- 販売開始日: 2013/08/23
- 出版社: 小学館
- レーベル: IKKI コミックス
- ISBN:978-4-09-188538-8
よるくも 1
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
この[世界]には、上・中・下、がある。富めるものの住む[街]。貧しいものの住む[畑]。その下に、深く、暗い[森]――。 [畑]でうまい飯を出す高岡飯店。看板娘のキヨコは、母をささえながら店を切り盛りするはたらき者。ある日、店の常連の“裏の仕事の手配師”中田の頼みにより、[森]からやってきたという殺し屋「よるくも」の毎日のメシの面倒をみてやることになった。「よるくも」は[森]に使い捨ての子供として生まれ、感情を持たず、痛覚を持たず、読み書きの知識を持たないままに育ち、中田の指示により殺しの仕事を日々こなす青年。キヨコとよるくもが出会うことにより、[世界]は少しずつ壊れはじめる―― 圧倒的に鋭利な新才能が描く、愛と暴力の悲劇、開幕!!
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書店員レビュー
壊れた社会の枠組み【...
ジュンク堂書店岡山店さん
壊れた社会の枠組み【森】で生きる、よるくもと呼ばれる殺し屋の青年。
殺人兵器として育てられた彼は、人間としての感情や教養がないに等しい。
暴虐や、狂気。度重なる絶望。
目を逸らしたくなるような事象に、心が痛んだり、ざわついたりするのは、正常な精神構造を構築できる環境があってこそだ。その環境を与えられずに育ったよるくもは、純真無垢な残虐さで、人を傷つける。
どこまでも暗く、重い空気の中。少女・キヨコの存在は一縷の光のようだ。彼女のしなやかさ、聡明さは、作中を明るく、和やかにする。と同時に、どこまでもどこまでも深い闇の深淵を浮き彫りにしていく。
太宰治の言葉に『死と隣合せに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。』という言葉がある。
救いようのない混沌とした世界。そこで交わされるなんでもないようなやりとり
が、とても美しくみえるのは、きっと私だけではないだろう。
コミック担当 Y本
「絶望的に無垢」とは...
ジュンク堂書店新潟店さん
「絶望的に無垢」とは帯の煽り文ですが、そのとおり、主人公「よるくも」小辰は教育も受けていない、殺し屋(のようなもの、一巻では正確に描かれていない)です。森、畑、町と三層の階級的区分けをされた世界で、森から畑へやってきた小辰は、学もなければ常識もない。だが、ある少女に出会うことで彼の心に変化が……
という設定が好きな方には大いにお薦めできます。コマ割や会話のテンポが独特(未成熟?)なことに目をつぶれば、個人的に非常に胸に迫る表現力を持った作家さんだと思います。
ただ、ズレた主人公と世話焼き女房のヒロインに萌えるだけの漫画とは違います。一巻ではまだまだ明示されていないことが多く、正確な部分はつかめませんが、主人公たちには多くの悲劇的なことが待っているような雰囲気。どこまで逃げずに、そして人の心を細やかに描くかでこれからの評価も変わってくるでしょう。期待もこめて星四つ
コミック担当 渡辺
ボーイ・ミーツ・ガー...
ジュンク堂書店千日前店さん
ボーイ・ミーツ・ガール/ガール・ミーツ・ボーイって、「それぞれの属する世界」の出会いでもある……。
……と、そうは思いませんか?
富裕層の「街」。
貧困層の「林」。
そして、さらに下層にある「森」。
「林」にある大衆食堂の天真爛漫な看板娘。
「森」から来た絶望的に無垢な殺し屋。
普通なら出会うことの無い2人が出会ってしまうこの作品。
彼女の世界へ彼が入り込んできた形となるこの第1集では、彼女の世界の持つ賑やかさと、彼女と彼との微笑ましいやりとりが描かれます。
……が。
そんな彼の背後から少しずつ、じわりじわりと浸食し始める彼の世界。
それが望むと望まぬとに関わらず。
2人のやりとりが微笑ましければ微笑ましいほど、その落差は……。
「悲劇へまっしぐら」という謳い文句が躍る巻末の次巻予告。
そこにある、哀しくもありやさしくもある一枚のイラスト。
起こるだろう悲劇の中で、一体2人はどうなってゆくのか。
注目の作品ではないでしょうか。
(卯)
おもしろい
2019/04/08 22:27
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投稿者:034 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上、中、下に分けられた世界のストーリーです!今までにない独特のストーリーがおもしろいです!続きが気になります!
電子でも購入
2020/03/23 12:19
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前紙媒体で購入したことがあるのですが、電子の方が読みやすいため電子でも購入。
独特な世界観のお話です。
結構えぐい表現などもあるので、好みは分かれるかもです。
ダークSF
2017/02/11 13:27
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗いテーマではあるのですが、こういう設定・世界観はシラけてしまう場合が多いのに対して、
キャラの動かし方が上手いので、登場人物が多いのにストレスなく読み進められます。
残酷な描写がある、という以外は特に怖いと感じるところはなかったです。
ホラーが読みたい人にはアテが外れてしまうと思いますが、
話がちゃんとあるものが読みたいのであれば、読みごたえがあると思いました。
スラム
2022/02/14 12:21
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投稿者:かなやふー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか、スラム中のスラムって感じの街のお話ですね。非業公的な商売が横行してるところ。クラーい感じなんですけど、よるくもさんのこれからが気になる。
3つの世界
2021/07/11 12:10
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
純粋に生きる女の子の話かと思っていたら、怖ろしい裏の世界が描かれていてドキドキした。
キヨコが巻き込まれていきそうで怖い…
階層
2020/06/28 10:15
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒエラルキーマンガ?
おもしろいけど結局のところストーリーの方向性っていうか、目的が今一つつかめないと、言うか...続きで分かるかな?
全体的に暗い
2017/10/19 15:31
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
住む地区が分かれてる世界。よるくもが読み書きを覚え、人間らしくなっていくのかな。グロシーンあり。1巻では面白さはまだ分からなかった。
よるくも
2016/07/12 15:05
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半ストーリーに引かれるところがあり、グイグイでしたが、比喩的表現とキャラとストーリーの設定がだんだん分からなくなってきました。
2度読みすれば分かるのかなぁ!?