読割 50
電子書籍
ピンポン 5
著者 松本 大洋
インターハイ予選県大会、準決勝の第一試合、月本vs猫田戦。スマイルは圧倒的な力の差を見せつけ、準々決勝で当たった海王の真田、そして猫田の2人をもってしても彼から1セットを...
ピンポン 5
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ピンポン 5 (Big spirits comics special)
商品説明
インターハイ予選県大会、準決勝の第一試合、月本vs猫田戦。スマイルは圧倒的な力の差を見せつけ、準々決勝で当たった海王の真田、そして猫田の2人をもってしても彼から1セットを奪うことさえできないのだった。そして、準決勝第2試合、風間と対戦することになっている星野だが、前の試合で悪化した膝の状態がよくない。コーチの道夫は棄権を進めるが、もうずっと長いこと、スマイルに待たれていると感じ続けていた星野は、試合を強行する。
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紙の本
愛の物語
2008/10/17 18:30
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nanako17girls - この投稿者のレビュー一覧を見る
松本大洋は愛の人である。この場合、大きな意味での愛である。大洋作品には極端に女性の登場人物が少ない。まあ、ハードボイルドなのだ。サブカルの教祖的存在だが、この漫画家の実の顔はかなり男臭い。が、性別を問わず人気があり、しかも熱狂的。もちろん僕もその一人。
ストーリは卓球を通じて少年が成長する物語。かなり簡単な説明だけど、内容知りたい人は買ってください。主人公のペコは太陽のような存在。対してスマイルは月。
少年は愛によって成長する。それは異性との出会いかもしれない。また本書のような友情かも。母親から離れ、いつのまにか僕らは歳をとっていく。少し寂しい気持ちになる。しかし、それはどうしようもないことだ。不老不死は永遠の人間のテーマだ。医学はまさにそうだ。しかし、枯れない花はない。だからこそ花は美しい。つぼみから花びらが咲く瞬間。それが思春期ではなかろうか?
スポーツというものは人を魅了する。身体の限界に向かうということは自分の本質的なものと向き合うことと同じ気がする。自分が万能ではないことを証明してくれる。だからこそコーチや家族やライバルや仲間の存在が不可欠だ。そのストーリに魅了される。
「あんたうんと高く飛ぶ選手だかんね」「だからオイラも背中に乗って飛ぶ」これは終盤の台詞。そう、ただ卓球をするのではない、「高く飛びたい」のだ。そして大人になっていく。
青春を卓球に捧げた5人の男の物語。それぞれに刺激しあい、ぶつかりあう。挫折をする者もいる。しかし、それでいいんじゃないか、いつまでも思春期気分の僕には勝敗よりもそのプロセスがたまらない。いい顔してるのよ
電子書籍
愛してるぜ
2017/04/08 21:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最高ですなこの漫画。ドラゴンとの戦いで限界を超えたかと思えたペコの膝だが、決勝戦は憧れのヒーローであるペコを待ち続けていたスマイルとの戦いだ。