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ゆうたのーとさんのレビュー一覧

投稿者:ゆうたのーと

232 件中 1 件~ 15 件を表示
美乳教室 CHICHIKYO

美乳教室 CHICHIKYO

2006/11/14 15:58

おっぱいの司令塔は肩甲骨!上半身の骨盤、肩甲骨をしなやかにして「美乳」になろう。うれしいおまけもいっぱいの美乳体操。

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ほどよく大きく、ハリがあって、形がよくて、健康な胸。これぞ誰もが望み、憧れる理想の胸、「美乳」。
美乳へのカギは実は「肩甲骨」が握っている…
美しい胸は姿勢、つまり背中からとは実感できるけれど(参考文献:『母になった女性のための産後のボディケア&エクササイズ』吉岡マコ著)、背中を覆う肩甲骨が骨盤同様開閉しているなんて、知らなかった!
肩甲骨は上半身の骨盤だったのです。
肩甲骨の開閉がスムーズになり、しなやかに動くようになると、どうなるか。
身幅が細くなる、肩こり解消、二の腕が引き締まる、脳脊髄液の流れがよくなり頭すっきり、リンパの流れがスムーズになる、ウツがなくなる、免疫力アップ…といいことずくめ。
大ベストセラー『骨盤教室』と同じ構成になっていて、ステップを踏んでさまざまなエクササイズドリルが紹介されています。
まずは肩甲骨タイプ診断。よ〜く見て、さわってみて、どちらがラクかやってみる。
自分の傾向がわかったら(自分のおっぱいを把握することが美乳ーの第一歩!)、苦手な側の運動を重点的にやると、かたよりがリセットされます。
肩甲骨の開閉を支配するのは「美乳ウラ筋」。何それ?と思うでしょ。
肩のインナーマッスルのことです。
「美乳ウラ筋」が目覚めると、「美乳エキス」が流れるスタンバイOK。
「美乳エキス」、それはおっぱいの中に流れる血液やリンパ、体液のこと。
なかなかいいネーミングです。
この美乳エキスがおっぱいチューブ(またもや出ました!ナイスネーミング)をスムーズに流れていることが肝心。
おっぱいチューブのバルブはずばり肩甲骨。
現代の便利な生活のおかげであまり使わずにサビついて硬くなってしまったこのバルブにガツーンと一撃。
「美乳ウラ筋」を鍛えたり、「おっぱいチューブ」のバルブを開くのはとても簡単。だけどけっこうキツイ。それだけ普段使っていないんですね。
さらにひらく美乳体操、しめる美乳体操と続きます。
それぞれのドリルの解説、特別講習はとてもわかりやすく、関節や筋肉、骨の構造を知っていくのもおもしろい。
からだってなんてすごい、なんておもしろい!と自分のからだで実感できるのが、タク先生の本の醍醐味。
整体の知恵が基本になっているので、上っ面の健康情報とは全く異なるものです。
「美乳体操」は女性のためだけのものではありません。
巻末には課外授業「男による男のためのドリル」もありますよ。
なにはともあれやってみて、美乳のみならず、元気に健康になっていくのを実感してみましょう。
□□ゆうたのーと□□

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3びきのかわいいオオカミ

3びきのかわいいオオカミ

2006/08/04 03:09

パロディーを超越した傑作!これぞ究極のハッピーエンド。よりダイナミックに楽しめるしかけ絵本

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ご存知「3びきのこぶた」のパロディーです。自分たちで家をつくるのがオオカミ3兄弟、おかあさんから「わるいおおブタには気をつけるのよ」なんて言われています。
最初につくるのがれんがの家。…いきなりですか!
わるいおおブタは、ふうーっとふいて、ぷうーっとふいてみますが、うちはびくともしない。…そうだよねぇ、わらでできた家じゃないもんねぇ。
『ところが このブタ、わるいのなんのって もう とんでもない
わるブタだったんです。』
このセリフ、お話の中で繰り返されます。長男(7歳)はそのたびニヤリ。
ハンマーを持ってきて、うちを壊してしまうおおブタ。まぁ、ほんとにこれはかなりワル!
次に作ったのはコンクリートの家。こちらももちろん、壊されます。
さらに次は鉄条網と鉄骨鉄板や重い鉄の南京錠、そしてしっかりした鋼の鎖まで使った家。
しかし!おおブタ、すごいんです。壊しちゃう。
どうやって壊すのか、これが見どころです。
『きっとぼくたち、いままで まちがった ざいりょうで うちをつくってたんだ。
もっと ちがうもので うちを たてなくちゃ。
でも、なにをつかったら いいんだろう?』
そしてできた家は…
おおブタの反応は?
究極のハッピーエンドが待っています。
過激な場面が続いた後にこの結末。おおブタはまるで別人(別ブタ?)。表情やしぐさの違いに注目してください。ゴキゲンな歌声まで聞えてきそう。さすがはヘレン・オクセンバリー!
作者のユージーン・トリビザスは、犯罪学を研究しているとか。なかなか興味深い事実です。
エスカレートしていくおおブタの破壊行為。ハッピーエンドに向かったのはなぜなのか。
犯罪者の心理、心境の変化がとてもうまく描かれています。
しかけ絵本で本体価格3200円と値が張るものですが、それだけの価値は充分あります!
すべてのページがしかけになっているわけではなく、しかけになっていない部分は1ページの縦半分の大きさという工夫がうまい。それがメリハリになっていて、しかけがよりダイナミックに感じられます。
笑っちゃうほど素晴らしいのが、おおブタが電気ドリルを使う場面。ほんとにドドドド…なんて音が聞えてきそうなんです!
これはもう、パロディーを超越している!多くの人に手にとってもらいたい傑作です。
【月乃春水 ツキノ・ハルミ 本のことあれこれ】

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もこもこもこ

もこもこもこ

2006/08/01 20:34

なんて不思議で楽しい!グラデーションの美しい色使い。ストーリー解釈は自由自在な絵本。

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんとも不思議で楽しい絵本です。7歳の長男があかちゃんの頃にはじめて見た絵本で、2歳になった三男の今いちばんのお気に入り。ページをめくるたびに笑っています。それも最初から最後まで!
いままでにもたくさん好きな絵本に出合ってきましたが、全部のページに笑い声を出すなんて初めてのこと。
終わると人差し指を出して「もう1回」。初めて見たときは続けること15回以上。
そのたびちがう声をあげて笑います。
読んでいるわたしもすっかり愉快な気分になってしまいます。
ストーリーは見る人によって、全然違う風に解釈されそうです。なにしろ説明は一切ないんです。
見返しから始まっています。「しーん」。紫色の地面?が「もこ」と盛り上がります。ページをめくると「もこもこ」おとなりでは「にょき」。その次のページでは、はみ出そうなほどに大きくなって「もこもこもこ」、おとなりも「にょきにょき」。「ぱく」「もぐもぐ」ああーっ食べちゃった!?そうしたら「つん」とたんこぶのように出てきて「ぽろり」と地面に落ちる、それが風船のように「ぷうっ」とふくらんで…
そんな調子で、全く予想のつかない、息もつかせぬ展開。
最後は見返しのはじっこに、また「もこ」。終わりはないんです。
グラデーションの色使いがとても綺麗です。どこか神秘的で現実離れした雰囲気は、ストーリーだけではなく、この色によるところも大きいでしょう。
この舞台は地球上ではないのでは?どこかの惑星?それとも生命の始まりってこんなかんじだったのかも…なんて想像してみたりして。
絵本に物語性や教訓などを求める人には向かないかもしれませんが、こういう絵本こそあっていい。
まったく自由に想像をめぐらすことができるものなんて、なかなかないものね。
親子でたっぷりと楽しみたい。そんな素敵な絵本です。
【月乃春水 ツキノ・ハルミ 本のことあれこれ】

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ラチとらいおん

ラチとらいおん

2007/02/10 04:37

よわむしなラチの前に現れたらいおん。ラチはどんどん強くなり…今でも斬新なデザインのハンガリーの絵本。最近かわいいくてオシャレなグッズが登場!

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「この本覚えてる!」と叫んだのは30も半ばの弟。子どもの頃よく読んだそうです。わたしもおぼろげな記憶があります。
発行は1965年。ハンガリーの絵本です。
黒に黄色い文字のタイトル、男の子の髪、グリーンのつなぎの服。オレンジががった赤いらいおん…抑えた色調ながら、かなりインパクトのあるデザインは今でも新鮮。
当時の日本にはこのようなデザインの絵本はなかなかなかったのではないでしょうか。
おはなしに登場するのは、世界中でいちばんよわむしの男の子、ラチ。
犬をみると逃げ出し、暗い部屋には入れない。友達でさえこわい。
仲間はずれにされて、いつも泣いているラチがいちばん好きな絵はらいおんの絵。
「ぼくに、こんな らいおんがいたら、なんにも こわくないんだけどなあ」
ある朝、目を覚ましてみると、小さな赤いらいおんがいるではありませんか!
らいおんの姿、とてもイキなんです。花瓶に寄りかかり、花をくわえているの!
ラチはちっぽけならいおんだと大笑いするのですが、らいおんは「きみ、よくみていたまえ!」と強さをみせつけます。
らいおんの口調、「○○したまえ!」というのが子どもたちには新鮮らしく、読んだあとしばらく真似していました。
らいおんとラチの強くなるための特訓が始まります。
らいおんが見本を示して体操する姿はとてもユーモラス。かわいいんです。
らいおんがいることで、少しずつこわいことがなくなっていくラチ。
どんどん強くなり、最後には友達からボールをとってしまったのっぽを追いかけて、取り返してしまうのです。
「こわくなんかないぞ。ぼくには、らいおんがついているんだから!」
ところがポケットに入っているはずにらいおんは、いなくなっていて…
読みながら、長男(当時年長)は手をにぎりこぶしにして、汗かいている様子。
ラチになりきっているようです。
こういうときは、なにも言わず、聞かずにいるのがいちばんいい。
「どうだった?」なんて、つい聞きたくなるけどね。
ことばにはできなくても、思い、感情を重ねていくこと。
それが大切なのだと思います。
最近になってノートやバッグなど、シンプルでとてもかわいいデザインのグッズとなって販売されているようです。
わたしもノートをみつけて「!!!」
子どもたちの園の連絡ノートに購入しました。
らいおんのユーモラスな姿をいつも目にすることができるのは、なんだかうれしくなっちゃう。
たのしみながら、毎日子どもたちの様子を記入しています。

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赤ずきん

赤ずきん

2007/02/08 15:06

誰もが知っているグリム童話「赤ずきん」をバーナディット・ワッツの味わい深い、魅力的な絵で。オオカミの巧みな話術、おかあさんの具体的なアドバイス。感心させられます。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誰もが知っているグリム童話「赤ずきん」。バーナディット・ワッツの絵が絶賛されている文章を見て購入しました。
朴訥としたかんじの絵は決して上手いとはいえないかもしれません。
けれど草花や森の様子がなんと魅力的に描かれていることか!とても味わい深い絵です。
赤ずきんがおばあさんにお花を摘んでいきたいと思うのも当然の成り行きでしょう。
いや、ほんとうのところはオオカミの話術が巧みなのです。
おばあさんと赤ずきんの両方を「ぱくつく」ためには「りこうにたちまわらなきゃならんぞ」と、こんなふうに言うのです。
「赤ずきん、まあ、このきれいな花をみてごらん、まわりにいっぱいさいているじゃないか。どうして、めをくれようともしないんだね?」
さらに続けて
「ことりが、あんなにかわいくうたっても、ぜんぜんみみにはいらないんだろ?まるで、がっこうにゆくみたいに、わきめもふらずにあるくじゃないか。ここらまでくれば、森はたのしいばしょなのにさ」
赤ずきんはオオカミのことばを聞き、目をあげてどこもきれいな花でいっぱいなのをながめると、こう思うのです。
「つみたての花たばをもっていってあげれば、おばあさんもよろこぶにきまってる。まだ朝は、はやいんだから、あんまりおくれずにつけるでしょう。」
…おそるべし、オオカミの話術。
かくして思惑通り、おばあさんも赤ずきんもひとのみにしてしまうのです。
「赤ずきん」のお話で、わたしにとって印象深かったのは、狩人がオオカミのおなかを切ってふたりを助け出したあと、石をつめるところ。
この絵本ではオオカミの姿がとてもユーモラスに描かれています。
縫い目の色なんてペパーミントグリーンなんですよ。たまりません。
もうひとつ、この絵本でおもしろいと感じたのは、赤ずきんを送り出すおかあさんのことば。
「そとへでたら、おぎょうぎよくするんだよ、道からずれてあるかないようにね、(中略)おばあさんのへやにはいったら、おはようございます、というのを、わすれないようにね、はいるそうそう、きょろきょろしてはいけないよ」
あまりに具体的、実践的!
マナーを子どもに教え、しつけるには、こんなふうにひとつひととつ、よくわかるように言わないといけませんね。
オオカミが赤ずきんをその気にさせてしまった話術とも共通しますが、ことばの使い方にはとても感心させられました。
絵本を通じて学べることはたくさんあるな、と思った次第です。

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しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき

2002/10/02 22:31

読むのもいいけど作るのが楽しい実践の絵本

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この絵本を見ながら何回ホットケーキを作ったことでしょう(昨日も作りました)。数えきれないほどです。我が家はホットケーキミックスを常備するようになりました。読むのではなく、見ながら作る、まるでレシピ本です。

 初めて作ったのは息子が一歳を過ぎた頃。電気コンロをテーブルの上に置いてよく見えるようにしました。
実際に焼けていく様子と絵本を交互に指差して「あっ! あっ!」
絵本の中と現実の出来事が一緒になる、感動の一瞬です。

 成長していくにしたがって「ふらいぱんと ぼーると おおきな おさらを そろえました」の通り、準備からはじめています。もちろんこの絵本も本棚から持ってきます。
 たまごはしろくまちゃんは落としてしまうけれど、息子は「そーっと抱っこしてるよ」と両手にいだきます。
お気に入りは「だれか ぼーるを おさえてて」これは、ゼリーを作ったりするときにも言っています。

 ちょうど真ん中のページ、ホットケーキが出来ていく様子は「今、ここだね」と確認しながら。
 焼けていく変化っておもしろい。料理するのが日常茶飯事な母としてはいつも見ていることなんですが、新たな発見をした気分になります。そう感じたとき、嬉しさがこみあげます。これが子どもがいて、絵本を楽しむ毎日の醍醐味なんですね。

 この本が誕生して30年になるそうです。これからもたくさんの子どもたちが目を輝かせてホットケーキができるのを楽しむことでしょうね。

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11ぴきのねこ

11ぴきのねこ

2007/02/19 15:24

おなかがぺこぺこな11ぴきののらねこたちが大きな怪物魚を捕まえに。奮闘ぶりがみものです。色使いも素敵!

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

5歳になった二男の目下いちばんのお気に入りはこの絵本。
保育園でクリスマス会の劇で11ぴきのねこならぬ「5ひきのねこ」(人数の関係で)を発表、二男は「ねこじいさん」役で熱演したのです。
それをきっかけに絵本にも夢中になっています。
ねこたちがうれしそうな表情で空を見上げています。
あれ、11ぴきのねこなのに10ぴきしかいない…
裏返すと、いました、いました。草の上にねそべっています。これがとらねこたいしょうです。
夕焼け雲は、よく見るとさかなみたい!?ねこたちの顔にも納得です。
11ぴきののらねこは、いつもおなかがぺこぺこ。
おちているさかなをみつけ、とらねこたいしょうがちいさなさかなをこまかくわけて…
ねこたちはそれぞれいろんなこと言っています。
「まんなかが おいしそうだな」
「あたまのほうが おおきいぞ」
「しっぽは いやだよ」
我が家の3兄弟も、「口はいやだなぁ」「しっぽ、食べられないよ」「ここがいいよ」なんて言っていました。
じいさんねこから、広い広い湖にかいぶつみたいな大きなさかながすんでると聞いたねこたち、さっそく出かけます。だって、はらぺこなねこたちにとって夢のような話じゃありませんか!
「どんなおおきな かいぶつだって、みんなで ちからをあわせれば、つかまえられるよ、ぜったいに。」
ねこの淡い紫色、淡いオレンジの夕焼け雲、いかだ、深緑色の湖、黄緑色の島、ほかにピンクや黄色の色使いが素敵です。
それぞれのページに変化があり、効果的に使われています。
大きなさかながついに現れて、つかまえようとねこたちは大奮闘!
「ニャゴー ニャゴ ニャゴ ゴロニャーン」
「グワアーッ」
この場面は見ものですよ〜!迫力満点です。
「フワーン」
ねこたはまるで歯が立たず…
だけど、知恵をしぼり、力をあわせて最後にはつかまえます。
「はやくかえってみんなに みせてやろう」
「それまでは ぜったいに たべないこと」
「さんせーい」
だけどね、真っ暗闇になった夜が明けると…
さかなの姿は!
ねこたちのおなかときたら!
笑ってしまいます。
食べずにがまんなんて、そりゃ、無理でしょう。いつもおなかがぺこぺこなんだもの。
一応、立派なことは言ってみるものの、やっぱり本能のままに行動しちゃう。
それは子どもそのもの。いやいや、おとなだってやりますよ。おもわず苦笑してしまいます。
この絵本は1967年発行。わたしも小学生の頃、友だちのうちで読んだおぼえがあります。
さかなの最期の姿とねこたちの姿にしみじみとおもしろい…と思ったのです。
ねこたちの活躍はシリーズでたのしめます。
二男をはじめ、みんなで(母のわたしも含めて)少しずつ読んでいるところです。

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お月さまってどんなあじ?

お月さまってどんなあじ?

2005/09/24 03:30

動物たちとお月さまのちょっとしたお遊び。どんな味かというと…さらに、技ありのオチが!

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お月さまってどんな味なんだろう。ほんのひとくち、かじってみたい。
そう思っている動物たち。
ある日、ちいさいカメが決心して、高い山のてっぺんにのぼります。
ところが届かない…カメはゾウをよびます。ゾウはカメの背中に乗ります。
ところが届かない…なぜなら、お月さまはゲームをするんです。
ゲームというのは、ここではちょっとしたお遊びという意味でしょう。
近づいてくるからひょいと逃げる。
だから、お月さまには届きません。
ゾウはキリンを呼んできて、キリンはシマウマを呼んできて…
ここらへん、あの有名なロシア民話『おおきなかぶ』を思い出しませんか?
さらにキツネ、サル、ネズミと続きます。繰り返しが楽しいね。
そしてついに…
パリッ!
お月さまはどんな味だったのでしょう?
その答えがわたしはとても好きです。
限定していないところがいいんです。
読んだ後「どんな味なんだろう…」想像がますます膨らんでいきます。
さらにもうひとつオチがあって…
動物たちの一生懸命な姿とお月さまのお遊びを見ていたサカナがひとこと。
これがなかなかシュールなんです。
このもうひとつのオチがとても効果的。全体の引き締め役になっているようです。
描かれているお月さまは黄色ではなく、ブルーがかったグレーのような色。
表情も穏やかでかわいらしい。あかちゃんみたいです。
お月さまっていいですねぇ。
我が家では子どもたちとお月さまを見るのが日課になっていますが、二男(3歳7か月)がきまって言うことは「よかった、お月さまがいて」
見えてよかったという意味でもあり、お月さまがいて安心した、という意味でもありそうです。
お月さまをはじめ、自然の中に人間が生きている、生かされているということ。
これを忘れてはいけません。忘れていても時々思い出すことにしましょう。
お月見をしたあとに読んだこの絵本で、お月さまがますます好きになったようです。

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しゅっぱつ しんこう!

しゅっぱつ しんこう!

2007/07/08 03:58

電車の運転士になりたい「ゆたかさん」が夢を叶えて…電車好きにはたまらない絵本。読んで心地よい名文もうれしい。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

電車好きなわが家の3兄弟、大喜びするに違いない…と確信。
図書館で借りてみたところ、やはり大人気。長男と二男は取り合いになるほどです。

電車が大好きなゆたかは、将来電車の運転士さんになるつもりです。
ある晩のこと、夜中にふっと目を覚ましたら、いつも枕元においている電車がなくなっていて…

三田村信行さんの文は、素晴らしく読みやすい。
声に出してみるとよくわかります。読んでいてほんとうに心地がいい。快感!です。

柿本幸造さんの絵は、色になんともいえない魅力があります。ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
動物園前駅から乗ってくるたくさんの動物たちはまるでおもちゃ箱から飛び出してきたみたい。なんともかわいらしいんです。
動物達をゆたかが率いて力をあわせて協力する、という頼もしい場面も出てきます。

電車をとめて、畑にむかって、動物たちもゆたかもおしっこをする。
この場面が最高!いちばん気に入りました。
ゆたかは「とっても いいきぶん だったよ。」ですって。

長男に聞くと、いちばんおもしろかったのは「ライオンが『ゆたかさん』って呼ぶところ」。

 「しゅっぱあつ しんこう!」
 「ぜんぽう、ちゅうい!」
 「しんごう、かくにん!」

読むときは、思い切り運転士になりきって言います。これがまた、快感!
母親業は俳優業でもあります。

あまりに気に入ったので、購入決定。
3兄弟、仲良く繰り返し繰り返し読んでいます。

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三びきのこぶた イギリスの昔話

三びきのこぶた イギリスの昔話

2007/03/07 03:46

三番目のこぶたとオオカミの知恵比べ。草花の素敵な色、オオカミの怖いくらいの美しさが際立つ絵本

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誰もが知っているイギリスの昔話「三びきのこぶた」。
表紙は三びきのこぶたのかわいらしい姿。見返しはクローバーとてんとう虫の絵。
それとは対照的なオオカミの恐ろしい姿。
とても魅力的。色使いもとても素敵です。
特に草花の色、オオカミの毛並はとても綺麗でうっとりするほど。
見入ってしまううえに、オオカミの黄色いガッと見開いた目で睨まれたら、身動きできなくなりそうです。怖いくらいの美しさ…
わたしが子どもの頃はどんな絵本で見たのか忘れてしまいましたが、この絵本ではないことだけは確かです(ちょっと残念…)。
このおはなしを子どもと一緒に読んでみて、いろいろな発見がありました。
細かい部分でへぇ〜そうだったのか!と思ったことがあります。
・こぶたが家を建てることになったのは、かあさんぶたが貧乏で育てることができなくなったから
(涙ながらに「世の中へ送り出す」姿は見ものです)
・一番目と二番目のこぶたは食べられてしまう
(三番目のこぶたの家に避難する、という話ではなかった)
・三番目のこぶたとオオカミの知恵くらべで、こぶたはバターを作るたるの中に隠れて丘を転がり落ちる
(この場面はぼんやりと覚えています。この絵本ではとても好きなシーンです)
・最後にこぶたはオオカミをグツグツと煮て、ゆうごはんに食べてしまう
(え?そうだったのか!)
もしかしたら、本によって多少違っているのかもしれません。
それともわたしの記憶がいろんな昔話やグリム童話などとごっちゃになっているのかも?
このおはなしは、三番目のこぶたとオオカミの知恵比べなんですね。
長男は読み終わると「あぁ〜おもしろかった!!!」
昔話って、どれもものすごくおもしろい。独特な底力、魅力があるように思います。

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バスにのって

バスにのって

2007/02/07 04:54

タイトルとはうらはらに…主役はバスではありません。バスを待つスローな時間です。異国情緒にあふれ、音が聞こえてくる絵とともにじっくり味わいたい

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

荒井良二さんがご自身の作品でいちばんのお気に入りと、どこかのインタビューでコメントされていました。
異国情緒あふれる、とってもスローなおはなしです。
タイトルは『バスにのって』なんですが、バスが主役ではないんです。

「バスにのって とおくへ いくところです」
主人公は砂漠の真ん中で、バスを待っています。
「まだ バスは きません」
空は ひろくて、風は そよっとしています。
つけたラジオからは初めて聞く音楽。
 トントンパットン
 トンパットン
「まだ バスはきません」
いろんな人が通り過ぎて、夜になり、朝になり…
「きました きました
 砂けむりを あげて
 ようやく バスが きました」
このセリフ、二男はすっかりおぼえてしまい、うれしそうに繰り返しています。
バスのすごい迫力!みどころです。
ところがね…
主人公はどうしたのでしょうか。
運転手と交わすひとことののセリフも効いています。
 トントンパットン
 トンパットン
このリズムがとても効果的に使われています。
荒井良二さんの作品は、いつもどこかから音が聞こえてくるようです。
実家に行ってお出かけのときは駅までバスを利用します。
いつも時刻表でバスの時間を確認するのは長男。
待っている間「あと何分で来るの?」
何回も訊ねます。
ほぼ時間通りにやって来るバスや電車。
日本ではそれがあたりまえですよね。
「電車はただいま3分遅れで運行しております」
そんなアナウンスもよく聞きます。律儀なことです。
日常でも「あと何分?」
長男の口癖のようになっています。けっこうデジタルな奴なんですねぇ。
「あと何分」なんて、うちじゃ誰も口にしないのに。
時間通りも大切だけれど、
たまにはこんなスローなのもいいんじゃない。
そんなことをそっと教えてくれます。
じっくりと味わいたい絵本です。

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どろんここぶた

どろんここぶた

2007/01/27 05:18

1971年からのロングセラー。親子2代にわたるしあわせな読書体験。こぶたのいきいきとした表情と心地のいい日本語を堪能!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本では1971年発行。わたしが子どもの頃「持っていた」とはっきりおぼえている本です。(残念ながら手元には残っていないのですが…)20代初めに生まれた、年の離れたいとこへプレゼントしたこともあります。
自分の子どもにそろそろいいかな、と購入したときは感無量でありました。わたし自身が堪能しながら読んだ記憶があったからです。
背表紙と裏表紙は赤。表紙の花にも赤が使われていて目立つ本なのですが、中身は青、緑、黄色の抑えた色使い。特に黄色いこぶたに対して青い色の花やリボンなどの対比が印象に残ります。
お百姓さんのうちのぶたごやに住むこぶたがなによりも、なによりも好きなのは、やわらかーいどろんこの中に座ったまましずんでゆくこと。
お百姓のおじさんとおばさんはとてもこぶたをかわいがっているのですが、ある朝大掃除をしていたおばさんがぶたごやまでも掃除して、どろをみんな吸い取ってしまいます。
子どもの頃、これを見てびっくり仰天!掃除機でどろを吸い取るなんて!
確かに吸い口がものすごく大きくて、これはどうやらうちにある掃除機とは違うぞ、だからできるのか、なんて納得したものです。
ついでにお風呂に入れられ、青いリボンまでつけられてぴかぴかになったこぶた。
おばさんは「なにもかもさっぱりしてぴかぴかになった」と悦に入っていますが、こぶたは大好きなやわらかーいどろんこがなくなり意気消沈。おじさんは「気の毒なことをしたな。」
良かれと思ってしたことが、相手にとってはえらい迷惑。こんなことってありがちです。
おとなになって親となったいま、わたしもやってるかも…ドキッ。
こぶたは気の毒ではすまず、もう怒ってしまいました。この表情ときたら!忘れられるものじゃありません。はっきりとおぼえています。
夜になり、うちを逃げ出したこぶた。沼にあるどろんこをみつけて喜び、座ってずずずーっと沈んでいくと…「いたっ!」「うはっ!」「ひゃっ!」
ここから苦難の道がはじまるのです。
どろんこを求めて大きな街までやってきて、みつけた!とずずずーっと沈んでいくと、それはなんと!
こぶたは動けなくなったばかりか、大勢の人に囲まれ見世物になってしまいます。
最後には助け出され、またお百姓さんの家に戻り、大好きなどろんこの中へ、というハッピーエンド。
人はそれぞれしあわせに感じるものがちがう。
この絵本の場合、動物ではありますが家族の一員には違いない。
それぞれを尊重することが大切。そんなことにも気づかされます。
普段読む絵本より少し長めのお話ですが、子どもたちは息を呑んでじーっと聞いていました。
岸田衿子さんによる翻訳は、とても読みやすく工夫された名訳。
特にこぶたのいちばん好きなことはこんなふうに書かれています。
「やわらかーいどろんこのなかにすわりこんで、しずかにずずずーっとしずんでゆきました。」
耳にも心地よい響き。美しい日本語です。こぶたのしあわせそうな表情がすぐに浮かんできます。
街のあちらこちらに書かれている文字は英語のまま表記されています。
JUNK YARD、BUS STOP、KEEP OFF、CEMENT、COLD POPS、SODA…
これらの文字は、特徴のある花の姿や雨雲、雨粒などの絵とともに、わたしの脳裏に焼きついていました。
子どもの頃に読んだ本はこんなふうに残るのか、と身を持って知った次第。それをおとなになって再読することで確認できるしあわせ。
ロングセラーはこれからも続くことでしょう。
いま子どもである息子たちがおとなになり、自分の子どもに読むことで、同じように再確認するかもしれません。

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なにをたべてきたの?

なにをたべてきたの?

2007/01/07 05:03

なんておいしそうなくだもの!どんどん綺麗になっていくおなかのすいたしろぶたくん。食いしん坊にはたまらない!

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しろぶたくんが歩いています。
「しろぶたくん そんなにいそいで どこへ いくの?」
「ぼく なにか たべにいくところ」
みつけたのはりんご。「おいしそうな きれいな りんご いただきまーす」
大きく描かれたひとつのりんごは本物そっくり。いやいや、本物以上においしそう。
「あー おいしかった」としろぶたくん。
あらら?おなかのなかにまぁるい赤い色ができました。
「もっと なにかたべたいなー」
レモン、メロン、ぶどうと続きます。どれもほんとにおいしそう。
三男(2歳)は必ず絵のくだものを指で取るまねをして、口に入れています。
ほんとに食べたくなっちゃって「う〜ん!」なんて不満の声をもらすこともたびたびです。
道すがら、出会うのはいろいろな種類のぶたくん。ハンプシャーくん、ちぢれっけのぶたくん、ぶちのぶたくんにピンクのぶたくん。
おいしいものを食べたあと、からだにまぁるい色が浮き出ているしろぶたくんに声をかけます。
「なんだか きれいになったみたい」
「いつもより ずって きれいになったみたい」
「まえよりずっと すてきになったねえ」
しろぶたくん、うれしくなったのでしょうか(やっぱりうれしいよね)。
「これをたべたら もっときれいになれるかな?」
…さて、なにを食べたのでしょう?
これから先は急展開。
しろぶたくんの姿にびっくり、笑っちゃう。
最後に他のぶたさんみんなに会う場面、交わす会話がいいかんじ。
長野博一さんの絵は、ぶたはぶたらしく(擬人化されていません。四足で歩いています)、くだものはそのままに丁寧に描かれています。
それがとてもいいんです。グラデーションの色使いも素晴らしい。
あかちゃんから楽しめる絵本、特に食いしん坊さんにはたまりません!

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イカタコつるつる

イカタコつるつる

2007/01/06 06:53

なんじゃそりゃ!タイトルからして笑えちゃう愉快なイカとタコのおはなし。なんと楽譜付!

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タイトルからしてなんじゃそりゃ!でしょ。もう笑っちゃう。
イカとタコが出てくる愉快で楽しいお話。
「つるつる」は大人も子どもも大好きなラーメンとスパゲッティを食べる音なんです。
おなかをすかせたイカがおみせにやってきて、ラーメンを食べました。
「おいしい、おいしい、ああ おいしい」
すると、あれあれ〜 イカのあしが口の中にはいっちゃって、さあたいへん。
タコもスパゲッティを食べてたら…どうなる?ハイ、ご想像通りです。
その次にはイカとタコがおみせで並んで食べて、いっしょにちょっとつまみぐい。さて、どうなる?
人間でもおなかをすかせてかっこむように食べてしまうとき、おもわず舌噛んじゃった、なんてことはありますが。
手足?とラーメン、スパゲッティがこんがらがる様子は、何度見てもおもしろくって笑っちゃう。
こんなお話、考え出せる長新太さんはやっぱり天才!ナンセンスの帝王です。
しかもこれ、歌まであるんです。楽譜が巻頭に載っています。作曲は中川ひろたかさん。
この曲をはじめ、絵本作家10人(あべ弘士、荒井良二、飯野和好、五味太郎、ささめやゆき、高畠純、長新太、藤本ともひこ、村上康成、和田誠)が作詞した歌が収録されたCDもあります。
『うたのパレット 中川ひろたか with 絵本作家たち』
これを初めて聴いた夜、二男はふとんからすっくと立ちあがって、手をふってあしぶみ!しはじめちゃいました。
軽快なリズムに胸躍る!といったかんじで、絵本と音楽と両方を楽しんでいます。
ラーメンやスパゲッティ、はたまたうどんやおそばをいただくときは、ついこの歌を口ずさみ、親子でけらけらと笑ってしまうのです。

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うみ

うみ

2006/08/08 08:47

ことば少なく、絵は雄弁。素朴さが素晴らしい。子どもが全身で受けとめ、感じていることがよくわかる絵本。

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絵もことばもとても素朴(「シンプル」というより「素朴」が似合う)な絵本です。
長新太さんの絵に岸田衿子さんがあとからことばをつけたと、どこかで読みました。さらに、なにも文字のないページがある、とも書かれていて、とても興味がわきぜひ見てみたいと思ったのですが、「あかちやんのえほんシリーズ」は他の作品は手に入れられてもこの「うみ」は絶版のようで、ずっと気になり探していたものです。
今回「えほん・あかちゃんへ」シリーズとして再編集、復刻されてようやく見ることができました。
早速、三男(2歳)と読んだら即お気に入りに。
表紙には大きなパラソルと穏やかな海。中表紙には大きな浮き輪。
「うみって どんなところかな」
ページをめくれば、パラソルの下にこぶたのこぶちゃんとおかあさん。水着を着て、こぶちゃんは浮き輪をしています。
そう、これが例の「文字のないページ」。
ちなみにこぶちゃんという名前も実はこの絵本には出てこないのです。同じシリーズ(あかちやんのえほん)の「ぞうのパンやさん」「もしもし」に登場しているからわかるのです。
この絵で、こぶちゃんとおかあさんは海に向かって立っています。
すると海からさかなが一匹飛び出して「あら」。
次のページでは二匹。「あら あら」。
その次には三匹。「あら あら あら」。さらに四匹。「あら あら あら あら」。
この繰り返しに子どもは大喜びするでしょうね。三男は笑い声をあげて「ちっちー!」(わたしの住む地域ではさかなの幼児語は「ちっち」なのです…)
その次にはパラソルの下のこぶちゃん。まだ浮き輪をつけたままです。
長新太さんの作品によくある「間」。これがいいんですよねぇ。
岸田衿子さん、ここでも「文字なし」できました。「間」が生きています。
次にさかなが五匹。「あららららら」。三男大爆笑。そしてその次は…
こぶちゃん、ひとこと。「ああ おどろいた」。
わたしはここで、いちいちさかなの数を書きましたが、本文ではそんな野暮なことはしていません。さかなを数えてみよう、数に親しもうなんて下心?は全くなし。そんなことしたら台無しだものね。
最後には静かな海だけ。こぶちゃんがいうことばがいいんです。実感、こもっています。
子どもって、なんでも全身で受け止めているんだな。大人はあれこれと考えたり、ことばで余計な説明しようとしたりするけれど。子どもが全身で感じているときは、大人は黙って見守るに限ります。
そんなことを考えました。
裏表紙には閉じたパラソル。ことばは少なくても、絵が雄弁に語ってくれます。
【月乃春水 ツキノ・ハルミ 本のことあれこれ】

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