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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2012/12/07
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  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-330810-2

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雲の都―第一部 広場―

著者 加賀乙彦 (著)

昭和27年、一代で三田に外科病院を築いた祖父時田利平はすでに亡く、一族の長老、政治家の風間振一郎も急死した。東大の医学生悠太はセツルメントに関わっている、後に“血のメーデ...

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雲の都―第一部 広場―

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雲の都 第1部 広場

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商品説明

昭和27年、一代で三田に外科病院を築いた祖父時田利平はすでに亡く、一族の長老、政治家の風間振一郎も急死した。東大の医学生悠太はセツルメントに関わっている、後に“血のメーデー”と呼ばれるデモに参加して負傷、妹央子はヴァイオリンの才能を認められパリに滞在している。占領が解かれ、混乱しつつ復興する東京を舞台に、『永遠の都』の外科病院一族の戦後を描く。

著者紹介

加賀乙彦 (著)

略歴
1929年東京都生まれ。東京大学医学部卒業。病院、刑務所勤務ののちフランス留学。東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を経て、文筆に専念。著書に「フランドルの冬」「帰らざる夏」など。

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評価内訳

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紙の本

やっぱ、戦前の東京に生きる人々を書かせたら、この人でしょ。確かに、庶民の生活ではないけれど、といって決して雲の上の人でもない、現代の私たちがある意味共感できる人々の暮らしがね

2003/09/21 20:24

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

銀座の画廊などで、柾目の見えた端正な額縁に入った、キャンバスの目が見えるようなどちらかというと日本画風の雪景色の絵をよく見かける。ぽつんぽつんと家の、決して豊かではない佇まいは、全体に薄い茶系の色に染まっていて、心が和む。その画家は、数は少ないけれど和服姿の女性や静物も描く。私は女性よりは、風景や果物が好きだ。画家の名前は福井良之助。

その福井良之助のカバー画が、この小説が扱う時代を感じさせる。『永遠の都』の続編と書いてあるけれど、私には、そんな名前の作品を読んだ記憶が無い。調べたら、『岐路』『小暗い森』『炎都』の三部作のことだという。永遠の都とは東京のこと。そこに生きる医師 時田利平一族の、戦後を描くもので、ある意味、水村美苗の『本格小説』を思わせる。

戦前のきな臭さを、今の日本の状況に感じる人が多いのか、それとも死を目前にして歴史の証言をしておこうという人が増えたのかはともかく、最近、戦前から戦後を描く小説を沢山見かけるようになった。しかも軍国を描く政治小説というよりは、時代のうねりの中で翻弄され没落していった人々の生き方を、淡々と語るものが目に付く。バブルを描くことから、その原因へと人々の意識が向かい始めた反映だろうか。

この小説の主人公は、時田利平の娘で42歳になる小暮初江と、その息子悠太。敗戦の足音が近付く中、戦地に向かう文学青年 脇晋助と結ばれた人妻初江は悠太を産むが、真実を自らの胸に秘め、夫の子として育てる。秘密を知るのは初江ただ一人。1951年、その悠太は長男として東大の医学部に籍を置き、勉学に励む傍ら東京下町の亀有で東大セツルメントに参加し、忙しい日々を送っている。

引揚者が住む寮に、貧しい人々に医療サービスを受けられるようにと始められた東大セツルメント。しかし、医療費の回収はできず、周囲からは赤として糾弾されている。専従の医者や看護婦は、疲労の極にあり、閉所の危機さえ聴こえてくる。そこに生きる大原菜々子の悠太に寄せる想い。そして裕福な彼に嫉妬する同い年の青年浦沢明夫。菜々子の父の死、アル中の継母めぐみの乱心、そしてメーデーの皇居前広場での警察との衝突。

一方、母の初江は三人息子を東大に通わせ、15歳の娘央子をヴァイオリンを学ばせるためにパリに行かせている。そんな母の下に、央子の支援者である野本桜子から、央子がパリでデビューし絶賛を博しているというニュースを聞かされる。初江の妹で35歳の菊地夏江と夫の透の複雑な家庭と、その娘火之子の破天荒な生き方。

ピアニスト富士千束に寄せる悠太の想い、彼と資産家の夫人との火遊び、彼に真っ直ぐ迫る菜々子の恋。火之子の父親ではと疑われる亡き画家間島五郎の遺作展、メーデーの暴力沙汰を巡る母の心配や、政治家の暗躍、弁護士菊地透の活動や、医者を目指す夏江のセツルメントへの参加など、様々な事件が彼らの周りで起きていく。

第一章「水辺の街」は、セツルメントのある東京亀有のこと、第二章「広場」は1951年メーデーで、警察と学生・労働者が占拠を巡って流血までした皇居前広場のことである。当時の大久保、新宿、青山などの風景がさりげなく、それでいて効果的に描かれている。新宿近辺の在日米軍軍人たちの奔放な生活、当時の女性の髪型など、当時を全く知らない私が読んも楽しい。

小暮初江の娘の央子がパリでデビューをしたときの、シャンゼリゼ劇場、コンセルヴァトアールのオケ、クリュイスタンスの指揮などについての評価を巡る富士彰子との会話や、ソビエトから引揚げの様子なども、時代の香りを余すとこなく伝える。視点が変化しても、流れが大きいせいか読み易く混乱は全く無い。『永遠の都』を読んだ人でなくとも、すっと入っていけるが、出来れば戦前の時田利平一家のことを知っていた方が、一層楽しめる。初江と晋助との切ない恋は、そちらでしか読めない。

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