くの杞憂で…
やっぱ、単なる表面的な18禁描写が含まれてるってだけのエロ漫画ってのとは違って、
前回も、文学系または官能小説系雰囲気が漂う、と感じてはいたけれど、
物語や描写方法で確実に勃起する内容だけど、同時に、
文芸作品であるっていう芸術性、
っていうのが感じられて、そういう魅力も含めて重厚に楽しめる、
みたいな…そうそう、
あと、絵的には、前の単行本の時よりも、各キャラの感じている表情の描写等が、
より洗練というかパワーアップしたというか、
読んでいる自分も同じ様に発情しちゃいそうな伝染力のようなエロさが滲み出ている…
何かそういうモノが籠められていると感じる絵に…その、
自分は絵心とかないんで描画技術とか作画技術云々の専門的なことは一切ちんぷんかんぷんだけど…
でも、機械的な単純な技術的向上、っていう無機質な何か、とは違った、
別の何か、が凄くなった、と素人感覚では、そんな部分も感じていたり…そんなこんなな、
漫画9つと書き下ろし小説1つの計10作品収録の単行本…
物語は、通常の現代世界の日常を舞台にした話から、
ファンタジー世界系、平行世界系時代モノ、SF未来ファンタジー系とか、
色々な趣向が楽しめて、
十分に満足して堪能出来た1冊だったんで、前作が大満足って中での高い期待値のハードルをも越えて来た今回の成年コミック単行本「甘く奏でて」…
文句なく、五つ星、です。