紙の本
柴崎友香氏の切ない女ごころを描いた感動作です!
2020/05/25 09:57
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、柴崎友香氏の作品です。柴崎氏と言えば、『春の庭』で芥川賞、『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、『その街は今は』で織田作之助賞などを受賞されてきた作家ですが、同書も、なかなか興味深い作品です。内容は、高校の修学旅行の夜、同級生だった鳴海くんとの間に感じた、恋とは違う、何か特別な感情を今でも忘れられない主人公の有麻の心を描いたもので、高校卒業後の7年後に、主人公の有麻が、7年前の自分の心が感じた感情を確かめるべく、東京に行くついでに、彼に会ってみようと思い立ちます。はたして鳴海くんは、同じあの時間、有麻と同じことを感じていたのでしょうか?切ない気持ちを生き生きと描いた感動の一冊です!
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登場人物たちの関係が特殊過ぎ
2020/12/19 23:39
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
よく分かりませんでした。柴崎友香の小説は結構読んでいますし、好きなものもいくつかあるのですが、これはいいと思いませんでした。登場人物たちの関係が特殊過ぎます。こういう特殊な関係は、柴崎作品にはたまに出てきますが、今回は感情移入できませんでした。
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さっぱり分からない
2023/02/04 11:03
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロングセラーらしいけど、何が良いのかさっぱり分からなかった。
大げさに言うと、変な人たちばっかりのような気がした。
合わなかったな。
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合わなそうな気がする。
という何となくの感覚から、倦厭していた作家。
しかし、読んでみたら、意外といけた。
大きな展開はないんだよなーと、最初から思いながら読んだので、ちょっとだらだらしたけど、何もなくても、何となく感じるものがある。
そして、現代人をよく表した小説。
時代がたってから読んで、あーこんな時代あったなーとか思うかも。
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これって恋愛モノなんかなー?青春モノなんかなー?
ちょいと区別が付きにくいかんじ。
大阪で会社員として働く主人公の有麻が休暇を取って
東京へ旅行した一週間を淡々と描く物語。
ひとつ、有麻には目的が。
高校の修学旅行の時に「何か」を感じた相手が
東京にいることを知り、彼に会って、その時に感じた
「何か」が何なのかを確かめようというもの。
うーん、ちょっとわたくしには合わなかったな。
登場人物の誰にも共感できなかったし、
無駄な描写が多すぎる気がしてね。
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青春小説にしようか恋愛小説にしようか正直迷った。
一週間、に魅せられて手に取ってみたけど…
私には合わなかったかな。
凪子もよくわからなくて怖かった。
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「地方に勤めているOLが、高校時代に特別な思いを抱いていた同級生に久しぶりに会うために上京し、様々な人や風景に出会う。」という、ストーリーを簡潔にまとめてしまうと他愛もない話だが、端役も含め、登場人物の一人一人が非常に丁寧に描かれており、好感が持てる佳作。
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「阪急電車」以来、実際の土地めぐりものについ惹かれ・・・
ということで手にとった一冊。
「関西人の目からみた、旅先である東京」という観点に
同調したり、目からウロコしたり。
メイン二人の関係がどうにもなっておらず、しかしどうとでも想像出来る余地もあり、
その絶妙な距離感や雰囲気を包む、全体の暖かで伸びやかな描写が素敵。
身近な物語に思える。
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単行本で読んでたはずなのに、すっかり忘れている部分が多くて、
あれ?こんな話あったっけ、と思いつつ
初めて読むような新鮮さを2度味わえて得した気持ちも。
2回とも東京往復の新幹線で読んでたのもいい偶然。
何々しようとしたけれど結局しなかった…
そうなのかと思っていたら違っていたけれど、
それでもなんの問題もなかった…
みたいな、変化とか結果とかに影響しない、
心の動きだとか、状況の移り変わりみたいなものを、
すごくリアルに、でもそれが必ずしも
自分が感じていることと同じなのかというと
違うけれどっていう、
日常生活を切り取る描写がやっぱりすごい。
佐内正史さんの写真となんだか似ている気がいつもします。
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恋とは違う。
高校の修学旅行の夜、鳴海くんとの間に感じた、不思議な、特別な感情。
7年後、会社から休暇をもらった有麻は、それを確かめるべく、東京に行くついでに彼に会ってみようと思い立つ。
あの日、あの時間。
彼は何を感じていたのだろうか…。
これは、ほんとになんてことない日常を綴った1冊。
あのときの気持ちを確かめる、という目的はあるものの、
鳴海くんは仕事が忙しくてなかなか会えないし、
結局は有麻が東京で過ごした1週間をほのぼのと記していく。
そんななんてことない日常で1冊書けるというのも、凄いと思った。
あ、サザエさんもそんなもんか。
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そんなに特別なことは起こらないけど、とても現実味がある。
1日1日に様々なことを感じて生きる"有麻"。
なんとなくぼーっと生きるのをやめて1日に起きる自分の感情の変化を考えてみようかな、と思った。
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女の子は、「恋」が好きだ。
「それは恋だよ!!」って決めつけるのが好きだ。
でも、そう決めつけてしまえない相手に出会ったとき。
その相手に、自分は何を望んだらいいのだろう?
これは恋じゃないかもしれない。
でも私はこの男性にどうしようもなく惹かれている。
時には持て余しそうになる、そんな不安定な感情を抱えながら、その真相を確かめるべく行動を起こす主人公から、不思議と目を離せない。
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このお話はいちいちジャンル分けしなくていいんだろうなと思いました。
言葉は便利だけど、それだけでは言い表せない感情をそぎ落としてしまう。
すごくおもしろい、という話ではなかったんだけれど、自分のことを考え直すきっかけになりました。
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単行本で読んだけどまた読みたくなって。感覚が一緒ってことだよね。なんか分かり合えてるよねっていう関係。そういう人はいると思う。しょうちゃんの、やってみようとしたことをたまに本当にやってみたときに変われる(要約してます)っていう台詞が好き。
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あまりに普通の日常が書かれてるとおもって、物足りなかった。
良くも悪くもつまんない話だったかな…あう、あわないがあるのかも。