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桃太郎殺し太郎 3
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桃太郎殺し太郎 1 (ヒューコミックス)
2022/03/06 17:42
衝撃のタイトルと、衝撃のストーリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
桃太郎殺し太郎というタイトルに惹かれて買いました
衝撃のタイトルですが、タイトル通りの作品。
桃太郎を鬼側?から描く作品で、そのままのストーリーかと思いきや、びっくりする展開になります。
1話目の展開にびっくりして、1巻中に、さらにびっくりする感じ
こいつが主人公?って感じですが、最後には感情移入できます。
2025/04/26 21:58
桃太郎嫌い太郎
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを書いている人は『桃太郎』が嫌いである。
もとのお話は特に誰が作ったわけでもないのだけれど、桃太郎がただ略奪と虐殺をはたらくだけで、弱い者いじめ臭しかしないのになぜお話として残ったのかという疑問がつきまとう。幼少時にはうまく言語化できなかったけれど、そんなモヤが今も晴れない。
本作のパイロット版は『となりのヤングジャンプ』サイト上に掲載されており、現在も無償で閲覧できる。描画ツールの都合でジャギも目立つし、トーンも白黒二階調と粗い。粗いが妙に作品の演出にマッチしていて今も印象に残っている。
連載版ではいくつか大胆な変更が加えられている。桃太郎の血筋と異能が鬼の殺戮に有効なのはそのままだが、その機能が整理されてコマ割りもいくらか丁寧に変更されていたため、さらに密度が増したように感じる。
地続きの山を攻めていき、静三郎はその前にも鬼の群落に邂逅しているようで、大まかに吉備国のどこかなのだろう。絵柄の通りに斬り合いは壮絶なもので、特に太刀の切れ味は恐ろしい。鬼の身の丈は人を上回っているそうで、九尺(2.4メートル)や十尺(3メートル)もざらだという。唐竹割りに身体を両断、硬い頭蓋をものともせず切断、あるいは袈裟懸けに胴斬り、斬られた鬼は原型を留めておらず肉塊の有り様だ。
刀がなにがしかの業物ということはなく、鬼の皮膚を柔らかくし強靱な肉体の勢いを削ぐ、これこそが桃太郎の異能であり、それが鮮やかな切れ味をもたらしている。
まぁ静三郎自身は武勇の人ではなく膂力でも劣る自覚を持っている。だから子鬼を見つけた時に、己を発憤させようと刀の試し同然に首を刎ねたのかも知れない。親を肉片も同然に切り刻まれ、泣いて脅える子供の首を刎ねるカットはフィクションだとは分かっていてもなかなか辛いものがある…。もっとも桃太郎の本質はこの残虐性にあるのかも知れないけれど。
漫画や小説の刀は折れず曲がらず(単に作者が忘れているだけかもしれないが)木や岩を切断しても刃こぼれすらしないほど凄まじい切れ味を発揮しているケースも多いように思う。それら『斬鉄剣』みたいな刀で人を斬ったら…本作の鬼のようにバラバラずたずたにされてしまうのだろうか。
2025/04/11 22:12
六郎果てる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
膂力では鬼にかなわぬも人に比べれば飛び抜けた怪力を誇る六郎。かつて「鬼子」と呼ばれて忌み嫌われた彼も、人ではあるから桃太郎の術は効かずそれでいて腕力は人を上回り。鬼達にとっては切り札ともなる存在だった。
鬼と人が存続をかけて戦に臨む…。その戦いぶりは壮絶そのもの。