ズボラ人間の料理術　レシピ集

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投稿者：ゆうたのーと　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「ズボラ」「手抜き」なんて聞くと、眉をひそめる方は少なからずいらっしゃることでしょう。でも「やるべきことをやらない」わけではありません。
奥薗壽子さんの「ナマクラ流ズボラ派」流儀によると「正しいズボラはやみくもに手を抜くことではなく、省ける手間と、絶対に省けないツボをきちんと区別すること。」（『おくぞの流簡単激早たっぷり野菜おかず２２９』より）
「おいしいものを食べたい、でも手をかけたくない。ラクして作りたい、でも出来合いのものを買うのはいやだ。」というズボラー（自称ズボラ人間）だけでなく、「手抜き」「ズボラ」なんて大嫌い、「手間をかけてこそおいしいお料理ができるんですっ！」とおっしゃる几帳面なお料理上手の方も、だまされたと思ってぜひ作ってみて下さい。新境地が開かれるかもしれませんよ。

　『シンプルシュウマイ』のタネは、ボウルにひき肉を入れ、その上でたまねぎをすりおろし、調味料（塩・しょう油・片栗粉・ごま油）を混ぜたら麩を手で砕きながら入れ、余分な水分を吸い取らせてちょうどいいかたさにしたもの。とてもシンプル、これが、おいしいんです！
結婚以来、シュウマイなんて作ったことがなかったのですが、このレシピでやってみたら大好評。
こんなの初めて〜嬉しい〜っ！と調子に乗って作りまくり。夫、子どもだけではなく、義父、姉と子どもたち、実家の家族までもが「うまい！」すっかりお料理するのが楽しくなってしまったのでした。

　揚げずに焼く『いきなり焼き春巻き』はおつまみにもｇｏｏｄ。
「ＴＶチャンピオン　３分料理人選手権」優勝時のレシピ『じゃがいもピザ』は子どものおかずにもおやつにも、小腹が減ったときにも簡単、おいしい。
『鶏肉のしょう油煮　小松菜添え』は筑前煮にも親子丼にも展開可能、小松菜をたまねぎにしてみたり、煮る時にお酒を加えてみたりとアレンジしながら我が家の定番メニューに。
他にも「ひと鍋で３品、同時に作る」レシピなど、２７の魔法のレシピが揃っています。
　
　奥薗壽子さんの本は、レシピだけでなく軽快な口調のエッセイも魅力的。「ズボラ料理に欠かせないキッチン七つ道具」の詳しい解説、「ズボラ料理とスピード料理の根本的な違い」についても、大いに納得、ためになります。
完成されたレシピに至るまでの失敗談も書かれています。積み重ねられた工夫に敬意を表します。

　「おいしいものが食べたい」人すべてにおすすめします。作ってビックリ、食べてウットリしてみて下さい。　

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

毎日の料理・・・ハッキリ言って面倒くさい。出来るだけラクしたい。そんな人にピッタリ。私か・・・。
どこの家にもたいていある道具を活用して楽に料理するアイディアがいろいろあります。
「あ、ここ省いて良いんだ」って気持ちも楽になります。

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投稿者：スピッツ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ＴＶチャンピオン・３分料理選手権」初代チャンピオンの著作だと言うので、本当に手早くササッと作れるといいなあと思って買った本ですが、実際はズボラ料理と３分料理とは全く別物であって、早く作るためだからといって味や自分の気持ちを犠牲にせず、ちょっとした手間を省いたりほんの少し工夫したりすることで愛情たっぷりのおいしい料理を作ろうと書いてあったので、作者の基本はスピードではなくて愛情だということがよくわかりました。この本には２７のレシピが載っていますが、いろいろ作ってみて一番おいしかった私の一押しは「じゃがいもピザ」でした。これは末永く我が家の定番になりそうです。