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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2012/04/26
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • ISBN:978-4-00-322481-6
一般書

電子書籍

闇の奥

著者 コンラッド (作) , 中野好夫 (訳)

アフリカの奥地に象牙採集をする人々の上に起こった事件を作者自身の体験にもとづいて書いた作品.『颱風』『青春』と共にコンラッドの中短篇の代表作であるが,作品の芸術的根強さに...

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闇の奥

税込 594 5pt

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闇の奥 (岩波文庫)

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商品説明

アフリカの奥地に象牙採集をする人々の上に起こった事件を作者自身の体験にもとづいて書いた作品.『颱風』『青春』と共にコンラッドの中短篇の代表作であるが,作品の芸術的根強さにおいて他の二つを凌ぐ.ここには作者の原始に対する驚異と文明に対する呪詛とが熱病のような激しさであらわされている.

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みんなのレビュー37件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

コンラッドの魂の旅の記録だ。

2009/06/11 19:57

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野棘かな - この投稿者のレビュー一覧を見る

極限状態に置かれた続けた人間の精神はどのようになるか。
海外に行くと文化や生活環境の違いは大変よねなんて悠長なレベルではない。
未開の土地に分け入る、未知の土地を船は進む。
山頭火の「分け入つても分け入つても青い山」を思い出し真似をして
「分け入っても分け入ってもそこは闇」だったなんて言ってみたりする。
現代におけるゲーム「クルツを追いかけて」をクリアするかのように足跡をたどり執念深く追い続けるマーロウ。
しかし、出会えたクルツは、終わりのない絶望と恐怖と物欲という亡霊に見入られ、精神のバランスを失い自身魔物と化していた。
人間としての尊厳を失い、象牙という物質にフォーカスし、強欲な魔物クルツはすでに自分を地獄に落としこんでいたのだ。

※「この世界における己の魂の冒険に、すでに自から審判をくだしてしまっているこの非凡人の傍へ、もう僕は行く気がなかった」

訳者中野氏のコンラッド小伝より
1957年にポーランドで生まれ、由緒ある家柄で、父はシェイクスピアをはじめ英仏文学のポーランド訳書などを相当にだしていたそうで、生活もむしろ貴族的だった。
ところが、ポーランド分割など混乱の中、父親は北ロシアに流刑となり、両親に伴われ北ロシアに強制移住させられたのはコンラッドが5歳の時だった。
なれない生活で両親は相次いで亡くなり、1969年コンラッドは孤児になった。
幸い母方の叔父という人に引き取られたが、17歳の時、にわかに大学進学をやめて、自ら進んでフランス船の船員になった。
それから、イギリス船に乗ったことで、イギリスに上陸し、英語に接し英語を学び、以後、イギリス船員として地位もあがり、ついには船長にもなる。
1894年まで、37歳にまで16年にわたる海上生活がつづき、東洋の海峡植民地から、遠くはオーストラリアまで足跡はのび、またその間にアフリカの奥地コンゴー河の上流まで行っている。
1886年に帰化手続きをとって、イギリス国籍をとる。

イギリスでは「ポーランドから流れてきた」という表現がある。
チッという舌打ちをするような息の入った拗音付きのあまりいい感じではないニュアンスで言われていたと記憶する。
ポーランド生まれのイギリス人、それも英語で小説を書くまでになったコンラッドだが、そこまでの道程の大変さは想像に難くない。

この本を読み始めてすぐにコンラッドの真意がわかったような気がした。
これはコンラッド私小説であり、彼の心の記録だと感じだ。
この「闇の奥」を書くことで、浄化されたコンラッドは、そののちは本当の意味での安定した作家人生を送ることができたと。

海上生活の終わりごろから、創作欲の動きに驚かされるようになったというが
それは、自身の船員としての存在の耐えられない軽さに辟易し、DNAに刻まれた記憶通りに、書くことに目覚めていったのだと私は思う。
本当の自分に気がつき、これこそ自分の存在の軽さ(重さ)を確認する手段だと作家への道をまっすぐに迷うことなく進み始めたコンラッド。

若いうちはいろいろなものをみてさまざまな体験をすることが必要だと本の中でも話している通り、それを体現し、大人の男としての進化の道筋、大人の男になるための道程、男としての魂の成長を続けたコンラッド。
そして、船をおりるとそれまでの見聞や体験をもとに、本当の自分の望む道を歩き始める。作家への道、それも、彼の魂の旅なのだから、終わりのない旅だ。

意外に、思ったよりすんなりと読めたが、やはり様々な想像や妄想を掻き立てるコンラッドのフレーズに少し疲れたみたいだ。
このあたりでコンラッドとの戦いを一時休止としたいのでこの書評を書いた。
しかしながら、もう次に読みたいコンラッドの本は決まっている。
だって、私は大人の男コンラッドに憧れているから。




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紙の本

映画「地獄の黙示録特別完全版」では、銃撃シーンよりも密林奥地への探索行が印象強いとか…。あの映画の原案になったということで読んでみたが、まさに闇の奥に分け入るような難解さ。

2002/03/05 11:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『地獄の黙示録』の原案だと聞いていたので、インドシナの奥地を描いた冒険小説だとずっと思っていたのだけれど、舞台はアフリカ奥地であった。コンラッドといえば英国作家なのだから、植民地支配の勢力地図をよく考えれば、確かにインドシナであるはずがない…と合点がいく。

 しかし、コンラッドは作家としてのペンネームで、もとは生粋のポーランド人。1857年に彼が生まれたとき、列強に分割された故国ポーランドは地図上に存在しない国なのであった。巻末の作家小伝をさらに抜粋すれば、コンラッドの父は英仏文学の訳書を手がけるインテリで、暮らしは貴族的であったとか。だが、その父が独立運動に参加して北ロシアに流刑、家族も強制移住。孤児となったコンラッドは親戚に引き取られ、17歳で船乗りとなる。冒険小説家コンラッドのバックボーンに納得する。でも、この『闇の奥』の難解さが、インテリの血筋によるものなのか、言語的な問題なのか何なのかは判然としない。

 本文は160ページ弱の中篇なのである。2時間ぐらいあれば読めそうな気がしていた。が、60ページぐらいまで読んだところで中座を余儀なくされた私は、次に手にしたとき、中身がよくつかめておらず頭が空っぽなのに気がついた。そこで、もう一度集中力を高めながら最初から読み返してみることにした。

 船乗りというのは船が家ゆえ、案外出不精なたちらしい。ところが、この物語の語り手であるマーロウは漂浪を好む船乗りで、アフリカの地図上に広がる空白(探検隊の未踏の地)に疼くようなあこがれを感じていた。コネを頼って貿易会社を訪ね、アフリカ奥地の川を航行する三文蒸汽船の船長に就いた。
 乗り込んだアフリカで、マーロウはクルツという男が失踪したという話を聞く。奥も奥も一番の端っこの出張所を預かっていたクルツは、腕ききの象牙トレーダーで、原住民から相当量の象牙を入手し、基地に送り込んでいたのだが、音信を絶ったという。さらに川を遡っていくマーロウだったが、肝心の自分の職場となる船は、なぜか沈んでしまったということを知らされる…。

 物語はむしろシンプルで、得体の知れない密林の奥へ奥へと、クルツなる人物に吸い寄せられるようにして主人公が探索をしていく…というだけのことである。何が難解かというと、たとえばある状態のマーロウの心理を描写するのに書かれている暗喩とか抽象的な概念とか、観念的な表現を読み解いていくのに時間がかかるのである。つまり、行間やら作家の世界やらに分け入るのに難儀する。

 闇の奥というのは、暗黒大陸の奥地のほかに心理的内面的世界という処女地をも指しているという訳者のガイドがあったが、小説という闇の奥を、ゆっくり慎重に筏で遡行していくような気分が襲いかかってきた。それはまさしく、映画「地獄の黙示録」で味わったあの感じなのである。小説の結びの数行が、この遡行の行く末を象徴しているようであった。短い文章だが、クルツという人物のように圧倒的な存在感ある作品だと思えた。

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紙の本

暗黒の中心部へ

2005/02/16 22:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

自然と闘う姿というのは一つの分かりやすい形だろうが、文明、社会、あるいは自分とは別個の1人の人間に対してでも、闘う、あるいは征服するということだけで他のすべてを投げうってしまえるだけの動機足り得る。それが人間の中に棲む魔物の正体だ。とりわけ社会、人間を相手にする場合の欲求こそは、人間が高度な社会を形成する原動力であり、これがあるからこそ人間を人間たり得させているのではないだろうか。
語り手である英国人船乗りは地図上の空白と呼び、また暗黒大陸とも言われたアフリカや、あるいはインド、清教徒にとっての新大陸なども、征服に足る巨大な獲物と言っていいだろう。船乗りと言う職業もまた海という強大な自然と闘う者であり、その欲望の存在には感を得やすいところに立っていた故に、この物語を発見できたのだと思う。
語る側の男は、パリにある交易会社、無論その実はビジネスと称して象牙その他の植民地からの収奪を目的としていた、その持ち物である蒸気船の船長としてコンゴ川を上流に数百マイル遡る。その「交易」の論理に正当性を認めることが19世紀末のヨーロッパ社会でまっとうな人間として認められる道であったわけだが、語られる男=クルツは、それからまったく独立して直感に従い、衝動を解放させるという方法でその地に自分の地歩を築くことができた。その欲望は、単なる未開地の開拓でなく、原住民社会の存在の上でより一層の魅力を放っていたはずだ。それをヨーロッパの論理で説明しようとすれば、既にそこが漆黒の闇であり、密林の広がりと同じに果てしない謎となる。
語り手=作者はそこに闇の存在を確かに嗅ぎ付けた。
現代においてはこの闇のメカニズムはよく知られていると思うが、それでも相変わらず「心の闇」とだけ称して説明を拒もうとする態度が多く見られるのは、果たして文学者の怠慢なのだろうか。
ポーランド生まれの作者による英語のせいか訳文のせいか、とにかく読みづらいのだが、気分の乗り方次第で気楽に読み継いだらいい本だと思う。

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2006/07/20 22:50

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2006/08/21 09:30

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2010/10/24 03:10

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2010/11/23 00:39

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2012/01/03 12:23

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2012/02/08 15:01

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2012/09/17 05:05

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