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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2012/11/30
  • 出版社: 幻冬舎
  • レーベル: 幻冬舎文庫
  • ISBN:978-4-344-40615-5

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ファントムの夜明け

著者 浦賀和宏 (著)

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。これほど残酷なラブ・ストーリーはなかった。あなたはこの哀しくも衝撃的な結末に耐えられ...

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ファントムの夜明け

税込 627 5pt

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商品説明

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。これほど残酷なラブ・ストーリーはなかった。あなたはこの哀しくも衝撃的な結末に耐えられるか。死はいつも愛する者を奪っていく。でも、あなただけは。元恋人の失踪、明らかになる妹の死因、忍び寄る死の気配。連鎖する悲劇の果てに待っていたのは……。

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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

カテゴリなんていらない

2014/05/18 06:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

「記憶の果て」でハマってしまい、どの作品も一気に読めてしまう。設定自体は驚く程でもないが、展開も良く、ノンシリーズ作品ではあるが、十分楽しめた。

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紙の本

この年齢でここまで書く?そう思うのですが、驚きはもっぱらその事実にであって、小説の内容は中の上でしょうか、本当は☆を一つあげたいところです

2005/07/26 19:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「分かれた恋人健吾の部屋を訪ねることになった真美だが、閉ざされた部屋の扉からは死の気配が滲み出す」ホラー。
これも簡単に分類できる作品ではありません。ダークファンタジー、ミステリ、オカルトなど様々な面をもった小説です。
主人公の櫻井真美は20代の女性、裕福な家庭で育つが大学時代に付き合っていた石井健吾とのことで両親と対立、家を出て以来実家には帰っていません。その石井とも、あることがきっかけで別れてしまい、以来郵便局の出張所ではがきや切手の販売をしながら一人で暮らしています。そんな彼女に、健吾のところに本を届けて欲しいと大学時代の友人 高畑和也が頼み込んできました。真美は無神経な依頼を断りきれずに、一年ぶりに元恋人の部屋を訪れます。しかし、彼女を待っていたのは閉ざされた扉と溢れ出す死のイメージでした。真美が健吾と暮らしていたことを知る隣人は、彼女に健吾が「長崎の親戚のところに出かけた」らしい、他にも彼の部屋を訪ねて来た女性がいることなどを教えるのですが。
バイトのスタッフの高校生 市ノ瀬由紀と話し込んでいる時、二人の前に現れた高畑が由紀を妹と勘違いしたことから、真美は双子の妹麻紀のことを渋々語り始めます。小さい時に事故で頭を打って以来「頭の中に知らない人がいる」と言い出し、母に叱られていた性格が異なる妹は、ある日、行方不明になりました。数日後、脳裏に浮かんだイメージに導かれるようにして真紀は、川辺で妹の遺体を発見、以来15年以上の歳月が経っても、彼女は妹の死を忘れることができません。
そして真美は何時しか、頭の中で麻紀と語り合うようになっていました。そうした彼女の前に黒木妙子という出版社に勤める34歳の女性が現れます。彼女は健吾の小説に才能を感じ、それ以来、彼と付き合っているというのです。妙子の不安は、彼女が以前つきあっていた杉山という男が健吾を殺してしまったのではというものでした。
ここまで読んできて、これがサイコホラーになるのか、単なるホラーなのか、本格推理なのか、叙述推理になるのか、あるいはまったく別の展開を見せるのか予想がつかなくなってきました。それは併読していた松尾由美『スパイク』、森福都『セネシオ』のせいかもしれません。2作とも、傾向こそ違うものの読みやすい文章、張り巡らされた伏線、時間や秘められた力をうまく小説に取り入れるという点で似通った部分があるのですが、何より簡単なジャンル分けを許しません。それがこの作品にも言えるのです。
気になる点が少し。話の中で、真美が幾つかの事件の解決に寄与します。ただ、その最初の事件については、あまりに中途半端ではないでしょうか。真美の動きにしても、あまりにトロい。むろん、それを生む背景は描かれているし、彼女はスーパーマンでも何でもない普通の女性で、繊細な人の設定なのだからそれでいいのでしょうが、やはり時代からずれています。これも時代の反映?でも、あまりに人間の多様性に甘えると、かえってリアリティを失う気がします。
1978年生まれ、「記憶の果て」でメフィスト賞受賞デビューといいますから、年齢を見ただけでも驚きです。著者案内からはその後も順調に作品を発表しているようです。若さを感じさせない安定した文章力、人間の内面に切り込む力、ほんとうメフィストという雑誌は平成の、いや21世紀文学の梁山泊といっていい存在になってきています。

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紙の本

ファントムの夜明け

2020/05/23 16:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

未読だった、過去の浦賀作品。途中まで話の流れがくどいというか、主人公の真美の思考がなかなか前に進まず、間延び感があった。後半から一気に動き出したが、元恋人は殺害された、と思いこまされていたため、ラストはちょっと意外。
でも、「彼女は〜」などのシリーズには、伏線もどんでん返しも及ばない。比べてしまうと、物足りない感があった。

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2006/01/09 20:06

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2006/10/17 00:43

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2012/03/03 12:26

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2012/05/01 23:17

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2013/01/01 00:41

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2013/02/14 02:40

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2013/10/13 10:02

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2014/02/25 00:56

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2015/01/30 15:13

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2014/07/04 08:47

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2014/08/31 21:11

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2016/02/13 19:31

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