- 販売開始日: 2013/04/26
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-314278-5
NOiSE(1)
著者 弐瓶勉(著)
「この世界」は、かくして生まれた――『BLAME!』の世界から遙かに時をさかのぼった時代。まだ確立されたばかりの超巨大ネットワーク世界で、謎の組織「教団」はシステムの僅か...
NOiSE(1)
商品説明
「この世界」は、かくして生まれた――『BLAME!』の世界から遙かに時をさかのぼった時代。まだ確立されたばかりの超巨大ネットワーク世界で、謎の組織「教団」はシステムの僅かな歪みを利用し次々と魔物を生み出していた。不可解な児童連続誘拐事件への「教団」の関与を突きとめた女刑事・裾野結の追跡が今、始まる!!
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システム崩壊前
2001/11/13 02:25
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
『BLAME!』世界の外伝。あるいは前日譚とでもいうべき作品。
霧亥とシボの時代から何千年も前、ネット端末遺伝子のプロジェクトが開始され、セーフガードが活動を開始したまさにその時代の物語。のちに珪素生物を生み出す組織「教団」と、教団による連続児童誘拐事件を追う女刑事、裾野結の抗争を通して、『BLAME!』世界の成り立ちを描く。
とはいえ、この作品においても、『BLAME!』において世界のすべてである、巨大な都市構造物の由来は描かれていない。その成り立ちは、この作品の時代よりも前に遡る。そしてシステムが崩壊する原因となった、「感染」によるネット端末遺伝子の変異も描かれない。これはのちの時代の出来事であるわけだ。
都市システムの崩壊に関しては、なぜそれが起こったのか今だ明らかになっていないこともあり、興味が尽きないものがある。いずれ、そのあたりの空白も埋めてもらいたいものである。
『BLAME!』のファンの人はチェックしておきましょう。