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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
正しいことをするためには決して自分を曲げない主人公と自分たちの権力を守るためにどんな汚いこともする上層部の醜さが対照的である。
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投稿者:ごまた - この投稿者のレビュー一覧を見る
そこまでやるのか。と思わずにはいられない会社の仕打ちに
本当に腹が立つ。組織と言う大きな看板を掲げ、権力をかさに着て、
1人の人間の人生をどんどん狂わせてゆく。
そんな事が許されるはずはないのに、現実に起きてしまう。
また、官僚の力とは想像もつかないほどに大きなものなのだろう。
その中で主人公の恩地が会社への意地とはいえ、前向きに冷静に
仕事をし、生活をしていく姿に心を打たれた。
テヘランからアフリカへ…
2016/06/23 12:41
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投稿者:スミレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラチ、テヘランを経て、更なる不当な人事異動により、未踏の地アフリカ勤務を命じられた恩地。
オフィスさえない場所に単身投げ出され、それでも自分の居場所を作り上げた恩地の執念ともいえる行動力の強さに感服しました。
不当人事を訴える法廷で勝訴。
帰国が決まって本当に良かった。
次は、いよいよ「御巣鷹山篇」です!
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大手航空会社に勤務するオンチ君が主人公で、「善人」のモデルとなっています。全5巻にわたって、善をまっとうすることが1つのテーマであり、テーゼになっています。オンチ君の反対のモデルがギョウテン君で、企業・社会を上手く生きていくために、正義を見てみぬふりをしたり、不正を行ったりします。こちらが大勢だったりもします。
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会社から不当な扱いを受けても、それに屈することなく自分の信念を貫き通した主人公。またそれを支えた妻りつ子がすごいと思う。
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2巻は、テヘランからナイロビ、そして都労働委員会の審問会を経て、帰国が決定するまでです。家族のことで、悩み追い詰められていく恩地さんが、不憫でならないです。
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徐々に明らかになる航空側・労組側との対立。腐敗臭のする中心にいる組織。なんだかんだでどいつも我が強いのだ。ただ主人公の恩地から腐敗臭が垂れ込めなかっただけで、彼の意思の強さは腐敗臭の原因になりすらあった(家庭内不和)。しかしこの刊の最後らへんで少し泣いてしまった……。
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とある実在航空会社をモデルにした話題作。
労働組合の委員長として懸命に労働側の要求を経営陣に苦言する「もの言う労組委員長」。そんな主人公は経営陣から邪魔者とされ、不当な海外転勤を言い渡されることとなる。
そして、皮肉にも同じく労働組合に所属していた同期の友人は経営陣に盾突くことなく出世の道を歩むこととなる。
「長いものに巻かれる」という言葉があるように権力に対して逆らわないことは楽だし安全だ。それを自分自身のためでなく、労働者全体のために自分を捧げる主人公の姿を、大学の生徒会の副代表を務める自分に重ねてみたりした。
権力に対する姿勢。いい子ちゃんにしておいしい目をみるか、反発して主張し潰される危険を冒すか。なんとも悩ましいテーマだ。
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パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離―。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす…。
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主人公の恩地元のモデルとなった小倉寛太郎氏を、組合のゲストとして呼ぼうと言う時に他界されてしまわれ、つくづく残念でなりません。本当の男とは目立ったキャリアや、肩書きなんかじゃない、これこそ本当の男なんだと思いました。今の時代にこういう人っているのかな?いたら間違いなく全身全霊でおつかえしたいです。
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恩地さん、やっと帰国です。やな奴オンパレードで疲れます。こんなひどい会社辞めてやるーー!!と何度思ったことか・・
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自分の信念を固持し、そのために次々に僻地勤務を言い渡される。もうそろそろいいじゃないか!恩地さん。。。と思ってしまう。強い。最後に、帰国できてよかった。
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アフリカをたらいまわしにされて
それでも組合のために会社をやめない、その姿勢に感動というより
さっさとやめれればいいのにと思ってしまったのは20代だからでしょうか?
今の20代はそもそも会社に期待をしていない。
会社に入るのは「自分」のためだし、
一生そこに勤めようと思っている人はかなり少ないと思われる。
だからこの20年以上も前の会社を舞台とした
物語に共感ができないのだろう。
そこよりもアフリカの文化や
じっと耐えて待つ妻や
子供が気になりました。
でもぜひ読むべき物語だと思います。
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2冊目は続編!
いまどき、帰国子女というだけで一つのステータスのようなもので、子供のことに南米や中東への滞在経験があるならば、それこと社会人になってその経験が大いに生かせるような、甘ったれた考えを持つboribori(苦笑)。しかし、オフラインであったり、僻地と呼ばれるような場所への転勤は、恩地氏の家族に大きな負担となってしまった。自分が一生働こうと心に決めた会社にもし入れたとしても、会社からの仕打ちで、いてもいなくても同でもいいような地に飛ばされてもなお一所懸命に精を出すことができるのだろうか。安易に海外勤務にあこがれているが、それはあますぎるのではないだろうか。本編は自分の頭でイメージできる内容を遥かに超え、その辛酸さを感じ取るだけでやっとだ。しかし、社会の現実、のようなものを垣間見ることができる作品であった。
個人的に狂気の沙汰に陥る前に恩地氏に帰国命令が出て、ほんとに安堵した。このような恐ろしい圧力が実際に明るみに出ていなくても各所で行われているのかと思うと、世間に出て自分の意志をつらぬくこと、仲間と交わした約束を果たすことがいかに難しく、犠牲も多いのか思い知った。
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日航機墜落事故を小説的に再構築した作品。全五巻。
半ば強制的に国民航空の労働組合委員長を任された恩地元。委員長として会社と戦った恩地を組織ぐるみで葬り去ろうとする冷酷さに驚嘆。こんなことがまかり通っていた時代があったなんて・・・。(07/2/9)