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電子書籍
海と毒薬
著者 遠藤周作
日本人は、今次大戦末期九州大学で外人捕虜を生体解剖に処すという戦慄的な非人道行為を犯した。「海と毒薬」はこの事件を作品成立の一つのモチーフとするが、作者はこの異常な事件を...
商品説明
日本人は、今次大戦末期九州大学で外人捕虜を生体解剖に処すという戦慄的な非人道行為を犯した。「海と毒薬」はこの事件を作品成立の一つのモチーフとするが、作者はこの異常な事件を内面化し、事実とはまるで異なった次元のもとに描き出し、単なる恥の意識ではなく、日本人の罪責意識を根元的に問おうとした。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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紙の本
毒薬。。。
2022/11/20 12:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の毒薬とは何なのだろうかと読み終わって考えているのだが。。。
医学という大事な分野で教授ポストの争いの中では信じられないことがおこっているということを世の中に知らせる大事な作品になっている。
毒薬は一般庶民に影響しているのだろうか。
紙の本
良心とは
2015/03/25 00:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、良心について考えさせられる小説です。
ざっくり言うと、大学病院で研究生として勤務している戸田と勝呂が、アメリカ人捕虜の人体実験に直面するという単純なエピソードです。しかし、二人が医者の本分や人間の良心を模索しながら生きていく様が描かれており、決して多くないボリュームの中にも、深く重いメッセージ性が感じられる小説です。
過去には角川文庫の限定復刻版も刊行された良心を問う名作です。