商品説明
収賄容疑で逮捕された同期の刑事・高坂が処分保留のまま釈放された。無実だ、親友の桐谷は確信していた。高坂と私の間には一点の疑念もない。長い時間を共に過ごし、きつい経験も共有してきた。この世が亡びる時が来ても、あいつに対する信頼だけは揺るがない。逮捕時点で解雇が決まってしまっていた親友の名誉を回復すべく、ひとり捜査を開始する桐谷。しかし関係者が殺され、事態は思いもかけない展開を見せる。刑事たちの熱い友情と警察組織の深部にひそむ卑劣な力。そして、男たちの手は……。堂場瞬一が組織の闇を見事に描ききった警察小説の逸品。
目次
- 第一章 処分保留
- 第二章 周辺捜査
- 第三章 単独捜査
- 第四章 正体不明
- 第五章 最終判断
著者紹介
堂場瞬一 (著)
- 略歴
- 1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。「8年」で第13回小説すばる新人賞受賞。ほかの著書に「複合捜査」「夏の雷音」など。
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紙の本
刑事のジレンマ
2016/02/08 02:23
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
同期の刑事が汚職で逮捕される。処分保留で釈放されるものの、親友のために捜査を始める桐谷。上から圧力がかかるのは、警察が役所だから当然だが、ならば、もう少し桐谷のジレンマに絞った人間ドラマにするべきだったのでは。やや消化不良。