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22件
はだしのゲン
著者 著者:中沢 啓治
戦中戦後の広島を舞台に、たくましく生きる少年たちを描いた名作漫画が、電子版で登場! 敗戦まぢかのヒロシマの町、食糧難でうえる子どもたち。人々は疲弊していた。下駄の絵付けで生計をたてる中岡家は貧しくとも、国民学校2年生のゲンたち兄弟は元気に育っていたが、戦争に批判的な父の言動から、近所からは疎外されていた。そして、ついに「あの日」がやってきた……。
はだしのゲン 第10巻
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2020/05/29 00:08
大変な時代に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サリーカリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
受け止めるには過酷すぎて、昔は読めなかったが、たくましく生きる主人公や、社会に情がある時代を感じられ、読後は爽やかさも感じる。今ならば犯罪だと思う場面や暴力も性差別も見られるが、生きるという一貫した信念を感じる。新型コロナの出口が見えない今、たくましさと明るさは大事だと感じた。
はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻
2022/10/28 18:00
原爆が落とされるまで
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
『はだしのゲン』第一巻は、主人公・中岡元の家族の戦中から広島に原爆が落とされるまでのことが描かれています。
「戦争反対」を公言し、目を付けられていた元の父親の発言は、現代から見れば至極まっとうだが、当時は世間から「非国民だ」と白い目で見られ、ひどい目に遭います。息子(元の兄のひとり)が「非国民」でないことを証明しようと、海軍へ志願することになるのが切ないです。
世間というものが、いかに全体主義に染まっていったか。そこから抜け出すことがどれほど(そんなにも)困難だったのか。軍という組織がいかに理不尽なものだったか・・・そうした実情が伝わってきます。
そして、8月6日を迎えます。原爆は、まっとうな人もいじわるな人も関係なく、命を奪います。
2017/02/19 17:33
今もやっぱり名作
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mai - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃に読んだきりで、すごい話だったという記憶しかありませんでした。大人になり改めて読んでも、やっぱりすごいという印象です。圧倒されます。戦争経験者が少なくなった今、若い人に伝えていくには漫画が一番取っつきやすいと思うので、たくさんの子供たちに読んでほしいです。