紙の本
クラウドであらゆる情報を一元管理
2010/07/31 10:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
前著「クラウド・コンピューティング」(朝日新書)に続く、クラウド応用編。 ITジャーナリストである著者が実際にどのようにクラウドを駆使し、仕事に活用しているかを紹介。
クラウド・コンピューティングという言葉もよく目や耳にするようになった。本書を手に取ったのも技術動向を知っておくためだが、中で紹介されているようなサービスは私はほとんど使用していない。著者のような職業の方にはさぞかし威力を発揮することは理解できるが、私は幸か不幸か、それほど必要としない仕事だ。
クラウド・コンピューティングは大雑把にいえばネットの「あちら側」というクラウドに、データもソフトも置いて、こちら側ではサービスだけ受けましょう、ということ。運用・保守の手間がかからないのでコスト削減が期待されている。しかし、重要なデータを手元にではなく、全てクラウドに預けることに抵抗を感じる声もある。情報漏洩などの危険性を心配しているのだ。その点にも第4章で触れている。リスクをわかった上で、損得計算をして使う、と著者はいうが、彼のような個人事業主ならリスクも小さくて、費用対効果が高いかも知れないが、企業の立場になったら果たしてどうだろうか。
サービス提供会社の質が不十分で、情報流出によって「情報が第三者の手に渡り、悪用され」たり、情報の消失、ネットワークの切断によるサービスの中断、突然、その会社が経営状態が悪くなってサービスがなくなる可能性もある。サービスを提供する側とすれば「顧客のデータを安全に預かることは、自社の存続に関わる重大な責務」というのは建前としては分かる。不満をもつ一社員が悪事を働く可能性もある。リスクを上げたらきりがないが、そうしたリスクを全て考慮した上で、効果を見極め、導入の判断するべきだろう。これが一番、企業側としては難しいだろう。やはり身軽なフリーランスの事業者など個人やSOHOにこそ、クラウドは向いている気がする。そのサービスの利益をより多く享受できると思われる。
第1章ではG-mailで全てのメールを一元管理することを勧めている。フィルタ機能を使って、特定の案件や特定のアドレスからきたメールだけを携帯電話へ転送することも可能だ。クラウドの最大のメリットの一つはこの情報の一元管理にあるといえる。その他のクラウド・サービスとして、データのバックアップや、スケジュール管理、写真管理、メモ帳などなど便利なものが紹介されている。スマートフォンや携帯端末の広がりで、これとクラウドの連携がますます今後、拡大するだろう。
紙の本
Gmail のつかいかたがみならえる (?!)
2011/09/24 08:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからするともっといろいろな話がでてきてよさそうだが,内容は Gmail のつかいかたに約半分のページをさいている. 会社づとめだと Gmail はつかいにくいのでつかっていないが,この本をもとにみなおしてみてもよいとおもう. メイルを分類したり捨てたりしなくなってひさしいが,メイルをパソコンにためていると,おそくてかなわないから…
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IT関係のライターである著者がクラウドコンピューティングを仕事術として生かしている手法を公開。Gmailをネット圏外でも使用可能にするGearsという仕組や、evernoteという電子メモ、バックアップシステムとしてのネットワークg型、モバイルハードディスク等を紹介。データ整理のルールを分類→タグ付という意識に変えよという意見に納得。
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Web上のサービスを駆使して、効率的な仕事環境を作るためのノウハウ
★関連図書
佐々木俊尚氏「仕事するのにオフィスはいらない」
小山龍介氏「整理HACKS!」
野口悠紀雄氏「超超整理法」
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クラウドの使い方に関する本。今さらという感じ。
●gmailを有効に使う(ラベルで分類)
●ファイルは時系列
●画像はPicasaで管理(ラベルで分類可能)
●RSSはライブドアリーダーで効率的に読める
●メモをネットで統合 「Evernote」
●バックアップはモバイルハードディスク
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09/12/17
クラウドの便利さ。検索のしやすさ・編集
流失の危険には要注意。
立ち読みした時に大体把握していた。
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西田宗千佳「クラウド・コンピューティング仕事術」
P49〜
・グーグル「Gears」を使えばオフラインでもGメールが使える。
P117〜
・現在の携帯電話にはワードやPDFを表示する機能がある。
iPhone用アプリ「FileMagnet」を使えば簡単に資料を扱える!!
↑
要チェック!!
P132〜
・「iPhoto」の使い方を勉強するべし!!
P147〜
・「Evernote」の説明
P152〜
・「バックアップ」をクラウドでとる。
自分で作った文書などのバックアップ手段としてお勧めなのが「ネットワーク・バックアップサービス(ジャストシステム)」「データ保護・漏洩対策サービス(NEC)」の場合月額500円で自動でバックアップをとってくれる。
P157〜
・緊急時にパソコンの中身を元に戻す為にはHDの中身を丸ごとバックアップをとっておくべき。バックアップ機能付きの外付けHDを使う。
P178〜
・パスワード管理ソフトを使う。
P182〜
・公共のパソコンではクラウドは使うと危険な事もある。
P185〜
・通信費にいくら掛かっているかを理解しておく必要がある。
俺の場合
携帯電話:8、000〜11,219円
プロバイダー:7,087円
固定電話:500〜700円
合計:15,5787〜19,006
プロバイダはマンションタイプにすれば少し下がるけど、携帯はネットをダブル定額で使っている以上は値下がりしないしなぁ。
結構かかるなぁ。
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会社のPCバックアップ失敗事件以後、ネットの向こう側にデータを置く昨今のクラウドコンピューティング導入の可能性について考えをまとめるために一読。個人的にはGmailやgoogleカレンダーなどで個人的には足を踏み入れており、その便利さを実感しているところではありますが、作成データを向こう側に置くことについてのセキュリティの問題、ネット上ソフトを使った資料作成の現段階での困難さ、会社としてネットインフラを整える場合のコスト等鑑みるに、まだまだ全面導入には至らずとの結論でしょうか。
全体像の把握には、まとまった本の方に分がありますが、やっぱりこの手の情報は、雑誌の方が早いです。
2009.10
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Google、dropbox、evernoteなど、最近、クラウドががぜん身近になった。
しかも、無料、そう、Freeってやつだ。
もちろん、容量、使い勝手などを考えて、有料版に移行しても、びっくりするようなコストではない。
いい時代になった。
クラウド活用では、スマートホンの出現で、大量の文章を打たないなら、パソコンは、持ち歩くことも、必要ない。
どこでも、マイデーターベースへアクセスできる。
注意点は、ひとつだ。
ID、パスワードのセキュリティー管理だ。
自分の身は、自分で守るのだ。
最後にこの本は、一般的なことが書かれていて、入門書としては、いいが、俺には、物足りなかった。
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実践してみたい仕事術が多く紹介されていたので、是非試してみたい。
1.メール革命から始めよう
Gメールはサーバにデータ保存されている。削除する必要なし。
タグ付けでシンプルに管理する。
思いついたアイデアを自分宛にメールする。フィルタ機能で自動整理。
メールを蓄えるGears
Gメールを別メールソフトでPOPで受信してバックアップする
Gメールにメールを集約する。転送サービスやPOPを利用する
送信者メールアドレスをGメール以外に設定する
2.携帯電話
携帯でもWebでGメール
iPhoneとPCを同期するモバイルミ-
PDF化してデジタルデータを持ち歩く
3.PCでのデータ整理
ファイルは一つのフォルダに放り込め
検索は中身まで。グーグルデスクトップ
写真管理はPicasa3
タグを使って大量データを管理
ドキュメントスキャナーでデジタル化
WebでRSSを効率的に読めるライブドア・リーダー
ネットで自動・簡単バックアップ(ジャストシステム、NEC)
モバイルハードディスクでトラブルに備えよ IOデータ(HDPG-SU250)
4.損得計算
パスワード管理 ID Manager、ロボフォーム
Web利用時にプライバシーに関わる情報を記録させない。InPrivate
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Gmailを全く使っていない、興味も無い人には奨められない。
逆のパターンの人にはお奨めできるかな。
でも立ち読みで軽く読んでからが良いと思う。
私は、gmailほとんど使っていないため、効果無し。
※これを読んで活用するかなと思ったのですが
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この本を読んでオンラインのバックアップサービスを早速始めた。これは素晴らしい。月額525円で容量無制限とは!
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Gメールなどのウェブベースのサービスについて、真新しいことが述べられているわけではないけれど、個人的には知らなかった使い方もあり、参考になった。
一見、タイトルだけみると、クラウドを使った仕事の仕方を勧めているだけのようにも見えるが、クラウドの危険性についてもきちんと述べられている点がよかった。
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目新しいことは何も無いが見落としているものもある。
「こんなのもあったのか」というがひとつでも見つかれば、の目線で。
関連雑誌を毎月何冊も読んだりしない場合は、たまにこの手の本で見直せばいいだろう。
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データを自分のPC外部の雲のような所に集め、どこからでも手軽にアクセス出来るという事がクラウドという事でしょう。
本書ではクラウドを使った仕事術を「ever note」や「Gmail」等、実際のアプリケーションを例に挙げ紹介されています。実際に自分でもこれらのアプリケーションを利用していますが、「こんな使い方もできるのか〜」という参考になる点もありました。
全体の感想として、本書はPCビギナーの入門書として位置づけられると思います。専門の方が読まれたとしても周知の事実が書いてあるだけて得られる物はないと思います。
「最近クラウドってよく聞くけどなんだろう?」という方は著者が以前書かれた『クラウドコンピューティング』と共に読まれる事をお勧めします。