ぶつぞう入門(下)
著者 柴門ふみ (著)
仏像には興味があるけれど『○○仏像の見方』とか『××仏教美術史』なんか読むのはめんどうくさい。名だたる仏像のあるお寺は、どこを見ればいいのか教えて。そんなあなたにぴったり...
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商品説明
仏像には興味があるけれど『○○仏像の見方』とか『××仏教美術史』なんか読むのはめんどうくさい。名だたる仏像のあるお寺は、どこを見ればいいのか教えて。そんなあなたにぴったりの、超初心者向け仏像&名刹入門。この本を読むと……(一)仏像の由来を知ることができます。(二)運慶が好きになります。(三)読み終わると……仏像めぐりの計画を練っている、かも知れません。柴門ふみが五十余カ寺をめぐり、イラストとともに描く「わが心の仏たち」下篇。
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仏像旅行記
2007/07/21 09:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イム十一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が京都・奈良・鎌倉などの仏像巡りをした時の見所・感想等を綴った旅行記(瀬戸内寂聴さんとの仏像対談もあります)です。
仏像の顔や姿を有名人に例えた表現が多く、著者独特の感覚で仏像の良さを紹介しています。また、それぞれの章末ごとにその章で紹介した仏像のイラストと歴史・技巧・芸術・個人の四項目で★1~5の評価がしてあるのも、この本の特長のひとつです。
はなさんの『おおきいぶつぞうちいさいぶつぞう』と似たような感じの作風で、同行の「Y氏」とのやりとりや著者の豊富な雑学知識からの仏像紹介などから、仏像に関する知識だけではなく、仏像巡り旅行の楽しさ・面白さも伝わってきました。
巻末には著者が巡った寺院の案内があるので、この本を読んで実際にその寺院に出かけてみようと思われた方にも便利です。
私も一度、個人項目で★5評価の奈良・円成寺大日如来坐像を拝観してみたいです。
ぶつぞう、どうぞう、そんな小学生のダジャレを思い出しました。
2006/05/07 22:14
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
写真集で見る国宝の仏像を、これほどまでに至近距離で評するとは。
仏像であること、国宝であること、そんな既成概念などは関係なく、好きか嫌いか、ただそれだけを芸能人の似顔絵を交えての話には思わず笑うしかない。
高校時代の修学旅行で京都、奈良を廻っていくつかのお寺を見たはずなのに、東大寺かどこかの回廊の朱の色、法隆寺の五重の塔しか記憶に無い。
大阪に転勤になり、休日には奈良、京都と寺めぐりをすることになるが、幼い子供たちの不満気な顔と法隆寺の参道脇の茶店で小学生の息子がラーメンを食べていたのを思い出すのみ。東大寺の大仏を見たときにはデジャブ—か?と己が超能力を疑ったが、ちゃんと修学旅行のコースであっただけでしかない。
やはり、寺というのは物見遊山で行くものではないというのが身にしみる今日この頃である。
巻末に柴門ふみさんと瀬戸内寂聴さんの対談が載っていたが、対談の始めから近所のオバちゃん同士の会話で始まり、いつしか吉本新喜劇風の対話になり、お互いがボケとツッコミを繰り返している。通勤電車の中で読んでいたので、笑いを押さえるのにたまらなかった。
この両名の漫才はどこまで続くのかと思いきや、最後には先輩役者の瀬戸内氏がちゃんちゃんで締めて、めでたしめでたしで終わってホッとした。
国宝級の仏像だから片っ端からありがたがるよりも、肩肘張らずに気楽に接するには本書はうってつけである。
仏様をちゃかして仏罰があたるぞ、と言われるかもしれないが、そんなこと、仏様は先刻承知のことだろう。眉間に皺を寄せて修行をして、人をポアするよりも、気楽に「人間だもの」で接したほうが仏の方も救いがいがあるというものかもしれない。
しかし、何かの機会にこれらの仏像を拝する機会があったとき、はっぱ隊や布袋寅泰を思い出したらどう責任とってくれるの柴門さん。