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電子書籍
仕事に効く「断捨離」
著者 著者:やましたひでこ
書類が捨てられない、資料が山積み、スケジュール管理が苦手、人間関係がぎこちない……、そういった仕事場での困ったことや、仕事上で上手くいかないことって誰にもあるはずです。そ...
仕事に効く「断捨離」
仕事に効く「断捨離」 (角川SSC新書)
商品説明
書類が捨てられない、資料が山積み、スケジュール管理が苦手、人間関係がぎこちない……、そういった仕事場での困ったことや、仕事上で上手くいかないことって誰にもあるはずです。そんな悩みが、引き算の解決法によって自己探求する「断捨離」を応用することで、上手くいく対処法を紹介。不要・不適・不快と感じるモノやコトの関係を見直す「断捨離」を実践すれば、仕事の効率が改善し、人間関係までが良くなります。
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紙の本
会社を「ご機嫌な場」に
2011/06/21 08:29
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今ブームの「断捨離」ですが、それを実践されている人を「ダンシャリアン」と呼ぶらしい。
私などはつい、『三銃士』の「ダルタニャン」と聞き間違いをしてしまうのですが、「断捨離」とはモノとのしがらみを「断」ち、要らないモノは「捨」て、モノのしがらみから「離」れることを目的とした行法らしいので、まあ『三銃士』的な強い味方ではあるようです。
そもそも「断捨離」は女性の間で話題になって、あっという間に家庭に広がった「片づけ術」ですが、それが逆流してビジネスの世界でどう活用できるかをしめしたのが本書です。
先ほど「片づけ術」と書きましたが、著者のやましたひでこさんは、それは「断捨離」の限られた側面でしかないとやさしく諭しています。
つまり、この本は仕事場における「片づけ術」の指南書ではないということです。
では、どんな本なのか。実はこの本は考え方を変える本なのです。
「断捨離」とは、「軸足を変えること」だと、やましたさんは書いています。さらにこんなことも書いています。
「私たちのモノと自分に向き合う力、始末をつけていく力、大切なところを見抜く力を養うツール」が「断捨離」だと。
この「モノ」を「仕事」なり「情報」に変えれば、「断捨離」の考えがビジネスの世界でもりっぱに通用することがわかると思います。
ですから、この本で単に仕事場の「片づけ術」を期待した人には物足りないかもしれませんが、「片づけ」を一過性のものに終わらせないためにも、ことの本質を見極めることは重要ではないでしょうか。
やましたさんは「断捨離」の実践で「ご機嫌な場」を創出していくと書いていますが、何かと嫌なこと、つらいことが多いビジネスの世界が「ご機嫌な場」となれば、もう少し働くということが楽しくなるような気がします。
ぜひ、あなたも仕事場の「ダンシャリアン」を目指してはいかが。