様々なものを引きずる女性たち
2011/12/01 20:18
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある事情で退職した元の職場であるス・ルガルデ・グループのアンジェリス迎賓館にウェディングプランナーとして復帰した真宮菫子。かって知ったる昔の職場で、先輩の新庄玲奈や後輩の雛川真由、バンケットスタッフの世津良友明など、気のいい仲間に囲まれた良い職場だ。唯一、少し苦手なのがキャプテンの伊月悠斗。仕事は信頼できるのだが、万事細かく若干煙たい存在だ。
そんな中で復帰初めてのカップルは、新庄玲奈をチェンジした新郎新婦。新郎は披露宴の打ち合わせにも積極的に参加しやりやすいのだが、新婦の様子が少しおかしい。そんな疑問を抱えたまま、結婚式当日を迎えた菫子は、とんでもないハプニングに遭遇してしまう。
サムシング・ニュー、サムシング・オールド、サムシング・ボロウ、サムシング・ブルー。それぞれの章に登場する花嫁は、それぞれの章題に関連した秘密を抱えていて、それを事前に解消できない菫子は、周囲の人間にも迷惑をかけ、しかし最後には解決していく。
そもそもの仕掛けをした人物がチグハグな思いで仕掛けをしたせいなのかもしれないが、キャラクター同士が上手くかみ合わない印象を受けてしまった。特に主人公と他の人間との関係性にそんな印象を受けてしまうので、個人的に何かスッキリしない。
はっきり言って、主人公に変な因縁を持たせず、普通にウェディングプランナーの物語とした方が、ずっと面白いように感じた。
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途中で少し読むの中断したけど読み終えた。
色々なケースの結婚の話し、楽しかった!でも、なんか過去に関係する話しは4つ目の話しではいい感じだったけどほかの3つの話しの中では微妙だった。
女の子の絵本がきちんとついてるのは満足。
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悲しい過去を持つウェディングプランナーという視点が面白く、個人的には2つ目・3つ目のお話と、水色の服の女の子の物語はけっこう楽しめたと思う。
けれども大局的にみると、1つの長編小説としては、「うーん……」といった感じの作品だったようにも感じます。
せっかく優しくて切ないお話なのになんとなくいまいち感動が薄いような気がするなぁと、私は評価します。
その要因はおそらく、終盤まで主人公に関する過去を伏せたまま、それをところどころで思わせぶりな感じであおっていったにもかかわらず、4つ目のお話でこれといったインパクトもなくあれよあれよというまに物語が進んでいき、そしてあっさりとその過去を明かしてしまったからではないだろうか。
とはいえ、それでも読み物としては十分に楽しめる作品でした。
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結婚式は人生の中でも大きな転機。
その舞台である結婚式場ではいつも何か事件が起こる。
花嫁が身につけるといいとされる
「サムシング・フォー」になぞらえて
お話は4つの大きな章に区切られています。
ウエディングプランナーって、
普段はあまり内部を見れない仕事なので、
その視点なのが楽しいですよ。
表紙の上條衿さんのイラストも目を引きますよね!
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結婚式に花嫁が身につけると幸せになるといわれている4つのものに関する、4つのお話です。
ウエディングプランナーが、結婚式と披露宴について、準備段階から当日まで、新郎新婦を含めすべての参加者全員が幸せな気持ちになれるようにどれだけの努力をしているかがよくわかりました。
心に傷を持つ主人公が、傷口に塩を塗るがごとき職場で、悩み苦しみながらも多くのお客様と接する中でそれを克服していきます。それから、仲間同志互いに支え支えられて成長していくことが心地よかったです。そんな職場だったらいいですね。購入本
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本書の題名に使われている「サムシング・フォー」とは、wikipediaによれば欧米の結婚式で花嫁がげん担ぎに身につける4つの物の事。
本書はこの事から想像が付くように結婚に関する小説で、主人公のブライダルプランナーの女性が、自身が携わった結婚式を通して自分の過去とむき合っていくという連作短編集です。
章を進めるにつれ徐々に明らかになっていく主人公の過去とは一体どの様な物なのかと、読者に感じさせながら章を進ませて行く本でした。
題名の一部の「フォー」の通り、全4章からなり、それぞれ
・男性の方が積極的だけど女性があまり乗り気には見えないカップル
・女性が男性に内緒で何度も式場の下見を重ねるカップル
・まるで喪に服しているかのようなカップル
・主人公自身の事
について書かれており、各章のカップルが抱え込んでいる相手には言えない"秘密"を解きほぐし、結婚式を成功へと導こうと奮闘する主人公達の姿が描かれていました。
カップルの"秘密"とは?
主人公の過去とは?
これらを解きほぐしながら進む本書。
心温かになれるお話なので、心に温かさが欲しい時にでも一読されては如何でしょうか?
後、若干ネタバレになるのですが、結婚式での駆け落ちなんて話はありませんのでその点はご安心下さい。
"
#ところでふと思ったのですが、結婚式での駆け落ちってどの位の割合であるのでしょうね?
#私自身はそんな結婚式に出席した事はありませんし、身近で聞いた事もありませんが・・・・"
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ブライダルプランナーの主人公と、花嫁たちにまつわる話。
結婚式やその業界について興味が湧いてくる。
黒い話をよく聞く業界だけど、素敵な仕事だよなぁ……。
主人公の過去については、曖昧なままに終わってしまったので、もうちょっと掘り下げてあったほうがよかった。
最後に女の子の話があったのは感動した。あのラストはよかったなぁ。
というか、迷うことなくあの終わり方が一番いいんじゃないかと思う……けど、そうすると本編のまとめが反故になるから野暮ですね。
本編の終わり方も好き。
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最近ブライダル関係の小説がマイブーム。
お二人のことクライアントと呼ぶのはあんまり好きじゃなかったり
主人公が全然お二人の気持ちわからない人間で無神経なところたくさんあってもやもや。
でも逆にリアルかな。
小説はあまり好みでなかったけど作中の絵本がとても好きです。
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伏線があるにはあるが、そこまで難解なものではなかった。そのため、4つの謎というタイトルは少し誇張表現であると感じた。
物語的にはどこか影を感じさせる主人公の生い立ちが徐々に明かされていきながら花嫁たちの悩みを取り除いていく展開が続いていき、最終的には主人公自身の過去の問題が解決へ向かっていく。
絵本の物語を最後に持ってきたのは良い演出であったと思う。読後感が良かった。
主人公は伊月と幸せになってほしい。
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ウエディングプランナーの菫子が、仕事を通して自分自身を見直していく。
最初からネガティブオーラが彼女を包み込んでます。
物語を通して、実際もこんな修羅場や揉め事が起こるのかしらん?
だからこそ、一緒になる人との絆や度量、性格が浮き彫りになる、というのはすごく納得。
菫子の事情部分が最後にちょろっとで、物足りなさを覚えました。
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時期的なもので、ここ三、四日集中力がなく、休憩して読みました。
副題に、四つの謎とありますが、別に謎というほどではなく、普通の新郎新婦が抱える挙式前の心の闇。という感じでした。
主人公の菫子自身、結婚していたけれど、死別していて、それを乗り切れてないながら、2年のブランクを抱え、仕事に復帰。
そこで出てくる、青いドレスの女の子。
サムシングニューでは、新婦が整形していることを、新郎に伝えてないかつ、新郎からのプロポーズの言葉がなかったために自信が持てずに挙式を辞めるという話
サムシングオールドでは、新婦の親が、小さい頃離婚していて、血の繋がった父親に、花嫁姿をみせたいが…というお話
サムシングボローでは、二組のカップル
一組は、引き出物や、和装するか、誰を招待するか、料金とかで揉め事。でも、それは今まで苦労させてきたから、いい結婚式にしてやりたいという、親の思いが強すぎた衝突。
二組目は、死んだ妹の代わりに挙式を…。ってことだったんだけど、実際は姉が新郎を好きで、自己満足のためにやろうとしたけど、2人とも妹の死を受け入れて、結局挙式は中止。
最後は、ちょっとやんちゃな招待客がいて、仕事に細かい伊月が怪我して、菫子の過去話。
『女の子の青い宝石』は、とても同感しました。
悲しすぎると、悲しみなんていらない。
って思いますが、実際、その悲しみがないほうが、悲しいんですよね。
大切に思うから、嬉しくて、楽しくて、悲しい。
それと同時に、愛とは憎しみです(笑)
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(収録作品)サムシングニュー/サムシングオールド/サムシングボロー/サムシングブルー/女の子の青い宝石
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ブライダルプランナーとして再び就職した主人公。
新しい職場の道順を下見に…と出向いてみたら
閉まっている職場にいた、ドレス姿の女の子。
誰しも幸せいっぱいで来るはず! とはいいませんが
ここまで色々な客はこない…はず。
あり得そうなのは、双方の意見が食い違って、とかでしょうか?
しかし指輪のサイズをひっそりと変えるというのは
簡単にできるものなのでしょうか?
折り返し電話、とかしないんでしょうか??
引き出物を止められた、という話なら聞いた事がありますが
似たようなもの?
傍から見たら大きな独り言、で終わってしまいそうな主人公。
それもこれも…と小出しに出てくる、多分過去の事。
最後には、なるほどと思いました。
これは確かに、先輩の発言の意味が分かります。
最後には絵本(?)付き。
これが一番のハッピーエンド、の話でしょうか?w
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結婚式にまつわる4つの物語。ウェディングプランナーの菫子のストーリーってやつですね。謎ってほどではないけど、最後の童話?がなんかよかったです。
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ブライダルプランナーと花嫁さんたちのお話。
結婚式は思ってたほど簡単じゃないんだなー…と思いました。