紙の本
所作を重ねることで「智慧」を身につける
2013/10/04 09:41
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
僧侶であり、庭園デザイナーであり、大学教授でもある枡野俊明さん。
禅をすることで、導かれる美しい時間について、とても分かりやすくまとめられた一冊。
「私たちは時間に支配されています。
しかし、その時間を美しくするかどうかは、あなた次第」
冒頭に書かれた言葉が、立ち止ります。
「美しい所作は、あなたの智慧となります。」
「正しい所作は、人生の真理を知るための小さな一歩」
枡野さんは続けてこう言います。
所作を重ねることでしか「智慧」は身につかないと。
具体的には挨拶の言葉や
食事の所作、掃除の所作…。
読んだだけでも、気持ちが洗われるようです。
あとは実行、のみですね。(●^o^●)(●^o^●)
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余裕をもって。 何事にも感謝をしながらの所作なら、美しく見える! 食事だってひとつひとつ感謝しながらならきれいに出来る! 毎食思い出す!
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前作に続き、子どもの頃の一度は教えられた当たり前の教えに溢れています。
当たり前のことを為すことがいかに難しいかを改めて痛感すると同時に、ボロボロの自分の所作を少しでも整えたいと切に思います。
本書のテーマである「智慧」。
「真理を明らかにして悟りを開く働き」のこと。
そして、所作を重ねることでしか「智慧」は身につかない、と教えてくれます。
前作を通して、一貫した教え。
それは、前作で記された以下の言葉に尽きると思います。
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「これって美しい?」と自問してみる。
理屈なんかいりません。
問いかけの返答に「No」が出たら、「しない」と決めたらいいのです。
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美しき生きたい。
そのために、自らをチェックするツールとして活用させて頂き、なんとか人として美しくなれるよう精進させて頂きます。
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所作はその人のすべてを物語ると言うくらいに、思いや精神状態や、感情、日々の生活ぶり、これまでの生きざますべてが反映されているといってもおかしくないものである。
だからこそ、正しく美しい所作を知ることで、毎日を大切に生きて、その時その時を輝かせる力を身につけることができるかもしれない。
生活が便利になり、豊かになる一方で、自らが動いて感謝する気持ちを忘れてしまったり、当たり前と思うような、心がメタボな状態から抜け出して
四季の変化や、気候の変化、人の繊細な気持ちに敏感になり、感謝する心を取り戻したいと思いました。
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知り合いにオススメされて一気読みしてしまった一冊。
禅の精神とか、日本ならではの所作とかに興味が出てきてるタイミングというのを差し引いても、
面白い!
禅の言葉と、そこからの教えや具体的な所作をわかりやすくつづっている。
一項目ずつが細かく分かれているのも、読みやすい。
う~ん、効率効率と生きてきて、何かぽっかり空いていた胸の穴を埋める、
そんないくつかのピースに出逢えた気分。
読みやすかったので、個人的には、
もう少しページ数があっても良かったな。
最近ちょいと心の余裕が無いんじゃないかな?って感じる方にお勧めの一冊。
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20130726
料理を作っても嫌々してる日が多かったな。
手も合わせず無言で食べてたな。
終わったらぼーっとして。
これでは、子供達もいただきますを言わないな。
等、反省点がいくつも見えてきた。
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”余ること無く、欠くること無し”が本書には収められている。読みやすいが、
心が軽くなる、大切な内容がちりばめられている。時々読み返すことで、読み終わった後の、清々しさを取り戻せるのではないか。
以下、気に入ったフレーズを留めておく
鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか、鐘と撞木の相が鳴る
さらにいずれの時をか待たん
阿字の子が、阿字のふるさと立ち居出て、また立ち返る阿字のふるさと
合掌は故人の心と、自分の心を合わせる
実を美しくするのが躾
成道の為の故に、今この食を受く
知足
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「所作」が美しくないと感じる瞬間は、確かに自分の周りでも時折目にするが、いよいよ2巻目になり読み進めていくと、「所作」を美しくできない人にもそれなりの事情があるのではないかというところに思いが至る。そして、私たちはそういった人にどこまで自分のその意見を伝えることができるのだろうか。
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昨年度2回読んだ「所作の基本」の続編。この本に書いてあるようなことは自分の生活ではできないことは前作で証明済みなのに、また懲りもせずに購入してしまった。読むことで自分の人生が変わることを期待しているのかもしれないが、毎日仕事や家庭に追われてる中では、「姿勢を正す」という基本さえできない。
しかし、このように美しく、緩やかな時が流れるかのような気持ちを持ちたいと願い、頭の片隅にでも置いておくことで、ほんの少しは心に余裕ができてくるのかもしれない。
今は、読了後、全くできていない自分に日々ストレスを感じている。
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禅語や逸話を織り混ぜながらの内容は読んで勉強になるものの、一つひとつは難しくなさそうだが、継続的に実践するのは簡単ではなさそう。
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因縁の意味
美しい言葉
もてなし
一口ごとにお箸をおく
3本指を支えると見た目もうt駆使医
一日の区切りをつける
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私が子供の頃、家にきていただいていた若いお坊さんが、永平寺での修行を終えて帰ってこられた時に、身体の動きがとても美しくなられたなと思ったことを覚えています。
「当たり前のことを、当たり前に、心をこめて丁寧におこなう。それが悟るということであり、整った所作、正しい所作でもあるのです。」「一息に生きる」ひと呼吸するその一瞬をおろそかにしない。すぐに動いて「ひとつ」きちんとしてみる。
所作を整えることにより、智慧を身につける。そんな清々しいことを、美しく平易に説いてくれる良い本だと思いました。
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前作の『禅が教えてくれる美しい人をつくる所作の基本』を読んでからの枡野さんの2冊目の本。
所作の基本と同じ内容もあったが、さらに詳しく細かに書かれていることもあり、前作には書かれていなかったこともあった。
同じく心に響いた素晴らしい作品だと思う。
同じ内容も含まれているので、この本は購入しようか迷っている。
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・あらゆる所作に心理が表れる
・当たり前のことを当たり前に丁寧に行う
・すぐに動いてひとつきちんとやってみる
・全ての物事には原因があって、縁が訪れて因縁が結ばれ物事が生じる
・運やツキではなく、準備をしているか。
よい行いを積み重ね、所作を整えているか。
・自因自果、今ある結果は全て自分が作りだしたもの
・縁はいつくるかわからない。だから常に正しい所作で良い縁を迎える準備
・おじぎ、あいさつ、ことば、あいづち、もてなしの心、笑顔
・なんでも両手を使って行う
・食事を丁寧に丹念に
・輝ける場所はどこなにあるのではなく、自分が輝く
・利他、他人のために何かをすること
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内容が「心配事の9割は起こらない」と一部かぶっていた。
要するに美しい所作やことば遣いをして、一日を大事に生きようという法話めいたメッセージ。
たまに人生を振り返る時に読めばよし。