三毛猫ホームズ二作目
2023/07/28 07:09
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猫のかわいい仕草を文章で読みたくなったときには、このシリーズがいちばんです。ジョンというオスの黒猫が登場するこの作品は特に楽しいのです。
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片山晴美が受付嬢になった【新都心教養センター】で事件が…。金崎沢子と名乗る女性が四十数万円の授業料を払い、三十クラスの全講座の受講生になった途端に講師が次々と殺されたのだ
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三毛猫ホームズシリーズ第2弾です。
1作目『三毛猫ホームズの推理』が予想以上に暗かったため、続編に手を出すのに躊躇したのですがとりあえず読んでみました。
今回は第2弾ということもありメインキャラクターが確立され、雰囲気も明るく固定されて全体的に僕のイメージしていた『三毛猫ホームズシリーズ像』とかなり近いものになってました。
ところが、イメージに近いものにはなっていたのですが、それはそれであっさりし過ぎてちょっと物足りなさが。我ながら、なんてワガママな…。
KEY WORD>>三毛猫ホームズの追跡(著:赤川次郎)
料理から英会話と様々な講座を持つ『新都心教養センター』。
ある日、受付に『金崎沢子』と名乗るサングラスにマスクという怪しげな女性が受付に現れそのすべての講座に申し込んで行く。ところが、金崎沢子とは2年も前に起こった殺人事件の被害者であった。金崎沢子の名前に怯えを見せる講師達。そして殺人が・・・。
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◆二時間サスペンスな面白さ!
さまざまな(けれども似たような)設定で、あれだけの数の作品を世に出す彼はすごい。彼の作品は、何でもいいけど、ある程度面白い小説が読みたいという時にオススメ。全ての作品がそこそこ楽しめます。ハズレなし。
ホームズ可愛い。
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“ホームズは先に食事を済ませ、前肢をなめなめ、顔を洗っていたが、それを終えて片山のほうを見ると、黙って目を閉じた。
それはちょうど、推理小説で、最初の殺人が起こった時に、探偵が何も語ろうとせず、ただ黙って首を振る場面を思わせた。”
*****
三毛猫ホームズ第二作目!
『三毛猫ホームズの推理』は光文社文庫を読み、二巻目は角川文庫という…。
相変わらず、ホームズはとてもクレバーなメス猫さんで、相変わらず、最後の章の展開が速い。
何故最後の最後で片山さんはあんなに明るさいっぱい!になるのか…。
事件が終わって…だと思うんだけれど、1も2も最後はさわやかに?終わる。
それが何だか面白い(笑)。
主人公はホームズで、助手のワトスンが片山刑事。
そういう設定は好き。
昔起きた殺人事件で死んだはずの女。
彼女の名前で片山の妹・晴美の勤める教養センターに講座への申し込みがあった。
次々に殺されていく講師たち…。
寝る前に怖い映画を観てしまい、眠る為に本を読もうとこれを選んだのに、余計眠れなくなってしまった。
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片山義太郎刑事の妹・晴美は「新都心教養センター」の受付嬢になる。そこに金崎沢子という女性がやってきた。彼女は、全ての講座に申し込むというのだ。不審に思った晴美は兄に調査を頼む。その結果、金崎沢子は二年前に殺されていた事がわかった。片山の方は沢子の住んでいたマンションを訪れ、そこで沢子の妹・涼子に出会う。しかしその晩、涼子は何者かに殺されてしまう。
こうして片山は2つの事件を調べることになるが、そんな中「新都心教養センター」の講師が次々と殺されていく…。
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女性恐怖症の片山は、妹思いの刑事である。前回妹の晴美は、恋する相手を失ってしまい、新しい職場に変わった。ところが、その職場に不思議な人物が現れる。それは、死んだはずの女性だった……!
そこから始まる連続殺人事件。三毛猫ホームズの名推理が冴え渡る。
(感想)
最初のほうの話っぽいんですが、描写が丁寧だな、という印象を受けました。足音ひとつで性格を連想するシーンとか、「焼き切れそうなヒーターほど赤くなった」なんて独特の比喩もあって、楽しかったです。昭和六十年代には、マクドナルドもまだまだ普及してなかったらしいという記事もあったりして、歴史を感じますね~。
推理の方は、このシリーズの傾向らしく、やっぱりあっちですか、という感じでした(汗)
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三毛猫ホームズの主要人物 は、
三毛猫 (雌なのにホームズという名前)
片山晴美の兄の義太郎刑事
主人公の一人,片山晴海
片山刑事の同僚の石津刑事
の1匹と3人が揃った記念碑的作品といわれている。
少し長いので、旅行のときに持っていくと飽きないかも。
教養講座を舞台に、殺人などが繰り広げられる。
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事件は晴美が勤務するあるセンターで起こる。事件のきっかけはそのセンターで行われる全ての講座に申し込みをしにきた怪しげな女性。しかしその女性「金崎沢子」は実は既に死んでいた…。三毛猫ホームズ第2弾。
三毛猫ホームズの追跡
この作品は読み応えがありました。私は「犯人はこいつだろうな」と思いながら読んでいく人間ですが、今回はなかなか犯人に早い段階で見当をつけることが出来ませんでした。その原因はトリックです、特に映像を流すフィルムを使った殺人のトリックは見抜けませんでした。
また今回は被害者(しかし金崎沢子の妹を殺そうとした)達以外にある意味「部外者である人物」が出てくるのは殺された被害者達(だが金崎沢子を苦しめた許せない野郎)に対して非常に腹が立つところでしたね!
今回の犯人と金崎沢子の妹には同情しています。作品を読みながら犯人の思いをどうか汲み取って復讐を完遂させて欲しいとも思っていました。そのくらい今回の事件を生んだ被害者達は許せません。金崎沢子の無念を思うと…。この作品は久しぶりに読みながら「怒り」というものも出てきました。
また「片山刑事に言い寄っていた女性の本心や意図」は私は予想できず、最後その彼女の告白は(しかも事件の最後の謎を解くもの)やられました。筆者・赤川次郎にまんまとやられたという感じです。読み終えた後、今回出てくる全ての謎がちゃんと解けました。
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三毛猫ホームズシリーズ二作目。
石津刑事初登場。登場のしかたから面白い。
晴美にもスポットが当たっているので、前作だとあまり分からなかった晴美の性格がよく分かる。
ホームズの出番はちょっと少なめ。
でも活躍する時はバッチリ活躍します。
このシリーズ全てに言えることだけど、テンポがいいのですごく読みやすい。
続きが気になって思わず一気読みしてしまう。
なんだかんだ片山刑事もそこそこ冴えてると思う。
もちろんホームズには遠く及ばないが。
ワトソン役としては彼以上の人材はいないだろう。
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ドラマから入ったわけですが、展開が違う!なので新たにわくわくしながら読めました。ホームズとジョンの間に何があったのだ。そしてドラマと違って割と石津に好意的な晴美が可愛い。それにしてもドラマよりも生々しいというか、悲惨というか。こりゃ復讐を遂げさせたいとホームズが思った(?)のも無理ない。残酷な展開を緩和する叔母さんの存在が愉快。もしドラマに登場してたら義太郎より兄・ヒロシに見合い進めまくったんだろうな。ドラマ、第二弾やらないかな。
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ホームズも事件を解決へ導いてくれるが、片山刑事の妹、晴美が活躍します。前回色々とあった晴美が、立ち直って明るくなった様子や、片山刑事の面白い部分も分かります。
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三毛猫ホームズシリーズ2。石津刑事と栗原警視登場で主要キャラ勢揃い(=^ェ^=)この本ではまだ石津は晴美を追いかけているだけで食い気が発揮されていない(笑)ホームズとジョンの友情も垣間見られる。最後が呆気ないので寂しい。しかしホームズ先生メカにも強いんですにゃー=^・ω・^=
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赤川作品二作目。三毛猫ホームズもシリーズ二作目。
今回は片山刑事の妹・晴美の職場を中心に事件が進んでいく。
晴美の職場の講師たちが次々と殺されていくことには、二年前のある殺人事件がきっかけだった。
冒頭で晴美が人の足音を聞き分けるシーンがあったので、なんらかの場面で事件解決への糸口としてこの能力(?)が使われるのかと思いきや。
期待外れて晴美は気絶したまま殺されかけます。笑
片山刑事の周りにはやはり今回も片山刑事を誘惑する美女が現れますが今回は最後に大笑い。あー、なるほどそれで……と言わせる巧妙な人間関係を描く赤川先生大好きです。
今回も実は中盤で犯人の目星がついて読み進めていましたが(見事正解しました。笑)、それでも次々と起こる事件同士はうまく関与していないため、最後まで読み進めなければ確信できません。
最後の種明かしは赤川先生だけあって、人間関係を種明かし、という感じです。
片山刑事とホームズの掛け合いも面白くて、ホームズがへたに人間の言葉を喋らないところも、この推理小説がSFになりきらなくてエンターテイメントで楽しめる要素の一つだと感じます。
今回はホームズの相棒、ワトソン君も大活躍!笑
赤川先生、いつも笑えるエンターテイメントをありがとう。
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女にとっては辛い事件の元凶。
殺し合い。
晴美のハツラツでおちゃめな感じ気に入ってる。
片山刑事のおっちょこちょいな感じも。
今回はホームズの他にもジョンって子も登場。
猫たちは言葉は話さないけど、どうやって解決してくれるんだろうってワクワクする。