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7件
遥か遠き家
著者 八田てき
僕に全てを与え、捧げてくれた人。90年代、アメリカ。過保護すぎる親の箱庭で、死んだように生きていた少年・アラン。旅人・ヘイデンと出会い、強烈に惹かれ合うも、彼には一か所にとどまれない放浪癖があると知る。共にいるためには、家出するしかない。それはヘイデンが、誘拐犯になるということ。それでも彼は、何もかも投げ捨て、アランを地獄から連れ出してくれる――。その轍は、逃走経路。しかし彼らにとっては――「二人だけの家」への、帰り道。
遥か遠き家
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遙か遠き家 (Canna Comics)
2021/08/23 17:48
ロードムービーのような漫画
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々ネットで読んでいて、最後が気になったので単行本を購入しました。
素晴らしかったです。読後、一本の映画を見終わったような満足感がありました。
明るい話ではないですが、デビュー作とは思えぬクオリティです!
宗教と社会に雁字搦めにされ、追い詰められていく二人。耽美な作画と心地よい息苦しさが合っていて、ひたすらに美しい。
ぜひ最後はネタバレ無しで読んでほしいなと思います。
買ってよかったと思える作品です。
2024/04/22 20:45
映画みたい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるき - この投稿者のレビュー一覧を見る
大作です。絵の雰囲気もストーリーも1本の洋画を観たような気分になりました。冒頭からラストまで最高です。
2024/02/09 14:28
祈りは救わない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sice556 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んで、タイトルの意味が腹落ちしました
彼らの帰る「家」は、彼らだけのもの
最後、"I know"というヘイデンの一言は、
アランをとても心地よくしてくれたのだと思いました
結末は、これしかなかった…という悲観的な解釈ではなく、
これがよかった…と、思える結末でした