- みんなの評価
54件
ぼくらの
著者 鬼頭 莫宏
夏休み、過疎地の村へ“自然学校”にやってきた少年少女15人。1週間が経ったある日、海辺の洞窟へ探検に入った一同は、その奥にコンピューターを持ち込んで住んでいた謎の男・ココペリと出会う。彼は自分が作ったゲームをやらないかと誘い、宇白可奈を除く14人の中学1年生が同意して契約を結ぶ。半信半疑で宿舎に戻った一同だったが、その日の夕刻、大きな物音と共に巨大ロボットが現れて…。
ぼくらの 11
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/05/30 09:30
問題作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
一体どこまで壊れていくのでしょうか。この漫画の恐ろしさを痛感しています。前巻もかなり驚愕の内容でしたが、この巻ではさらにエスカレートした人間の闇を描いていて言葉もありません。死というものがどんどん軽くなってゆく、そんな感じです。あまりに生々し過ぎて確かにこれは物議を醸しそうな内容ですね。SFの皮を被ったホラーとでも言いましょうか。問題作ですが、完成度は非常に高いと思います。
2024/05/30 09:29
不思議な雰囲気
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとも不思議な雰囲気に包まれた漫画です。子供たち15人がロボットを操って謎の敵ロボットと戦うというぶっ飛んだ設定ですが、導入はドラマチックで端的に分かりやすく説明してあり、理解しやすかったです。謎がたくさんあるのも興味深いです。でもこの漫画の最大の特徴は子供たち一人一人が抱える希望や闇を描いている哀愁タッチの漫画だということです。作品全体が悲しみに包まれているようで今後の展開にゾクゾクします。
2024/05/30 09:29
衝撃的
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃的な漫画です。設定こそロボットSFそのものなのですが、内容は人間の心の闇を深く抉る濃厚な人間ドラマになっていてその奥深さに驚嘆しています。戦闘シーンも最初は淡白に思えたのですが、実際には攻撃方法がそれまでのストーリーと密接に繋がっていたり、悲惨なシーンの直接描写をなるべく避ける工夫をしていたりと細かいところまで考えられていることに気づきました。筋としては一人一人死んでゆくのでしょうが、中身的には予想がつきにくい展開でドキドキします。