電子書籍
宮本武蔵(二)
著者 吉川英治 (著)
沢庵の温かい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは? だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。大和の宝蔵院で味わっ...
宮本武蔵(二)
宮本武蔵(二)
宮本武蔵 2 (吉川英治歴史時代文庫)
商品説明
沢庵の温かい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは? だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武蔵の行く手は厳しさを増す。一方、又八は堕ちるところまで堕ちて、偶然手にいれた印可目録から、佐々木小次郎を名乗ったりする。
著者紹介
吉川英治 (著)
- 略歴
- 明治25~昭和37年。神奈川県生まれ。作家。著書に「宮本武蔵」「新書太閤記」「新・平家物語」など。
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紙の本
この本から読書好きになります
2002/03/18 23:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:茶羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくはこの本から読書好きになりました。わけあって二巻から読み始めたのです。わけというのは簡単なわけで、家には二巻しかなかったのです。始めて大人の本を読んだのがこの本なのです。なのに、寝ずに読み切りました。多分二日ほど徹夜したはずです。
宮本武蔵。素晴らしい人です。厳しい人です。その人物に引き込まれない方がどうかしてます。生き生きと宮本武蔵を描いた吉川英治に脱帽です。必ず全巻一息に読破したくなるでしょう。
で、この本を読むとどうなるか。迷いが消えます。小さなことで悩んでいる自分がバカらしくなります。もっと逞しく、強く、貪欲に、謙虚に行きようと思うことでしょう。貴方の生き方を変えてくれる一冊です。
電子書籍
面白すぎる
2017/04/13 21:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トコトコくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本武蔵第二巻。若き武蔵は強くなりたい、出世したいという気持ちから剣を持ち戦へ行く。様々な人と出会い、その出会いから人生を学んでいく。自ら死線を越えて、敵を正面から対峙し、戦いきることで本当の強さにたどり着く。抜群の読み応えです。
紙の本
第二巻
2003/04/26 21:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞でも人気が出てきたころである。
吉川英治の描く
求道者宮本武蔵は獣のように強く、猛々しい。
それでいて精神的な強さを求めるのであるが
さまざまな試練がある。
やはり昭和初期の文学は世間の認知度が低い傾向があって
やはり小説的な面白みは薄い。
しかし、ヨミモノとして読めば読める。
面白い。その世界に引き込まれる。
趣味として読書をする方には楽しい作品である。
ここで豆知識をしておくと
二刀流を始めたのは宮本武蔵からではなく
既に戦国時代の足軽兵が二刀流を使い始めていたようだ。
電子書籍
娯楽作品を盛り上げるには、魅力的なわき役が必要だ
2023/04/27 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
まっとう過ぎる主人公だけではつまらない。娯楽作品を盛り上げるには、魅力的なわき役が必要だ。 武蔵は剣の道にまっしぐら。若者であれば惹かれてやまぬ異性も拒絶し、おのれの未熟さに悩む。悩み、おのれをけし掛け、さらに前進する。 対極にあるわき役がその姿をさらに際立たせる。 吉川武蔵はエンターテイメントである。しかも一級の。 史実と異なる、ありふれた展開だ、と思われるかもしれないがそれは違う。吉川武蔵を真似た作品が世に溢れているのだ。 続きも楽しみ。