小田実小説世界を歩く 【小田実全集】
著者 小田実 (著)
端正でそつがなく、世に名文と呼ばれている文章より、「ヘタ」で「ういういしい」、ザックリとした豊かさを放つ文章を選びとった明治から昭和までの小説群。谷崎潤一郎から始って、有...
小田実小説世界を歩く 【小田実全集】
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商品説明
端正でそつがなく、世に名文と呼ばれている文章より、「ヘタ」で「ういういしい」、ザックリとした豊かさを放つ文章を選びとった明治から昭和までの小説群。谷崎潤一郎から始って、有島武郎、武田麟太郎、長塚節、徳田秋声、徳永直、前田河広一郎、金史良、徳冨蘆花、夏目漱石、嘉村礒多、壺井栄、原民喜、そしてジョン・オカダまでの小説を、著者が一人の読者としてたっぷりと愉しみながら、ゆるりゆるりと文体を含味し、考えぬいたユニークな文学論。小説の醍醐味と効用を教えてくれる。
目次
- まえがき
- 1 「フンシ」のにおいの力――谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」
- 2 下手クソで、ゆたかな小説――有島武郎「迷路」
- 3 「都会男」による「都会男」の小説――武田麟太郎「井原西鶴」
- 4 「土」の文章のこと――長塚節「土」
- 5 「小説家」のくらしの話――徳田秋声「仮装人物」
- 6 「人びと」を描くということ――徳永直「太陽のない街」
- 7 乗合船の話――前田河広一郎「三等船客」
- 8 ある否定しがたい力――金史良「郷愁」
- 9 総理大臣の胸のうちとまわりの風俗――徳冨蘆花「黒潮」
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