未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿
著者 篠田真由美
京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はす...
未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿
商品説明
京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はすべて別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!
目次
- プロローグ
- 馬に乗る少女
- 海の見える家
- 閉ざされたパティオ
- 白馬の肖像
- 笑わない男
- 魔女たちの宴
- 傷つける漁夫王
- 目の中の顔
- 茜色の姉妹
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探偵さんに美しさは求めてなかったのですが
2016/03/30 15:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:壱太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
15年本棚に入れたままだったのですが、今更になって読み始め、そして夢中になってます。
読み始めて3行。好みの文章というのがあるのを、あらためて感じました。
建物の描写が出てきます。想像しながら読むのも難しいですが楽しいです。
ボサボサよれよれが探偵さんの基本だと思っていたので、容貌に美しさは求めていなかったのですが、時折見える美貌ってのも箸休みのように感じてきて、これはこれで美味しいのかなぁと思ってきました。
登場人物も多く、誰もかれもが犯人に思えてきます。最後まで気が抜けません。
まずはこの1冊<篠田真由美編>
2002/03/11 17:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
篠田真由美さんの本を読んでみようかなと思っているなら、まずは この本がオススメです。建築探偵桜井京介の事件簿のシリーズ第1作。「ご所有の西洋館の鑑定承ります」という1枚のビラがきっかけとなり、京介と友人の深春・アシスタントの蒼が事件に巻き込まれていきます。“閉ざされたパティオでの不可解な死と一族を襲う連続殺人の結末とは…”謎解きは勿論 登場人物が魅力的なシリーズです。そして事件の背景には様々な人の想いと誤解が複雑に絡み合っていて…誰一人悪人なんていないのに、起こってしまった悲劇を京介が誤解諸共解き明かしていく様子が蒼の視点で語られています。また蒼や京介にも様々な過去や秘密があり、シリーズを通して彼らの成長が描かれつつ 徐々に過去が明らかになっていきます。1冊読んだら、次を読まずにいられない そんなシリーズです!!
期待はずれかな
2017/07/23 22:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
建築探偵というのがちょっと惹かれる設定だったので読んでみました。
物語としては「誰が」「どうして」その事件を犯したのか?というめちゃ王道の推理小説でした。
正直事件の舞台となるスペイン風の別荘もあまり意味がない感じで、これで終わりなの?という結末でした。
人気があったのかシリーズ化され15作も出ているのであと一冊2作目を読んで判断しようかと思っています。
ただ、本作はすでに紙媒体では絶版中で古書で手に入れるか、電子書籍で読むしかないようです。
本編はさておき、巻末の解説を笠井潔氏が書かれているのですが、こちは読ませます。笠井さんの作品は好きですが少々くどく感じることもあるのですが、色んな本で書かれた解説はいつも見事な出来栄えだと思っております。(笑)