- みんなの評価 5件
- 出版社: eBookJapan Plus
電子書籍
地球へ… 完結
著者 竹宮惠子
遙か遠い未来……ワープ航法を可能にした人類は、欠乏する資源を求めて宇宙へと飛び立つなか、一つの結論に到達した。人間たちこそが地球(テラ)を窒息させる――と。そして訪れた、特殊政府体制(スペリオルドミネーション)の時代。性格一致、完全温厚、歩行整然……一糸乱れず。エネルギーのぬけた顔が並ぶ中ひときわ目立つ、エネルギーがありあまった不良児童・ジョミー・マーキス・シンにも“目覚めの日”が訪れようとしていた。1977年の連載開始と共に大ブームを巻き起こした、冒険と感動の超大作SFコミックス『地球へ…』。連載当時のカラーページを完全復刻し、今よみがえる!
地球へ… (1)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍地球へ… (1)
2021/08/10 12:20
壮大な宇宙SF
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
はるかな未来。宇宙進出した人類。そして人類の中から生まれ始めた超能力者ミュウ。人類の中のエリート、キースとミュウの代表になったジョミーの二人の視点を中心に展開する壮大な宇宙SFファンタジー。物語の舞台や構想は大きいですが、しっかりとした人間ドラマが描かれていると感じました。差別迫害されるミュウの安住の地は地球なのか? 非常にこの先の展開が楽しみになるストーリーです。
電子書籍地球へ… (2)
2021/08/10 12:19
物語が大きく動き出しました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類と人類から生まれた超能力者ミュウとの戦いを描いた壮大な宇宙SF。ジョミーとキース、二人の苦悩や葛藤がうまく描かれていると感じました。他の登場人物たちもそれぞれの問題を抱え、何を信じるのか、どこを目指すのか、複雑に絡み合う人間関係と物語を取り巻く大きな謎が融合した名作漫画だと思います。この巻では、ジョミーとキースが邂逅したことから物語が大きく動きます。それは悲劇的なストーリーとなるのですが、その中にも一縷の希望がある奥の深い物語になっていると感じました。
電子書籍地球へ… (3)
2021/08/09 09:20
なんて壮大な話なのでしょう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミュウと人類の物語。とても壮大な構想の物語でした。ついに地球へとたどり着いたミュウたちを待ち受ける真実とは? ミュウと人間たちとの戦いにも最終的に終止符が打たれますが、とても意外な形のラストでした。人類が地球の危機にどのように対処しようとしたのか、それがこの物語の肝なのかなと思います。ミュウという超能力者が生まれ始めた人類自身がいかに恐怖を覚えたかは想像できます。理解できない者を差別、排除しようとするのは人間の本能と言ってもよいかもしれませんね。ストーリーの大半はジョミーとキースの対立の物語でしたが、救われない物語であったのか、ある意味救われたのか、非常に奥深い難解な物語でしたね。
電子書籍地球へ… (1)
2016/08/26 01:56
地球は荒廃して今は遠い地
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
未来、環境破壊が進んだ地球は生物が住める土地ではなくなり、人間は遠くの星へ移り住みました。
その過程で人間はあらゆる管理を機械、コンピューターに任せ、進むべき道を与えられ、それを疑うことなく生きてきました。
…ザックリいうと、コンピューターによる出生管理のなかで突然変異的に生まれた''ミュウ''と人間の戦争と葛藤、みたいな。
人間は愚かさゆえに地球を荒廃させてしまって、そういった間違いを防ぐために 考えることを放棄し、全てをコンピューターに任せてしまいます。しかしそれも人間が作ったものである以上完全ではないんですよね。人間から少数派生した''ミュウ''は、身体の虚弱を補うために超能力が発現した人間なのに、コンピューターはこれを受け入れず、排除しようとします。
読んでいくと様々なテーマが見えてくるんですが、原作は大分ギュッとしているので、個人的にはアニメがオススメです、原作とほとんど同じで2サイドからの視点で描かれており、登場人物たちの感情がよく分かります。なにより平成になってからのアニメなので、頭身が増えてイケメンぞろい(笑)
電子書籍地球へ… (1)
2020/09/09 12:36
未だに問題を提起し続ける作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の頭脳の極限だと思われていた 碁や将棋で人間がAIに敗れ、AI人工知能が実用化し始めている現代だからこそ真剣に考えなくてはいけない問題を、40年前に提起している作品である。
絵柄もストーリーもほとんど古さを感じない。ただ哲学的なメッセージを込めた作品なので説明文が多く 長いのはやむを得ない。