- 販売開始日: 2013/08/09
- 出版社: 小学館
- レーベル: IKKI コミックス
- ISBN:978-4-09-188552-4
金魚屋古書店出納帳 下
著者 芳崎 せいむ
知り合いから『タッチ』の単行本25冊をもらった長谷川ひとし。放課後に何気なく読んでいると、片想い相手の芦野が「私にも読ませて」と声をかけてきた。「一度に全部読むのはもった...
金魚屋古書店出納帳 下
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商品説明
知り合いから『タッチ』の単行本25冊をもらった長谷川ひとし。放課後に何気なく読んでいると、片想い相手の芦野が「私にも読ませて」と声をかけてきた。「一度に全部読むのはもったいないから」という理由で一日一冊ずつ貸すことになり、長谷川はこれで彼女と毎日話せると大喜び。やりとりを重ねるうちに親密になっていく2人だが、ある日長谷川が『タッチ』は全26巻であることに気付いて…(第1話)。
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それにしてもこのマンガに関する知識はどこから来ているものなのか
2009/01/04 23:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この『出納帳』と題された上下巻は、かつて少年画報社から出版されていたもので、一応ひとまとまりになっているようだ。4つ話が収められている。
マンガをネタにはしているけれども、第8話「青い空、白いボール」と第9話「おかえりなさい」は、別に出てくるマンガが「タッチ」であろうとなかろうと、「フランス窓便り」であろうとなかろうとたいした違いはないように思う。
第10話「2人の漫画王」、第11話「漫画の神様」は、確かにマンガの蘊蓄を語っているようにみえるが、そこで描かれているのはやはりマンガそのものではなく、それぞれの人間模様であって、きちんとドラマになっている。
そう、この『金魚屋~』は、一見マンガ・マニアを喜ばせるようなネタを随所にちりばめながら、描こうとしているのは普通の人間の喜怒哀楽であり、ドラマであるというわけだ。
でもそうした目で読んでしまうと、実は平凡なマンガに見えてしまう。
ありきたりなドラマと、マニアックなマンガネタとのバランスが微妙に釣り合っているので、ついつい読んでしまうということのようだ。