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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2013/01/01
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-117411-2

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一般書

電子書籍

吉原御免状

著者 隆慶一郎

宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳...

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吉原御免状

税込 814 7pt

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商品説明

宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。――吉原成立の秘話、徳川家康影武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説。

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みんなのレビュー80件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

贅沢な読み物です

2005/07/27 18:24

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

とある縁で剣豪宮本武蔵に救われ、肥後山中に二天一流を学んだ松永誠一郎。
武蔵の遺言に従い江戸遊郭吉原設立者庄司甚右衛門を訪ねる。
剣を取って全くの無敵、26才のイケメン誠一郎、実は後水尾上皇の落胤である。
漂泊の皇子出生の秘密に絡む2代将軍秀忠と裏柳生の陰謀。
武蔵の意図は何だったのか?家康が与えた“吉原御免状”を何故に秀忠・裏柳生は命を賭けて奪い返そうとするのか?
贅沢な読み物である。
美剣士誠一郎・傀儡子を操る謎の老人と裏柳生との間で交わされる壮絶な剣豪小説、エロシチズム横溢する伝奇物語、色町吉原の社会の成り立ちを描く風俗小説。
“網野史観”を縦糸にご自身の“家康影武者説”を横糸にした歴史小説である。
とりわけ“網野史観”が同氏の著作の中でも最も解りやすく表現されています。
江戸階級社会にあって自由の理想郷を守る遊女、巫女、傀儡子、幻術師、忍び、など“道々の輩”、押しつぶし懐柔しようと暗躍する権力者との死闘。
裏柳生の頭領・義仙に飼われる忍びの遊女・勝山が誠一郎への熱慕にかられ組織を裏切る。
陰惨隠微な私刑を目にしての誠一郎の怒り、剣が舞う。復讐のため憎しみのための剣を使う事を運命づけられた誠一郎の止めどない悲しみの涙。
それにしても 隆慶一郎氏は“天皇”がお好きのようですね。
“道々の輩”が唯一拠り所とした“天皇”、私としては何故彼らに“天皇”が必要であったのか、そして高貴の血筋が彼らをどの様に利用したのかが気になるところです。

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紙の本

敬愛する作家の処女作です。

2003/10/11 14:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

肥後山中で宮本武蔵に育てられ、二天一流の教えをうけた松永誠一郎。師の遺言に従い、理由もわからないままに江戸は吉原へと出てくるが、そこで待っていたものは、徳川家康の手による認可状「神君御免状」をめぐっての、裏柳生との血で血を洗う争奪戦だった。
我が敬愛する作家、隆慶一郎の記念すべき処女作です。流麗な文章といい、巧みな筋の運びといい、とても処女作とは思えないできばえです。さらには、後の多くの作品でも主題となっている傀儡子や山窩など、為政者から人に非ずと人としての地位を認めてもらえず差別されながらも、自由に気ままに、そしてしたたかに生き延びていく流浪の者たちへと向けられた視点、史実として一般に受け入れられていることへ懐疑の目を向け、残されている史料を縦横に使い、独自の歴史観を持っての考察などなど、処女作にしてすでに完成していた作家といえるのではないでしょうか。
作者が第一作で目を向けた先は花街・吉原。飾り立てた花魁が行き交う華やかな町、「男には極楽女には地獄」の欲望と恨み辛みが積もりに積もった、それだからこそ余計に活気にあふれる町。しかしそれは表の顔。一歩裏に回ってみると、そこは…、と書けるのはここまで。詳しく書きたいんですが、あんまり書くと興味をそいでしまうことになりかねないので。この吉原の真の姿、史料を元に作者が想像を膨らませて創り上げた吉原像にすぎないのかもしれませんが、それでも、もしかしたら…と思わせるには充分で、今まで知っていると思っていたことが覆されていくゾクゾクとした快感はたまりません。
松永誠一郎と、ある一族の存亡と誇りを懸けた戦い、お気に召したら、続編『かくれさと苦界行』も読んでみてください。

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紙の本

伝奇ワールドはこの一冊から始まる!

2002/06/21 20:36

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「あったとも。あらゆる世俗の権力の『不入の地』である公界がな」

宮本武蔵に育てられた青年剣士松永誠一郎は師の遺言にしたがって江戸吉原へ赴く。

吉原を守る不思議な老人との出会い。
裏柳生との死闘。
吉原は苦界なのか?
徳川家康は影武者?
神君御免状とは?
さまざまな謎が入り乱れながら、ひとつにつながっていく……。

登場する、道々の輩(ともがら)、すなわち
漂白の人々であり、自由往来人である「傀儡一族」の存在が魅力的だ。
そして、自由人たちは、吉原を砦にしようとしている。
街中にユートピアをつくろうとしているのだ。

現代でいえば、組織に縛られないフリーランスの人間たちが、コラボレーションによって事業をおこし、ネットワークをつなげていくようなもんだろうか。
「会社」イコール安定ではなくなった今、再評価されてもおかしくない、と思う。

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紙の本

会心の第1作

2001/05/11 04:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みんみん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 処女作といえば、まだ文体が確定していなかったりスタイルがあやふやだったりすることが往々にしてあるものだが、隆慶一郎の場合は違う。

 独自の語り口を貫き、テンポ良く畳み掛けてくるような進め方には圧倒される。人物描写、心理描写も的確で、読ませる要素がちりばめられている。作者が話を語る構成になっているので、途中で語り主の現代語調の解説が顔を覗かせるが、これも助けにはなっても邪魔にはならない。すんなりとまた江戸時代に戻っていける。「時代小説は読み難い」とか「堅苦しくて進まない」とはもう言えなくなる会心作。

 第1作からテーマをたくさん抱えていたと見えて、この作品に出てくる家康、傀儡子、花魁というキーワードは、次回作以降にも登場して話を深く掘り下げる。隆慶一郎のテーマ、スタイルを見極める上でも必読の処女作だと思う。

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紙の本

未読のままにあった一時代前の傑作を読むというのはいつもと違う高揚感があるものだ。安心して読めるからでしょう、物語に没頭しながらもあれやこれやと雑念がわいてくるのが楽しいからです

2011/07/05 23:30

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和59年から60年にかけて「週刊新潮」に連載された隆慶一郎の処女作である本著を当時どうして読まなかったのだろうとまず考える。どうやらあのころは本を読む時間がなかったんだと思い当たる。
そして剣豪小説もいろいろ読んだなと感慨にふける。ずっと昔同じ「週刊新潮」で連載された五味康祐『柳生武芸帳』と柴田錬三郎『眠狂四郎無頼控』が剣豪小説と付き合いの始だった。『柳生武芸帳』は筋書きがなにがなんだかわからなかったが、「裏柳生」「柳生武芸帳に記された国家の一大秘事」「後水尾天皇の皇子暗殺」などの素材は『吉原御免状』でも形を変えて上手に料理されている。

柳生烈堂はマンガ『子連れ狼』で充分に慣れ親しんだ。『子連れ狼』の烈堂のほうが凄みはあった。

剣豪小説の見所は「剣技」「剣戟」を描く作者のユニークさの競い合いであり、『吉原御免状』でもこのよさは充分に踏襲されている。

山田風太郎のセクシャル忍法は楽しかった。この作品でも妖術によるセックスシーンはかなり官能的に描かれる。

半村良の『産霊山秘録』『妖星伝』の伝奇時代小説の流れもここにある。本著は剣豪小説というより伝奇小説風の味付けがこってりしている。

この作品後にでた、宮本昌孝『ふたり道三』や荒山徹『十兵衛両断』も同系統の作風だ。

吉原の慣習は松井今朝子の『吉原手引草』『吉原十二月』で私も詳しくなっていたが、先人として隆慶一郎の研究もかなりのものだとわかった。

いずれにせよ、この作品は大衆娯楽小説の多様なエッセンスをてんこ盛りにして、独自の隆慶一郎流を世に問うた傑作である。

「宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方から夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだった。彼等の狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。吉原成立の秘話、徳川家康影武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説」

山窩、傀儡子、巫女、遊女、八百比丘尼、芸能民、道々の者など漂白民という歴史的存在を詳らかに紹介し、その集大成として吉原設立が成立したという発想はまさにユニークであり、影武者徳川家康と同様に驚かされた。

鎌倉時代以降、世俗の権力や権利義務からも絶縁する「無縁」という考えが定着しており、そこに不入の権利が認められ「公界」という地が誕生する。一般的には縁切寺などの無縁所であるが、著者は「後記」でこの外延で堺、桑名などの自由都市も同様の地としているようだ。
そして
「徳川幕府の制度から見れば誠に驚くべきことだが、吉原の内部は完全な自治が認められていた。」
として吉原もまた
「俗世間の階級制度から解放される………『公界』である」
そして公界は苦界に通じるのである。

つまり吉原自由都市説である。

私はこれが一般に通用する考え方か否かなどとつまらぬ詮索はしない。ただ小説家として素晴らしい大胆な発想だと感心する。こういう飛躍があるからこそ、虚実をうまく織り交ぜたこんな面白い物語が作られたのだと思う。日本各地のいろいろな伝承、古い文献の引用が作品の中で語られるが、これらが縦横無尽の物語展開にみごとに調和している。

主人公・松永誠一郎(この命名の平凡なところがかえっていいのだが)の性格の素朴・純情・明朗が魅力的だ。

松永誠一郎も高貴な筋の御落胤なのだが、そういえば川口松太郎が生んだ主人公の美青年剣士・葵新吾は将軍吉宗の隠し子だったなどと思い浮かべて、こういう設定の人物像もこのところ見かけないだけに、この作品が一時代前の作品だ思い起こし、むしろ愛着を感じる。

古さは文体にもあって、著者の感情移入がいたるところに見受けられる文体なのだ。昔はあったが、最近ではあまりはやらないだけに、やはり懐かしい。

年寄りは安心して楽しめるというものだ。

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紙の本

自由の風、自由の歌

2004/05/03 23:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでいてワクワクしてくる時代小説を残してくれた隆慶一郎。『一夢庵風流記』なんか本当に面白くて夢中にさせられたんだけど、隆氏のこのデビュー長編もとても読みごたえがありました。

話は、肥後の山中で宮本武蔵に育てられた松永誠一郎が、江戸は浅草、吉原にやって来たところから始まります。そして、裏柳生との戦い、傀儡子(くぐつ)一族との交流、「神君御免状」にまつわる謎へと、話はひた進んで行きます。

松永誠一郎の清々しくて爽やかなキャラが魅力的。おしゃぶという不思議な能力を持った女の子も印象に残ります。そして、本書を読んで何よりいいな、素敵だなと感じたのは、作品の底に流れている「自由の歌」の精神でした。自由を希求し、自由を守るため、命を賭して戦う道々の輩(ともがら)。中央の権力者として様々な束縛を及ぼしてくる幕府にあえて逆らってでも、己れの内なる声に導かれてたくましく生きていく彼ら、道々の輩たちの姿に胸を揺さぶられました。

本書の中でひとつ、忘れがたい感動を覚えた場面。それは、夜、吉原の街に光があふれ、さんざめく光景を誠一郎が見ているシーン。その時突然、百挺を越えようかという三味線が音曲を奏でるのです。吉原の夜の開幕を告げる「みせすががき」の音楽が波のようにうねり、盛り上がる……。まるで波濤のような三味線の合奏が耳の底に響いてくるようで、じーんとしびれました。

続編の『かくれさと苦界行』もおすすめ。
隆慶一郎の時代小説、大好きです。

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紙の本

和風エンターテイメント!

2001/08/31 19:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:廻船問屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 隆慶一朗の作品を読むと、時代小説の舞台立てが和製ファンタジーやエンターテイメントとして大きなポテンシャルをもっていることがわかる。飛躍した荒唐無稽さが鼻に付く人もいるだろうが、独自の世界観は一読の価値有りと思う。また、吉原の遊廓という舞台が、閉じた別世界としてうまく機能していると思う。

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紙の本

吉原と聞いて鼻の下を伸ばしている場合ではない

2002/02/23 22:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 吉原というだけで、男は鼻の下を伸ばしたりしがちだが、この話はそういう期待には答えてくれない。いや、女遊びの難しさ、深さを学ぶことはできるかもしれない。
 宮本武蔵に育てられた青年、松永誠一郎を主人公に描く本作品は、神君御免状と呼ばれる徳川家康の残した吉原の営業許可証に隠された秘密をめぐっての話である。そこには、自由の民が魅力的に描かれ、男の生きかた、格好よさというものを側面から表現してくれている。設定は複雑で、さまざまな仮定に満ちているが、その話の真偽などどうでもいいのである。
 登場人物が魅力的で、ストーリーが面白い。
 それだけでいいのではないか。

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紙の本

妄想だとか決めつける前に

2002/01/18 00:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すの - この投稿者のレビュー一覧を見る

 好みの分かれる作品だろうと思う。吉原の成り立ちについて、大和朝廷の流れとは相容れなかった民族を上手く取り入れて説明している。傀儡族や山窩などの話は、調べれば調べるほど奥が深く思う。日本のファンタジーと言っても差し支えないだろう。
 この感想欄で「吉原の描写は作者の妄想である」と言い切っている人がいるが、そう言いきる根拠を示して欲しいと思った。もちろん、吉原は政治的に隔離された人を保護するための郭だった、と言うのが100%本当とも言い切れないが、そう言う考えがあっても良いのではないだろうか? 女性が風俗に働くときは、男性によって監視されて無理矢理働かされていないと不自然だ、ありえない、と言うことであろうか? それは偏見を持ち過ぎであろう。
 この作者が描く女性の人物像は変に理想的であったりして、不満ではあるがプライド高き花魁や情にあふれる女などは、女性が社会に進出しようと必死になった後に当たる、今の時代に必要なことも思い出させてくれていると思う。行って金を払えば、初対面だろうとなんだろうと、何をしても許される(と思い込める)お遊びしか出来ない殿方にはわからないであろうか?

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紙の本

江戸時代の吉原風俗

2000/08/21 08:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊藤克 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 [伊賀忍者が、柳生一族から身を守る為に吉原に(ひっそり)こもっている]といった内容である。物語は峰慶一郎の娯楽本らしいテンポで進んでいきなかなかおもしろい。

 この本で注意をひかれるのは、物語よりも、“郭”のしきたり、生活の様子である。今現在では、落語か、“はとバス”の東京の夜コースくらいででしかお目にかかれない“太夫”、“遊女”等の解説が細かくされている。

 江戸時代の風俗をしのびつつ峰慶一郎の剣劇の世界にはまるのも良いと思う。

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紙の本

騙されない程度に

2001/05/06 23:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ごくまれに峰隆一郎と混同されるが全くの別人である。本書は晩成であった著者の処女作だが、吉原や流浪民に対するその独自の視点が受け、高い評価をする人もいる。

 だが、これは著者の妄想である。本書のなかで書かれている吉原風俗なども著者の勝手な解釈で成り立っているものばかりである。それをふまえた上で、チャンバラものとして読めばそこそこは楽しめる。

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紙の本

特に女性は騙されないように

2002/03/22 21:02

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 華やかな売春宿、高級娼婦は、女性にとっても魅力的だろう。騙されてはいけない。吉原の実態がいかに悲惨なものだったかは良識のある人が書いた本を読めば分かる。尤も最近は浅薄な遊郭礼讃本ばかりがもてはやされているようだが。

 吉原が高級社交場だったなど、買春を正当化するための男の言い訳だ。当時の男は借金にしばられた女性を買うことに罪悪感が無かったようだが。強姦を和姦と言うようなもの。華やかさやしきたりは店が客を煽る為。裏側には目をそむけたくなる程悲惨な真実があった。太夫は遊女屋が金儲け目的で作り出したものに過ぎない。芸を持っていようと娼婦である限り、男にすがらねば生きてゆけない。例えが悪いが、釈迦の手元で頑張っている孫悟空と同じである。

 太夫も「簡単にやらせてくれない」ということで人気が無くなり、江戸中期には廃止された。やらせてくれなければ誰も高い金払ってチヤホヤしたりしないよ、ということか。女を買う男の本音などそんなものだろう。遊女は人形のようにしていることを店から要求されていたが、誇り高い遊女の真実とはそんなところにあるのかもしれない。遊女は殆どが農村出身である。

 遊女を差別しない為に吉原を肯定するのは詭弁だ。女を食い物にする男も肯定することになる。遊女たちの実態を知れば嫌でも差別する気など無くなるだろう。

 喜んで売春するような「男に都合の好い」女よりも、男に監視されて仕方なしに売春させられている女性の方が、人間として遥かに魅力的だろう。遊女の実態は後者である。真に誇り高い女性も。「不幸でも前向きに生きるべきだ!」など、他人事だから言えることだ。前向きに生きようとする遊女がいたとしても、喜んで身を売っていたなどとは思わないで欲しい。同じ女性として過去の悲劇から目をそらさず、二度とそんなことが起こらないようにするべきだろう。芸は売っても色は売らない、嫌な相手ならどんなに金を積まれても屈しない、惚れた相手なら金などいらない、という女の方が、これからの理想的な女性ではないか。夢見る少女が憧れるような、現代の「性に積極的で男性と対等な女性」とやらと江戸時代の強制売春の被害者を混同してはいけない。男と同じく女が性にだらしない必然性は無い。

 遊郭礼讃者(騙されてしまった人も含む)は、自分の言動がいかに重大なことか分かっていないのだろう。少し目を転じれば、現代でもなお遊女と同じ悲劇を味わっている少女がいる国があるのだ。尤もそうした少女を買うのは日本人が多いようだが。日本人の恥知らずな無知性は、現代でも脈々と生き続けているのだ。当時の人間と同じレベルではないか。過去の恥部を現代人が反省するどころか肯定してどうする。当時としては普通のことでも、現代では許されないことなら反省するのが当然だ。

 フィクションなら一応は何を書いても自由だが、読者は騙されないだけの知性を持つことが必要である。伝奇小説とは歴史を取り入れながらも独自の解釈で物語を創り出したものであり、吉村昭氏のような史実に忠実な歴史小説とは異なる。織田信長がフランス人だったという主張の本を読んでも、誰も史実だと思いはしないだろう。最近は幻想を史実であるかのように書いたトンデモ本も多いが。

 遊女が羨ましい女性には、10年20年の間監禁され、毎日休み無く不特定多数の好きでもない男と、避妊具もつけずに「遊んでみる」ことをお勧めしたい。装身具は全て借金に加算される。性病にかかって顔が崩れ、布団部屋に押し込められて死ぬまでほったらかしにされたり、妊娠のあげく堕胎させられたり(母体が死ぬこともザラ)、残虐な拷問・折檻のあげく責め殺されたり、年季があけても場末の店に転売されたり……そうすれば、遊女の気持ちが分かるというものだろう。

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2005/06/03 15:27

投稿元:ブクログ

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2006/07/07 20:30

投稿元:ブクログ

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2005/08/23 05:30

投稿元:ブクログ

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