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飲食店業界と、それを取り巻く評論家のこととか、そういった現在のグルメ業界に苦言を呈す、という本。もう滅多切りです。
友里さんのブログを毎日のように読んでいるので、これといって真新しい話が書かれているわけではないのですが、こうして題材を絞って本としてまとまっていると、凄く読み応えがある。
飲食店業界に限らず、凄く勉強になると思います。
世の中一般的に利害関係を理解することが大切なんだって再認識をさせられた。
長期的に自分の為になることを選択し続けることがいかに難しいかとも感じた。
色んな人の意見を受け入れる心の状態を保つことがいかに大切で難しいことかとも感じた。
新書でサクッと読めますので、ぜひ読んでみてください。
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これでもかとばかりにグルメ評論家やそれにあやかっている飲食関係者(特に経営者)をこき下ろし、正当な食の評価の復権を謳った評価本。
レストランと癒着しているヨイショライターが世間の目を曇らせているという主張は至極まっとうに聞こえ、うなずけるところも多々有りながらも踊らされている自分がチト悲しい。
本で見ていくより人から聞いて行く方が会話も弾んでその方が楽しいに決まっている。ガイドを見たとしてもその店を選択したのは自分たちにあるので、当たり外れの責任は自分にあると思っている。しかしながらガイドの裏に潜んでいる非常に腹黒い考えには賛同しかねる。信頼しない前提で行くしかないか。
しかし、作者は敵が多そう。顔写真配られたらひとたまりもなさそうだと思ったけど、排除に賛同する経営者もその器なら味もたいしたこと無いのか。
値付けが妥当かどうかはノンヴィンのシャンパンで判断。7000円くらいで良心的な店。9000円前後でまぁ許せる金額だと。勉強になりました。
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連日、どこかのレストランがテレビや雑誌で絶賛されている。しかし、言うほど本当に素晴らしい店がどれだけあるのだろうか----。
頭の中は金儲けばかりの「性格の悪い料理人」、マスコミとレストランの癒着、態度のデカい常連客、問題だらけの『ミシュラン・ガイド』......、今まで誰も語らなかったグルメ界の弊害を、辛口評論家が暴露。
「再開発ビルの店には近寄るな」「客をなめ切った高圧的な店」「大間の鮪はそんなにない」「素人のグルメ・ブログは信用するな」など、業界を敵に回してでも伝えたい、グルメの「不都合な真実」。これを読めば、もう外食で外しません!
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よくあるグルメ本とは違うちょっと毒の入った本である。
グルメライターやカリスマシェフの嘘、
マスコミとの癒着などについてこれでもかこれでもかと
舌鋒鋭く攻め立てている。
最初のうちはそれが痛快で、
自分の気付かなかった点を気づかせてくれて愉快だったのだが
中盤から後半にさしかかって著者の歯に衣着せぬ言動から
散々人に恨まれたようでどうしてもおさえきれぬ憎悪のようなものが
文中から感じられ、読んでいて疲れるようになってしまった。
褒めることしかしないよいしょライターや
煽るだけ煽って料理人を堕落させるマスコミへの怒りはよくわかるのだけど
読み手の体力というものも少し考えてほしかった。
序盤を読んでいる時はこの人の他の著書も読んでみようと思ったけど
この一冊でお腹いっぱい、大変満足いたしました。
ごちそうさまでした。
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あぁ、そうですか。いってることはよくわかりましたけど かなり怨念がこもってしつこいです。途中で読むのがいやになりました。でもがんばってください。
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高田馬場の激安フレンチ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13004131/
行ってみたい。
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[ 内容 ]
連日、どこかのレストランがテレビや雑誌で絶賛されている。
しかし言うほど素晴らしい店がどれだけあるのか―。
頭の中は金儲けばかりの「性格の悪い料理人」、メディアと店の癒着、問題だらけの『ミシュラン』…、今まで誰も語らなかった弊害を、辛口評論家が暴露。
「客をなめ切った高圧的な店」「大間の鮪はそんなにない」など、業界を敵に回してでも伝えたい、グルメの「不都合な真実」。
もう外食で外しません。
[ 目次 ]
第1章 痩せこけた日本のフード・ジャーナリズム
第2章 グルメ界の罪と罰
第3章 飲食店業界の常識・非常識
第4章 悪いのは店ばかりじゃない
第5章 日本に根付かない、ミシュラン・ガイド
第6章 ならば、良い飲食店の条件とは?
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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グルメとは?特に日本におけるそれは?という本です。「グルメライターはただメシでないと採算が合わないはず。ただメシならば筆が鈍るのも自然」「ある老舗中華料理店では化学調味料を減らしたところ一斉に味が落ちたとクレームが出て元に戻した」「日本版のミシュランガイドは調査員の人数(7人)からいって調査不足は明らか。星もいらない、掲載もしないで、という思わぬ反論に会い、勝手に載せますという路線に」「和食店/寿司店でワインを置く店が増えんわけ」など遠慮のない書きっぷりです。
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広告に依存しない商業メディアはない、ということを考えればどれだけ正確な記事が期待できるか想像できるというものであろう。例外は商品評価の正確さ、公平さを担保するために広告を一切載せない「暮しの手帖」ぐらいか。なので、グルメ関連のメディア情報は一種の娯楽、と思えばいいのに、疑うこともせずに信じてしまう人が多いことも問題であると指摘している。
「食べログ」のやらせ投稿(業者による)がこの正月話題になったが、何を今更という感じなのであろう。法的措置を検討なんてことも報道されていたが、そんなことをしたら困るのは主催者側ではないだろうか。引用をご覧ください。
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本書は自腹覆面の取材スタイルで辛口のグルメ批評を行う著者が、日本の飲食店業界やグルメライターの実態をわかりやすく批評した本である。
著者が批評の対象としている単価のお店には、今後も行く機会が無いと思うので、批評の内容が正しいかどうか味を確認する事は出来ない。
カリスマ料理人とマスコミの癒着の問題は興味深かった。町のグルメ雑誌も案外あてにならないのをみると実態はそんなに外れていないのかも知れない。
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この人の本やブログは結構目を通している。
だからいまさら、匿名で書いてもなぁ、
という部分はあるけれど、さくさくと読む。
まっとうなグルメ評論では儲からない。
普段の年なら400万円の赤字だそう
大間マグロの増殖
北海道で取れたよこわ、ちゅうぼうを
網で取って大間まで持っていく。120ページ
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口中でまったりと広がる絶妙なハーモニー。内容空疎意味不明な言葉で飾り立てるグルメ。一欠片の批判もない礼賛絶賛にかねてから怪し気な違和感をおぼえていた。本書はその違和感のカラクリを見事に解明してくれる。疑問氷解、すっきりした。食通家と料理店の癒着。そして外食産業の知られざる裏側。自分の舌が一番であることを痛感。もう誰にも惑わされない。
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日本のグルメ評論やメディアへ登場するシェフに対しての不満をとにかく爆発させた本。基本的にほぼ批判で出来上がっている。
本当に良いお店は、支店を出したり、メディアに露出したりしないものだということらしい。飲食店というのは儲からないので、そういう事を始めた途端、儲けに走って味が落ちるらしい。大体そういうことが書いてある。
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まあ、言われてみれば当たり前というか。
勘違いした料理人とグルメレポーター。取り巻き。
本当に満足できる料理店とはなんなのか。
本としてはちょっと迫力がないが、面白かった。
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いわゆるグルメ評論家とは一線を画す立ち位置。自営業が多い業界だけに、いろんな裏事情がある。食うか食われるかの世界だけに、客としてどこまで真贋が判るかが問われる。どちらかというと、私は食われてしまうほう。