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氷と炎の歌4 乱鴉の饗宴 (下)
著者 ジョージ・R・R・マーティン , 酒井 昭伸
ラニスター家の当主にして〈王の手〉であったタイウィン公亡き後、〈鉄の玉座〉の実権は、公の娘である王母サーセイ太后が握った。だが、王都の小評議会を自らの取り巻きで固めたサー...
氷と炎の歌4 乱鴉の饗宴 (下)
乱鴉の饗宴 下 (ハヤカワ文庫 SF 氷と炎の歌)
商品説明
ラニスター家の当主にして〈王の手〉であったタイウィン公亡き後、〈鉄の玉座〉の実権は、公の娘である王母サーセイ太后が握った。だが、王都の小評議会を自らの取り巻きで固めたサーセイは専横のかぎりをつくし、臣民の信頼を失っていく。そしてサーセイは最愛の弟、〈王の楯〉総帥ジェイミーまでも、その意にそわぬことを理由に王都から戦場へと追いやったのだ……王都で、西の海で、南の砂漠で、新たなる戦嵐が吹き荒れる!
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紙の本
完結するのか?
2017/03/19 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ティリオンやジョンが出ないと思って気にしていたら、一番最後のページで、元々この第4部は5部とセットで書かれ、中途半端で書くよりはまずはある程度、何人かの話を書いてしまって、今回出なかった人たちは、まとめて5部で登場との説明が!しかし、ますますジェイミーが好きになってきました。一方、サーセイの運命は!?ますます目が離せないシリーズです。しかし、著者が死ぬまでに是非完結してほしいシリーズです
紙の本
訳者交代により、内容よりも、用語の変更に翻弄されたかも
2016/06/04 17:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
うわーん、読んじゃったよ! こんなに早く読み終わるつもりはなかったのに!
が、読み始めて早々に違和感。
はっ、訳者が変わってる!
なんでも前任の訳者岡部氏はご高齢のため、このシリーズを訳すのにもう疲れたそうである。 気持ちは、わかる。 読者として読むだけでもぐったりのこのシリーズ、訳すのにはさらに体力・気力が必要だろう。
で、新訳者の酒井氏はどう引き継いだのかと言えば、原著者の意向を優先してオーディオブックの発音を採用したため登場人物の名前が一変し、「これ、誰?」なこと続出。 これまではヨーロッパ全般っぽいネーミングだったのが、いきなり英語チックになった・・・「これ=誰」という対訳一覧がほしい。
いちばん影響が大きいのが、ジェイム・ラニスターがジェイミー・ラニスターになったこと。 なんか子供っぽい? キャラ性格すら変更しかねない名前になったじゃないか(しかもサーセイのほうが妹だと思っていたら、この巻から彼女のほうが姉だと判明)。
更にあたしの応援する女騎士ブリエンヌはブライエニーになっており、ますます誰?
他にも「こんな名前だった?」というのが多々あり、ただでさえ多い登場人物をまた覚えなおしか! そんな名称変更は人名だけではなく土地の名前や役職やらにも広範囲に及ぶのであるが(たとえば夜警団<ナイツウォッチ> → 冥府の守人<ナイツウォッチ>とか)・・・ここまで変えて大丈夫なのか? 熱心なファンから怒られはしなかったのかと心配になる。
そのせいもあるだろうか、それともこの物語の世界観に慣れてしまったのか、もう何が起こっても驚かなくなっている自分がいる・・・結構恐ろしい。
第4部で初めてサーセイ・ラニスターが視点人物になるが、彼女の気持ちがわかっても同情などは生まれないのであった(むしろ視点人物になるということは王や実質トップではないという意味なので、彼女がしがみつく権力の座から引きずり降ろされるのは間もないことだとわかるし)。 というか、さすがジョフリー(ジェフリー)はあんたの息子だったよ、と納得であった。
まぁ彼女も望まぬ結婚を強いられたりラニスターという家に犠牲になった一人ではあるのだが、途中でいくらでも引き返すこともできたのにそうしなかったのだから因果応報という感じである(むしろ愚かで哀れだなぁ、という気持ちが強いですよ。 でも近くにこんな人いたらヤダ)。
おまけに愛してくれてた弟の心を無残にも踏みにじっておきながらまだその愛情を期待し続けるとは・・・ほんとにバカだこの人は。
途中で気付いてよかったね、ジェイム! じゃなかったジェイミー!
しかし、第3部から半分くらい出てこない人がいる・・・著者あとがきにもあったが、この続きは第5部だそうである・・・ドラマ化の影響で構想が拡大し、終わりの気配が見えないらしいのである・・・あぁ、これで私も、このシリーズを待つ人々に加わったわけだ。